★ 会社員時代の作品集 ★

・超妖しげなストーリー、送られてきたメールに継ぎ足して 
 書いていくという手法で作成された 変態ストーリー(笑)









コギャルな暮らし




筆者   : 謎の男3人
車軸   : CANTA
挿絵   : Michiteru
音楽   : Yoshitsuna

登場人物 :
草山貴子  (女子高生)
良子    (女子高生)
二郎    (貴子のカレシ)
濱本    (体育教師)
山場    (数学教師)
なな    (女子高生)
金大寺正親 (国語教師)
金玉嵐   (中国語教師)


私の名前は草山貴子、17歳、某県立女子高の
ガッツ石松が大好きで、渥美清に似ている
普通の女子校生でーす。
今日の気分はちょーウルトラバッド、朝から
電車の中でうんこ踏んじゃって、おまけに階段で転んで
前歯2本折っちゃった。でもでもでもっ、私の彼氏、
そんな私がかわいいっていってくれたの!
私の彼氏は、う〜ん、芸能人で言えばぁ…木村太郎って感じかな。
あっ、木村太郎は芸能人じゃないか。でもかっこいいからオッケーって感じ!
今朝も私を笑わかせてくれたの、
「うんこ踏んだだけに運がついてる」って言ったの!
もうセンス抜群って感じ!
でも朝から調子悪いって言ってたわね、彼氏。
朝からもつ鍋だったらしくって、下痢しちゃったみたい。
しんぱーい。

おっはよ〜
あっ! あれは親友の良子だわ
「おっはよ〜 良子」
良子は芸能人でいえば蛾次郎と林家ぺーをたして2で割ったような顔ね
なかなかチャーミングな女の子よ
「何ぶつぶつ言ってるのよ.....あっれ〜 貴子どうしたの?前ばぁ〜」
ちょっと目を伏せて
「え〜 朝から〜? 電車の中でぇ〜? うんこ踏んじゃってぇ〜?
あのあとぉ〜? 階段でぇ〜? 転んじゃった〜ってワケぇ」(すべて疑問文で話す)
ジロジロと顔をながめて
「ふ〜ん なかなかいいジャン、超おっしゃれーって感じぃ〜」
「でっしょ〜 カレシ(発音に注意)にも かわいいって言われちゃったぁ」
ってな感じの会話を くっちゃべってるうちに 二人は学校へ着く

「ねぇ〜あれってあなたのカレシじゃな〜い」
「えっ、どこどこどこ〜、ねえったら貴子っ」
「あそこよ、あの杉の木の上よ」
「あっ、二郎〜!!」
良子ったら、もう、はしゃいじゃって。でもかっこい〜い、良子のカレシ。
なんとなく宮沢元首相に似てるのよね〜。でも良子のカレシ、男三人兄弟の
末っ子でしょ〜、なんで三郎じゃなく二郎なの〜。わっかんな〜い。
「はぁはぁはぁ、よう良子、おはよう」
「なんで息切らしちゃってるわけ〜?」
「いや〜、犬に追いかけられちゃって、危うく首根っこにガブリさっ!」
「え〜信じらんな〜い〜それってちょ〜危ないってかんじ〜」
「でも、このアディオスのジャージ着てたから逃げられたのさ」
「ねえねえそれよりさ〜昨日trf見た〜?、もう超シブ」
「え〜っ見てな〜い、ビデオ撮ってない?」
「撮ったけど〜、古畑頭にはいってるよ〜、それでオッケー?」
「超オッケーって感じ〜ういぃぃぃぃィ」

「おい。おまえら!もうとっくに授業が始まってるんだぞ。
何やってんだ、こんなところで。」
「げろげろ。」
「体育教師の濱本じゃん。」
「朝っぱらから、不細工な顔さらさないでよね〜。ちょーむかつく」
「さしずめ、ガッツ石松を中華なべで強火でいためて、味付けに木村太郎
を叩いて粉にしてパラパラってふりかけた感じぃうぃ?」
良子ったら、言ってくれるわね〜!そんなに糞味噌いわないでよねー。
えっ?どうして濱本をかばうのかって?
えー?ゆわなきゃいけないわけ〜?じゃああーあなたにだけー。おしえたげるぅ。
えっとー。実はー、あたしー、濱本とも付き合っちゃてるのー。きゃー。

「うえ〜ッ!!! あんた濱本とつきあってるの〜、さいて〜」
「え〜っ、でもー、数学の山場よりましでしょーっ!」
確かに山場はさいてー。だってあいつの顔って足の裏だもん。
足の裏が足に靴はいて歩いてるんだからもうチョベバって感じうぃ。
でも山場にもいいとこあるの〜。あのくるぶし!!!
さいこーってかんずうぃ!!。あのふくれあがりぐあいがたまんなーい!。
なぜ山場のくるぶしをしってるかって?それはー
放課後呼びだされてー見せられちゃったのー。
「僕のくるぶしを見てくれ」って。かっわいいー。
ああっ、そんなこと考えている暇なーい。もーじゅぎょー始まってるぅ
って感じうぃぃぃぃぃぃぃぃっ。
1時間目は国語か、もうさいてー、チョベバ、しんじらんなーいっ!

