キン肉マンの謎

• ジャイアントスイングの謎
  プロレスのビジュアル系大技の代表格と言えばジャイアントスイング。当然、キン肉マンでもジャイアントスイングをかける場面が幾つか出て来る。しかし、そのときの効果音は何故か「ミスミスミスミス…」なのだ。いくら漫画とは言っても流石に「ミスミスミスミス…」は出ないと思う。皆の意見は如何に…
  
  
• 飛べなくなった超人たち
  キン肉マンの連載当初、超人たちは自由に空を飛んでいた。その最たるものは、キン肉マンが初参加した超人オリンピックの第三次予選の月からウサギを連れて戻って来るというものだ。しかし、プロレスに専念していくうちに飛び方を忘れてしまったのだろうか…ロビンマスクとの２度目の戦いの時も飛行能力を使えば全く恐くはなかったろうに…　この辺の謎は、超人協会が試合中の飛行能力使用禁止というルールを設けていたと考えれば解決するのだが、それではホークマンは…？
  
  
• 変形！ロビンスペシャル
  ロビンマスクがキン肉マンとの戦いに負けてまで温存したロビンスペシャル。それがいつの間にか形が変わっていたことに気づいただろうか？　最初に公開した時に武道に対して放ったものは、ツームストンドライバーのようにしてマットに串刺しにした技なのだ。しかし、その後にネプチューンマンがロビンマスクに対して放ったロビンスペシャルは、逆立ちして足四の字をかけるような技になっている。そして、それ以降にロビンが見せるロビンスペシャルは全て後者の形になっている。ロビンよ…　ネプチューンマンにかけられたものがそんなに効いてたのか…？　英国人の誇りはどこに行った…
  
  
• ロビンとテリーの日本縦断紀行
  キン肉マンの危機を救うため、熊本城に駆けつけるロビンとテリー。マリポーサチームとの戦いの最中、自国にいたはずの彼等が何故間に合ったのかはこの際置いておく…として、問題はそのルートである。まず、交通手段として普通は飛行機を使うだろう。しかも、熊本城ならば当然福岡空港に降りたってから現地に向かうはずだが、彼等は何故か会津若松城を通っている。福岡空港が便の都合上ダメだったとしても成田がある。そこから熊本に向かったとしてもやはり、会津若松城を通るはずはない。考えられることは一つ、彼等が極度の方向オンチだということだ。そもそも、考えてみても走りで行くこと自体が相当なムダであることに彼等が気づいてないことが大問題だ。
  
  
• 新・落体の法則
  シリアゴ・ヒゲ・ダサいマスクとあらゆる意味でパーフェクトなネプチューンマン。彼は物理学の分野でも新法則を発見している。宇宙超人タッグトーナメントでロビンマスクのロビンスペシャルを破る際に、その法則は証明された。ロビンスペシャルをかける時の条件として、ネプチューンマンは、相手より早く落下することを指摘し、ロビンマスクの鎧をひっぺがしたのだ。これにより、ネプチューンマンはロビンより重くなり、早く落下することができたのだ。重い物程早く落ちる…　今度の試験に出るかもしれない…
  
  
• 数十億円！？　ロビンの鎧
  ロビンの鎧は常に材質が変わっている。ジャンクマンと戦っていた時のロビンの鎧は可塑性から、金属の類を使っていることが分かるが、それからしばらく経っていないキン肉マンＶＳ悪魔将軍戦では、硬度９のサファイア製になっている。そんなモノで鎧を作ったら一体いくらするのだろうか？　その後、宇宙超人タッグトーナメントで２０００万パワーズを救出する時にキン肉マンはロビンから鎧を付けさせられるが、その時には鋼鉄製に戻っている…
  
  
• 杜撰なイベント管理−宇宙超人タッグトーナメント
  宇宙超人タッグトーナメントはイベント的に随分といい加減だ。他は許せるとしても、当日になっても参加チームが決まらないことは致命的欠陥だ。この際ハッキリ言おう。こんな調子で仕事やってたら、トーナメントのイベントスタッフはハラボテ以下全員クビです。別にいいじゃないか。スカルボーズ＆デビルマジシャン組でも、スカイマン＆カレクック組でも…
  
  
• 何故バレない！？　テリーマンの変装
  ニュー・マシンガンズを救出して命を落としたプリンス・カメハメ。テリーマンはカメハメの後を継いでグレートに扮することになるのだが、直後にキン肉マンがカメハメの様子を見に部屋に入った時（丸太でドアをブチ破った時ね）には思いっきり白い肌のグレートがいたはずだ。普通はここでグレートの正体に気付くものだが、キン肉マンは戦いの中でやっと初めてその正体に疑問を抱くようになる。キンちゃん、ニブイっすよ。
  
