杉玉クラブ むろぞの

事務局 むろぞの酒店(室園康之)

杉玉(酒林)の作り方

杉玉(酒林)の作り方は、いろいろあります。
一番簡単?できれいな杉玉の作り方です。

はじめに杉玉の芯をつくります

芯の材料を用意します。
針金は杉玉の大きさにより8番線10番線
いいとおもいます。
細い針金は扱いやすいものをつかいます。

まず、基本になる輪をつくります。
この輪の直径の3~4倍が杉玉の大きさ(直径)にするのが最適です。
大きさは最後に剪定で決まります。

杉玉は吊り下げるため、上になるところに
針金の重なりを作る。
下になる所は、杉が挿しやすいように
スッキリさせておく。

芯はでりるだけ丸くしておくと、
杉を挿す時挿しやすい。

 

杉を挿してしまうと、かなり重たくなるので、
しっかりと結びつけておく
また、枝を挿す時に、針金が抜けやすいので
これも、しっかりしておく。

細い針金は、杉が抜けにくいように、太い針金
で、できたスペースを狭くするように張ります。
ただし、指がはいるようにしておくこと。

 

杉玉を鎖(ひも、針金、縄など自由)で吊るため
適当な所に鎖をつけます。

杉玉を作る時に、杉は必ず下になる方より
挿していく
ため、上方、下方は目印を付け
最後までわかるようにしておく。
針金でけがをしないよう、十分注意して下さい。

杉の挿し方です

皮の手袋と杉の葉を用意します。若杉の厚みのあるものが最適です。新鮮な葉のみを使用します。古い葉は、やめておきましょう。

作りたい杉玉にあわせて、杉を揃えます。切り口は必ず尖がった状態にしておきます。ある程度、多めに揃えて、用意しておきます。

芯の中心にあわせて下になる方から挿しはじめます。最下部は、隙間ができないように、1本、1本しっかり挿し込みます。

最下部の円の4分の1をひとつ、ひとつ、しっかりと挿していきます。先端は中心まで挿しておきます。

最下部の円を半分挿したら最先端部をそろえておきます。下にさげているくさりも中心にそろえておきます。

最下部の円を挿し終わったら、先端を丸みをつけてそろえておきます。また、しっかり挿しているか確認しゆるかったら挿したしておく。

二段目をまた、4分の1ずつ挿していきます。この部分もしっかり挿しておきます。先端は中心まで。

先端は4分の1挿すごとにそろえておきます。中心よりちょっと短めにしておきます。

半分挿し終わったら、芯の中で、もりあがった状態になるので、芯の中も半分になるように、そろえておく。また、真中に空間を作っておく。

半分挿して、横から見ると杉の葉がかなりもりあがった状態になります。

三段目を挿す時は、少し緩めに挿しておきます。ただし、杉がぬけない程度です。真中に小さい空間を作っておきます。当然、4分の1ずつ挿します。

てっぺんを挿す時は、しっかりした枝の杉の葉を使い、挿していきます。最後に、真中の空間に垂直に挿すとうまくいきます。抜けないように注意する。

杉玉(酒林)のカットと仕上げ

使用する道具は、よく切れるものを使います。刃先が長いものほど、つかいやすい。杉のヤニが付くと切れにくいため、潤滑スプレーも用意しておきます。

カットする時は、下から杉玉があまり動かないように、ひっぱっておくと、切りやすく、中心がずれにくくなります。

最初に、おおまかに丸くカットします。大きめのはさみを使用すると楽にできます。

きれいな丸になるようにカットします。杉の葉先が、まっすぐになるように、思い切ってカットします。すこしなら横広くなっても結構です。縦長にならないように注意してください。

すきまがあき過ぎている所は、杉を挿したして、目詰をしておきます。この時も抜けないように、しっかり挿します。ただし、反対側の杉が抜けない程度です。

上と下の鎖を中心にそろえて完成です。上と下をまちがえないようにしてください。あとは、屋根を作ってみてください。

日本一の巨大杉玉をつくりました。

喜多屋のホームページでご覧下さい。

http://www.kitaya.co.jp/

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