ライブ配信に必要な機材と市場価格例
PCからの信号を携帯電話回線経由でYouTubeに送る場合、伝送方法には複数の選択肢が有ります。
あくまでも一般的な機器仕様の場合です、稀に特殊な接続を許容する機器もあります。
また、遮蔽物の多いホールでは、WiFi接続は電波の伝搬状況によって不安定要素が多いので、ここでは
対象外としています。
■スマホかモバイルルーターか?
モバイルルーターはクレードルと組み合わせることにより、有線LANケーブル一本での接続ができます。
クレードルを使用せずモバイルルーターだけの場合は、有線LANからUSB-Cに変換するケーブルを用います。
スマホは本体のUSB端子を用いた接続を行います。
■接続はUSBか有線LANか
USBは長距離伝送が苦手で、5m以上はリピーター付きのケーブルが必要となり、少々割高です。
USBリピータ(USB延長ケーブル) 30m 2500円
このケーブルを直接スマホやモバイルルーターに接続する場合は問題ありませんが、先端にWiFiアダプターを
接続して、敷設し辛い箇所のみWiFiを経由する場合に問題が生じます。
30mなどの長いケーブルによって電圧降下が生じ、動作が不安定になる恐れがあります。
ケーブルの先端部分(WiFiアダプタ近く)に外部電源を供給するなどの手当てが必要となります。
LANケーブル 30M CAT7(丸形) 2500円i
踏まれても比較的丈夫だと思いますが、ホールによってはドア下部の隙間を通せないかも知れません。
LANケーブル CAT7 30M フラット白 2280円
平たいので、ホールからロビーに出るドア下部の隙間でも通過させることができます。
但し、ねじれた状態で床に敷設すると、踏まれた際にダメージを受ける恐れがあります。
ねじれが無いように注意しながら敷設する必要があります。
■カメラとPCの接続に必要なアダプター
HDMI-USB変換 1240円
同じと思われる製品が多数で回っていますが、ケーブル付き/無し・海外発送・アマゾン発送など価格は様々です。
単にHDMIからUSBに変換するだけの製品から、エンコーダや録画機能を持ったものまで各種ありますが、
配信ソフト「OBS」を使う場合、エンコードも録画もPCで行う事が出来ますので、単機能かつ安価な製品でも
構いません。HDMI-USB変換は無圧縮のため肉眼で違いが判るような画質の違いは有りません。
(画質はカメラ性能とアップロード時のビットレートによる違いが大きいと思われます)
特に、カメラ台数が多い場合、この変換部品はカメラ台数分必要のため安価な製品を選んで下さい。
この種の製品は海外製が殆どなので、信頼性については不確定要素が多いと思います。
そのため、事前に長時間の動作テストを行う事で、ある程度信頼性が確保できます。
QRコード作成
イベントを告知する際、配布する案内書に配信URLをQRコードで載せることで、スマホでのアクセスが容易になります。
PCでQRコード読み取り
作成したQRコードが正しいかをPCで確認することができます。
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