  
• 卑劣！　キン肉マンチーム
  ゼブラチームと戦った時のキン肉マンチームは卑怯以外の何者でもない。まずは、その流れを振り返ってみよう。
  
  
  1. ミート　ＶＳ　ザ・マンリキ…途中でウォーズマンと交代。
  2. ウォーズマン　ＶＳ　ザ・マンリキ…ウォーズマン勝利するが、戦闘不能に。
  3. テリーマン　ＶＳ　モーターマン…途中でラーメンマンと交代。
  4. ラーメンマン　ＶＳ　モーターマン…テリーが全く歯が立たなかったモーターマンを秒殺！
  5. ラーメンマン　ＶＳ　バイクマン…ラーメンマン、苦戦の末に勝利。
  6. ラーメンマン　ＶＳ　パルテノン…キン肉マンのカットでラーメンマンの負け扱い。
  7. キン肉マン＆ロビンマスク　ＶＳ　キン肉マンゼブラ＆パルテノン…キン肉マン組の勝利。
  
  さて、これを見てみるとどうしてもおかしい点がある。そう、キン肉マンチームはメンバー交代にかこつけて、６人で戦っていたのだ。しかし、実際に戦力になっていたのはウォーズマン、ラーメンマン、ロビンマスク、そしてキン肉マンである。ハッキリ言ってミートとテリーマンはいらない。ケガ人のフリをしていたキン肉マンとロビンが最初から出ていればこうしたツッコミは受けなかったものを…
  
  
• 謎を呼ぶキン肉マンマスク
  キン肉マンのマスクについても捜査のメスが入る時が来た。最初、キン肉マンが覆面超人だと分かったのは確か、超人オリンピック・ザ・ビッグファイトの決勝の前の調印式だ。その時、ウォーズマンからパロ・スペシャルにかけられたキン肉マンをテリーマンが救出する。キン肉マンはプールに落ちるわけだが、その時にマスクが水面に浮いているのだ。その時のマスクは丁度お面タイプのもので、それ以降は覆面タイプとなっている。最初のお面タイプはどこに行ったのだろうか？　お面タイプだとアイスラッガーの部分が最初からついている…ということになるが…？
  
  
• この血何の血気になる血
  悪魔超人シリーズ最終決戦・キン肉マンＶＳバッファローマン＆スプリングマン戦の時に割って入ったモンゴルマン。彼はスプリングマンをバッファローマンにぶつけてキン肉マンの危機を救うが、その時にバッファローマンは額から流血している。だが、後にバッファローマンは自分の血と引き替えにパワーを得たことが判明。というわけで、バッファローマンは傷を負っても血が出ないはずなのだ。これはおかしい！　そうか、これはバッファローマンの血ではなくてスプリングマンの血なのか！？　いや、でもスプリングマンに血はあるのか？　でも、血には鉄分が含まれているし…って、それは関係ないか。
  
  
• 実際こんな汗臭い雨は地獄だね
  謎が多い悪魔超人シリーズ最終決戦。続いての謎は、モンゴルマンの地獄のシャワーだ。さて、地獄のシャワーについてよく知らない方に説明しよう。地獄のシャワーとは、モンゴルマンの流す大量の汗を蒸発させて雨雲を発生させ、そこから降る雨で鉄製の相手の体をサビさせる、という化学的な（？）技だ。しかも雨は普通の雨ではなく、汗を元にした塩水の汗であるため、余計サビ易くなるらしい。だが、ちょっと待てよ。汗を蒸発させて雨雲を作るのはまだ許そう。しかし、蒸発した汗なら塩分は含まれていないだろう！？　でも、ゆでたまご先生の理論は正しいはず…　早速理科室で実験だ！
  
  
• 数の魔術師・バッファローマン
  昔、１００万パワーだったバッファローマンは超人を１人倒す度に、サタンから１万パワーずつ増やしてもらっていた。そして、バッファローマンは１０００人の超人を破り、１０００万パワーを手に入れた。あれ、何かおかしくないか？　えーと、もう１回。最初１００万パワーで、１０００人×１万パワー／人＝１０００万パワーを得たのだから、本当は１１００万パワーじゃ…　今の事といい、６をかえせば９になる事といい、バッファローマンのほざく数字の話には我々の次元では理解できないものがあるな…　数学オリンピックの課題にしてみては？
  
  
• 幻のラーメンマン
  モンゴルマンは、スプリングマンを倒して去って行く時にさりげなくマスクを脱いでいる。さあ、この謎は誰もが思ったことだろう…　ラーメンマン、何故倒れない？…と。思うにモンゴルマンがマスクを脱いだシーンは、キン肉マンがラーメンマンの事を思うあまりに見えた幻覚なのだろう。キン肉マンII世でテルテルボーイが万太郎の苦手な者に見えてしまうことが堂々とまかり通ることを考えると、充分納得がいくはず（わけない）だろう。
  
  
• キレたテリーマン
  キン肉マンの世界において、レフェリーという職業には何かと損が多い。閉じ込められたり、無視されたり、ミイラにされたり、谷底に落とされたり…　谷底…と言えばテリーマンＶＳ魔雲天戦の時もレフェリーがいた。ロープブレイク中の魔雲天を攻撃しているテリーに注意しているのが、それだ。ところがテリーマンがブレーンバスターを放った時にはリングの何処にもレフェリーがいない。心当たりがあるとすればテリーが逆ギレしてレフェリーを突き飛ばした場面…　彼は哀れにもテリーマンの手によって谷底に落とされたに違いない。テリーマン、こいつは曲者ですぜ。