スグル: | ミート、今回のテーマは何だ?
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ミート: | ハイ、王子。今回は「トーナメントマウンテンの謎シリーズ」というものをやるそうですよ。
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スグル: | ほう、トーナメントマウンテンか… 懐かしい。それじゃ、さっそくハガキを紹介してくれい!
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ミート: | えーと、「マッスルブラザーズが四次元殺法コンビを倒した時、グレートはボックスの外から中に入ってきたはずなのにどうしてガラスが割れてないの?」。
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スグル: | 確かに不思議じゃのう。だが待てよ… そんなに不自然なことなら、その時に気付いておったはず…?
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ミート: | その直後、マッスルドッキングが決まってからガラスが割れたじゃないですか。だから、気付かなかったんですよ。
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スグル: | おお、そうかそうか! あの技の威力があまりにもすごかったもんで割れてしまったのか。
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ミート: | でも、問題の解決にはなってませんね。
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スグル: | こんな時、カメハメ師匠がおればのう…
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オメガマン: | フォーフォフォフォ。キン肉マンよ、困っているようだな。
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ミート: | ああ!
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スグル: | お前は!
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オメガマン: | ここでわたしの出番というわけだ。
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ミート: | マッスルウェーブは隣の建物ですよ。ここはスタジオです!
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スグル: | アイスホッケーの試合があるのか… 氷といえば…思い出すのう。このキーパー君にわたしとラーメンマンとの熱戦を語り尽くしてやろう。
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オメガマン: | え…ええっ?
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ミート: | 王子! 謎が解けないからって、話題をそらさないで下さい。それに間違えてスタジオに迷いこんだアイスホッケーのキーパーさんにまでからむなんて。
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オメガマン: | 違ーう!! わたしだ。オメガマンだ。
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スグル: | 何じゃ、オメガマンか。久しぶりだのう。
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ミート: | それで何の用で来たんですか。
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オメガマン: | お前らがカメハメに会いたがっているから、わたしが来てやったんだ。
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スグル: | なるほど、その手があったか。
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オメガマン: | いらんボケに付き合わされて時間もない。さあキン肉マン、精神をカメハメのことだけに集中させるんだ。Ωメタモルフォーゼ!!
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ビビンバ: | あら、わたしどうしてここに? きゃーっ、胸の気持悪い面は何!?
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スグル: | ゲッ… ビビンバ!
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ミート: | 王子、もしかして…
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オメガマン: | キン肉マン、カメハメのことだけに集中しろと言っただろ。仕方ない、メタモルフォーゼ解除!
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ミート: | しょうがないですね。王子に任せたら、放送が終わっちゃいますよ。ボクがカメハメさんのことを思い出しますから。
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オメガマン: | Ωメタモルフォーゼ!!
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スグル: | おお、今度はカメハメ師匠だ。
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カメハメ: | キン肉マン、久しぶりぢゃ。
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スグル: | 師匠、しばらく会わないうちに喋り方がヘンになった気が…?
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ミート: | ギクッ…
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カメハメ: | そんなことはどうでもよい! ミートの中のワシのイメージがこうだから仕方なかろう。それより、ワシに用があるんじゃないのか?
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スグル: | おお、そうだそうだ。実は師匠…
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カメハメ: | ホッホ、そんなことか。簡単ぢゃわい。結論からいくと、あのガラスはキン肉バスターの威力で割れておるんぢゃ。
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スグル: | それではどうして、ガラスが後になってから割れるんですか?
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カメハメ: | あの時、ワシはキン肉バスターの威力で次元の壁を破ったが、その時の影響かどうか知らんが、時間と空間のひずみが生じてしまったんぢゃよ。
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ミート: | そうか… 本来なら突き破った瞬間に割れるはずが…
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スグル: | 時間と空間のひずみで、後になって割れてしまったというわけか。
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カメハメ: | 似たようなのだと、お前とブラックホールとの戦いで、空から出てきたはずのお前がドームを突き破らずにエルボードロップをきめたのを覚えているぢゃろう。
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スグル: | はい、師匠。
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ミート: | あの時は次元の壁を突き破った影響で王子の体がドームを素通りしてしまったんですね。
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カメハメ: | そういうことぢゃ。それだけ分かれば十分ぢゃろう。それではワシは帰るでのう。さらばぢゃ。
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スグル: | も…戻らんでくれカメハメーッ! もっとわたしに色いろ教えてくれーっ!!
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ネプチューンマン: | い…いかん。カメハメの存在が消えてしまえばそいつは敵方のオメガマンだ。キン肉マン、早くそいつから離れろーっ!!
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スグル: | そ…そうか。それじゃ離れなくてはな。
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オメガマン: | メタモルフォーゼ解除! あ…あれ? みんなどうしてそんなに離れてるんだ?