短いスカートをピラピラさせながら もうダッシュもかます二人。
濱本が短い竹刀を振り回しながら
「はやくいけ!、もたもたすんな!!」顔は怒ってるが 声は怒ってない
「はぁ〜い」超ブリブリ態度で返事をして 走り出す二人
二郎は無言。
少し走り出した所で振り向き濱本にニッコリと笑いかける貴子
ガッツ石松風の岩石みたいな顔の濱本が ニタリと笑いを返す。
それを横目で見ていた良子が「まったく濱本のどこがいいのよ」とつぶやく。
貴子には聞こえてない。

ドタドタガララララッ!ドカン!! ドッシーン!!!
「ふ〜う どうやら 間に合ったらしいわね 貴子」
「はぁ はぁ... そのようね 良子」
息を切らせながら ドカッと自分席に着く二人。
胸元のボタンをはずして 下敷きでパタパタとやりながら
「しっかし あっちーわねぇ〜 学校にもエアコン
付けてくれってカンジよねぇ〜」
「そうそう! 今時エアコン付いてない学校は うちくらいのもんよ
しんじらんなぁ〜ぃ」
「所で 1時間目は国語でしょ?、金ちゃんはまだ来てないの?」
「そうね まだみたいね」
「ちょっ ちょっとぉ〜 お二人さぁ〜ん」
「?」振り向く二人
振り向いたその目の前には 身長180cmはゆうに越えている
超デカ女が立っていた
「金ちゃんならぁ〜 あそこにぃ〜 倒れてわぁよぉ〜」
身体に似合わず ブリブリ系の身振りで指さす
「おおぅ〜 金ちゃんがなんで あんな所で寝てるの?
ねぇ ななちゃん しってるぅ〜?」
ななちゃん なる デカ女が またまた ブリブリしぐさで
「えっとぉ〜 金ちゃんはぁ〜 授業してたんだけど
あなた達が 勢いよく 教室に入ってきて ぶっ飛ばしたのよぉ〜」
「そうだっけ? ぜぇ〜んぜん 気づかなかったぁ〜 ねぇ〜貴子ぉ〜」
頭をぽりぽり良子。
「うん ぜぇ〜んぜん 気づかなかったわぁ〜」
教室の隅で ぶっ倒れていた 国語教師の金ちゃんこと
金大寺正親(きんだいじ まさちか)が 意識を取り戻し始めた
この金大寺 スッげー名前の割にはたいした男でなく
身長150センチあるか無いかの小男で、いつもおどおどしている。
「う〜ん」
「あっ 気が付いたみたい」
「金ちゃん だいじょうぶぅ〜?」

「だ、だ、だ、誰だあ〜。ぼ、ぼ、ぼくを突き飛ばしていったのは!
ぼ、ぼ、僕がちっちゃいから、全然見えなかったってゆーつもりじゃ
ないだろーなあっ」
「金ちゃん。自分で言ってどーすんのよぅ。」
「だ、だいじょぶ、ですか?金大寺しぇんしぇい?」
隣のクラスで中国語を教えていた金玉嵐先生が駆けつけた。
この先生、中国でアイドルをしてて容姿はなかなかである。
結構売れてたらしく、調子に乗って日本でもデビューを試みたが、
ここではやはり売れなかった。
そのまま日本に残って、今はこの学校の中国語の教師である。
どうも、金大寺先生にホの字のようだ。

「金大寺せんせい。 おはようございます。
 おげんきですか? たわしはげんきです。
 今度一緒にやむちゃしませんか?
 それと・・・ よかったら・・・
 てめぇの電話番号を教えてください」
 金玉嵐は金大寺を誘惑してるが、日本語が少し変だ。
「いいですよ、金玉嵐先生!
 今度一緒に行きましょう!」
金大寺ったら、もう、にやにやしちゃって、超気持ちわる〜い
って感じ!。
でも金玉嵐って奇麗なの。さっすが元アイドルって感じぅぃーーっ!
「金大寺先生、たわしがこさえた弁当を喰ってくださらないか。
 めたま焼きもあるし、おいしいぎょうざもありません。
 たわし、今日の朝、早起きして、昨日作ったあるね。」
やっぱり変! この金玉嵐!
もうちょっとー、ちゃんとしたー、にほんごをー、べんきょーして、
ほしいってかんじぅぃぃぃ。
金玉嵐ったら、通勤は自転車なの。さすが中国人ってかんじ。
それも、あの自転車、だっさーい!!。 ブレーキが変だもん。
私の自転車は超かっこいいの。16段変速だしー。
でも、あの自転車、かなり危険な奴なの。
この前カレシが乗ってたら、急に鍵が掛かって、カレシったら
コカンを変速レバーで強打!。もう、のたうちまわってた。
でっもー、私にはー、その痛さがー、わかんないってかんじー。
そうそう、それでギアが1から14段まで入らなくなったの。
超さいてーってかんじー。でもこんどカレシに新しいの買ってもら
うからおっけーってかんじー。シャネルの自転車がほしいって
カンジウゥィィィ!。

 〜続く〜









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