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スグル: | い、いや… そこにおるネプチューンマンに言われてのう。
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ミート: | もしかしてネプチューンマンさん、ただここに出たかっただけじゃ…
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ネプチューンマン: | …………………………
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オメガマン: | 図星か…
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スグル: | 何じゃ、このタイトルは!? 前回と変わらんのじゃないか?
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ミート: | 王子、一応違いますよ。というわけでゲストのバッファローマンさんとブロッケンJr.さんです。
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バッファローマン: | おう!
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ブロッケンJr.: | よろしく。
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ミート: | さて、時間もありませんので早速ハガキからいきますよ。「宇宙超人タッグトーナメント1回戦第2試合で、観客は物を投げつけていてそれでガラスが割れているのに、どうしてバッファローマンがロングホーンを投げた時は元に戻っていたの?」
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ブロッケンJr.: | そう言われるとそうだな。
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スグル: | のう…バッファローマン、あの時って確か…
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バッファローマン: | ああ…
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ミート: | 2人ともどうしたんですか? コソコソと話し合ってて…
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バッファローマン: | ブロッケンはあの後、医務室に運ばれていったから知らなかったとは思うが…
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スグル: | あの後、技術班が出動してのう…ガラスを突貫工事で張り替えておったんじゃ。
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ミート: | あれ? おかしいな。そういうコトなら、ボクも見ているはずなんですけどね。
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スグル: | ミート、確かその時は売店に行ってたんじゃないか?
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ミート: | そう言えばそうでしたね。…王子、思い出したついでに…あのポテトチップの代金、王子からまだ貰ってませんよ。早く返して下さい!
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スグル: | い、いや…あれはグレートが食べたがっていたんじゃ。だから、グレートから請求して…
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ミート: | いい加減にして下さい! たくー、すぐ人に責任を押しつけるんですから。おまけにいつもボクにパシらせて… 今度とという今度は許しませんよ!
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スグル: | おわー!
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ブロッケンJr.: | キン肉マンが逃げてしまったぞ!
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バッファローマン: | ミートくんもキン肉マンを追いかけて外に出ちまったな…
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ブロッケンJr.: | 仕方ない…オレ達で番組を進めるか(ニヤリ)。
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バッファローマン: | そうだな…せっかく目立てるチャンスだし(ニヤリ)…
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ブロッケンJr.: | さて、ハガキを読むぞ。「バッファローマンがケンダマンと戦っている時、バッファローマンはロングホーンを投げてガラスを割っていたけど、どうして内側から割ったはずなのに、ガラスの破片が内側にも入ってくるの?」 …ということだけど、真相はどうなんだ? バッファローマン。
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バッファローマン: | ブロッケン…お前はオレのロングホーン投げの腕を知らんと見えるな。
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ブロッケンJr.: | ???
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バッファローマン: | そもそも、ロングホーン投げには古い歴史があり、その起源はバッファロー族の伝説の戦士・ブース・ゲラゲラが始めたものと言われている。
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ブロッケンJr.: | な…何だかとってつけたような設定だな…
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バッファローマン: | そ、そんなことはないぞ。それが何時の頃からか、競技化されてバッファロー族を代表するスポーツとなったわけだ。
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ブロッケンJr.: | なるほどな。
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バッファローマン: | そして、このオレはロングホーン投げの三冠タイトル保持者なんだ。これが遠投部門、射的部門、そして曲投げ部門だ。
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ブロッケンJr.: | そうか、分かったぞ。
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バッファローマン: | さすがブロッケン、察しがいいな。オレはロングホーンに微妙な回転をかけてガラスに投げつけていたんだ。ロングホーンを投げた軌跡を見ると回転がかかっていることが分かるだろう?
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ブロッケンJr.: | 確かに… それにしてもすごいな、バッファローマン。あの体勢からあんな回転をかけるなんて。
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バッファローマン: | 下半身を固められた状態で少しキツかったが、三冠チャンピオンとしては、このくらいは造作もないぜ。
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ブロッケンJr.: | だがな…
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バッファローマン: | ん…?
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ブロッケンJr.: | そんな七面鳥じゃなかった…七面倒くさい方法で凶器を手に入れなくても、折ったロングホーンの方がよっぽど攻撃力があるんじゃないか? おまけに一応、自分の体についているものだったから、凶器なんて言われないし。
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バッファローマン: | ……………………
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ミート: | トーナメントマウンテンの謎に迫るこのシリーズも遂に第3弾です!
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スグル: | さて、今回はどんな質問かのう。
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ミート: | それじゃ、いきますよ。「トーナメントマウンテンの地下や内部には迷路があり、準決勝以降の組合せもそこで決まるようだったが、結局準決勝の組合せはあの疑惑の抽選方法じゃった。何故かのう。」
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スグル: | 何だか随分とジジイみたいな喋り方のハガキじゃのう。
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ミート: | 王子も人のコト言えませんよ。えーと、お名前は「草井雲竹斎」さん、56歳の方ですね。
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スグル: | ほう、こんな熟年層にもわたしたちのファンがおるとはのう。
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ミート: | いえ、このハガキにはキン肉マンソルジャー・バンダナプレゼントの応募券も貼ってありますから、多分本命はそっちでしょう。
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スグル: | やっぱりアタル兄さん目当てか… まあいい。ミートよ、さっさと謎を解決するぞ。
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ミート: | 分かりましたよ、王子。というわけで、今回のゲスト、宇宙超人委員会委員長・ハラボテ・マッスルさんです。
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ハラボテ: | 何じゃ、こんな所に呼び出しおってからに…
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真弓: | まぁ、そう言わんと…
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スグル: | おお、パパも来とったのか。
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ハラボテ: | 他ならぬ真弓ちゃんの頼みだからと思って来てみたら、スグルくんの番組とは…
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ミート: | 委員長、このハガキを見て下さい。
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ハラボテ: | ああ、これか。なぁに、簡単な理由じゃ。面倒くさかっただけじゃ。
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一同: | なにー!!
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スグル: | そんなに理由になるかー!! ビシバシビシバシ(チョップの嵐)…
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真弓: | そうじゃ! 真相をハッキリさせろー!!
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ミート: | ああっ、大王さまの四の字固めがガッチリと極まってる!!
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ハラボテ: | スグルくんも真弓くんも落ち着いて、話を聞けい!!
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ミート: | そうですよ、せっかくのゲストに失礼ですよ。
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ハラボテ: | フィー、きつかったわい。実はな、委員会の調査によるとトーナメントマウンテン内部の階段はガタがきておったんじゃよ。
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真弓: | それじゃ、直せばよかったではないか。ユッサユッサ(ハラボテにコブラツイストをかける)。
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ハラボテ: | ワー、真弓くん。落ち着けい、落ち着けい。それが分かったのはトーナメント開催日を発表した後だったからなんじゃ(真弓、コブラツイスト解く)。何せあのトーナメントマウンテン内部の階段じゃ。何百メートルもあるからのう。改修費だけでもでどのくらいの金が飛ぶか分からんわい。それを突貫工事で仕上げようとなると…
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スグル: | それで、準決勝の組合せはあの疑惑の抽選方法になったわけか。だが、よく考えると変じゃのう。ボックスとトーナメントマウンテンの比率を考えると、一つのボックスは何百メートルにもなるはずだぞい。トーナメントマウンテンの標高は富士山と同じで3776mもあるはずだし…
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ミート: | それにそんな高さなら既に1回戦の時点で肉眼での観戦は不可能じゃないんですか?
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真弓: | おや、観客席には数十台のモニターが設置されとったぞ。
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ハラボテ: | その通りだ、真弓くん。まぁ、我々超人は決勝戦のボックスまでハッキリ見えるから観戦は可能じゃが、人間はそうはいかんからのう… サービス充実も運営委員会の大事な仕事なんじゃ。
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ミート: | へえ、気付きませんでしたね、王子。
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スグル: | じゃが、あの異様なボックスのデカさはどう説明するつもりじゃ。
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ミート: | 王子の言う通りですよ。
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ハラボテ: | スグルくん、キミはあそこで戦っとって何も気付かんかったのか? トーナメントマウンテンの出入口には一種の霊力装置が仕掛けられててのう… 超人はあそこに入る度に自然と巨大化してたんじゃ。
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百太郎: | その通りさ。
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琴太郎: | ギガー!!
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スグル: | うわっ、何じゃ。このガキ共は!?
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ハラボテ: | おお、百太郎くんに琴太郎くん、来とったのか。紹介しよう。こちらは善行妖怪の百太郎くんと琴太郎くんだ。実は、ワシと日本善行妖怪界の長・百目仙人が知り合いでのう… 彼らは百目仙人の推薦で霊力装置の設置に来てもらってたんじゃ。
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百太郎: | よろしく。
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琴太郎: | ギギ…ヨロシク…
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ハラボテ: | せっかく来てくれたのだから、あの仕組みを説明してくれんかな。
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百太郎: | わかりました。ボクたちが仕掛けたのはこれと同じ仕組みのものなんです。
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スグル: | この二つの門は何なんじゃ?
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百太郎: | これは「雷大門」「風小門」といって、「雷大門」から「風小門」に物体を通すと物体が小さくなり、逆に通すと大きくなるんです。
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ミート: | すると、キミたちはこれと同じ力をトーナメントマウンテンに仕掛けたんだね。
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琴太郎: | その通りダギャ! 本来は倍率が100倍くらいだけど、ボックスの大きさに合わせて調節できるようにしたんダギャ。
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真弓: | ほほう…キミたちはまだ子供なのにすごいな。
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百太郎: | いえ、ボクたちはこれでも何百年も生きている妖怪ですから。あれっ…雷大門と風小門がない…
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ミート: | あっ、王子があんなとこで使ってるようだよ。ダメじゃないですか、勝手に持ち出しちゃ…
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スグル: | スマンスマン。ただ、やってみたいことがあって… 10円が牛丼を腹いっぱい食えるくらいの金になるか試そうと。
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一同: | なるかー!!!
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スグル: | いやあ、まさかトーナメントマウンテンにあんな秘密が隠されとったとは…
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ミート: | もう、王子。しっかりして下さいよ。
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スグル: | わ、分かったから、そのことには触れんでくれ。それよりもハガキじゃ。
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ミート: | そうですね。えーと、「改良阿修羅バスターで確かジェロニモの手足は折れて…と言うよりちぎれたはずなのに、次の瞬間ではくっついてるのはどうしてだ? 今度は答えられまい。」
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スグル: | こんなハガキがあるから、答える側は困るんだよなぁ。
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ミート: | 安心して下さい、王子。これにも明解な解答が存在します。
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スグル: | なに、本当か!?
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ミート: | ええ、ゲストのアシュラマンです、どうぞー!!
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アシュラマン: | カーッカッカッカ!! アシュラマンだ。
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ミート: | ようこそいらっしゃいました。ささ、こちらへ。
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アシュラマン: | 今回はサンシャインも連れて行きたかったが、「dMp」の集会があるそうだから、今日はパスだそうだ。
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スグル: | 何じゃ、その「dMp」って?
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アシュラマン: | あ…いや、何でもない。ゲフッゲフンゲフン(三面咳払い)。
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スグル: | それでこの質問についてだが、どうなんだ?
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アシュラマン: | ん… これは別に問題じゃないぞ。なぜなら、ジェロニモの手足は最初からちぎれてなどいなかったんだからな。
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ミート: | エエ…! それじゃこれは(単行本取り出す)?
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アシュラマン: | このシーンか? これは観客用のモニターテレビの映像じゃないか。
|
スグル: | ??
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ミート: | モニターテレビ? 何故そんなことを?
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アシュラマン: | 普通、こういったプロレスの試合をテレビ放映する時、残酷なシーンがある場合にはわざと映像を差し替えるだろ。あれの逆だ。
|
スグル: | 逆?
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アシュラマン: | 我々悪魔超人は人間どもに恐怖を与える存在だからな。必要以上に残酷なシーンを見せなければいかん。そこでモニター係を買収してわざとジェロニモの手足がちぎれる残酷なシーンに差し替えたのさ。
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スグル: | そうだったのか… 悪魔超人というのも大変じゃのう。
|
アシュラマン: | 分かってくれるか、キン肉マン。わたしたちは毎回、試合のビデオを悪魔超人委員会に提出しなくてはいけないんだ。試合に勝っても内容が甘々だったら平悪魔に降格…と査定も厳しいし…(それからもスグルに愚痴りまくるアシュラ)
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ミート: | 何だかなぁ……
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スグル: | おい、ミート。このタイトルはまさか…
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ミート: | そうです。まずはこのハガキを読みますよ。「ネプチューンマンはタッグトーナメントの決勝で富士山から砂鉄を吸い寄せて『富士山特産アイアン・サンド・シャワーの味は?』と言ってましたが、本当に富士山で砂鉄は採れるんですか?」
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スグル: | わたしも戦っとる最中は気にも留めんかったが、こうして考えると確かに疑問じゃのう。
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ミート: | うーん、ボクの予想だとまた「完璧地学によると、富士山は大部分が砂鉄で覆われている。」…と、はぐらかされるんじゃないんですか?
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ネプチューンマン: | そんなことはないぞ。
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スグル: | おわー。ネプチューンマン、お前の出番はもう少し後じゃ。今日は正式にゲストとして呼んだというのに… ちっとは段取りというものを考えい!
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ロビン: | そうだぞ。少しは協調性というものを持ったらどうだ。
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ミート: | …って、ロビンマスク。あなたは最初から呼んでませんよ。
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ロビン: | ミートくん、何を言う。ネプチューンマンの完璧理論に対抗できるのはわたしだけ。もはやこの構図はデフォルトなのだ。
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スグル: | もういい。スキにしておいてやろう。
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ミート: | はぁ。王子の言う通りですね。それで、ネプチューンマン。砂鉄は本当に富士山で採れるものなんですか?
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ネプチューンマン: | ああ、それは間違いない。富士山が火山だったというのは知っているな。
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スグル: | おお、それくらいならわたしでも知っておるぞ。今は休火山ということもな。
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ネプチューンマン: | そうだ。そして、日本の火山から産出される鉱物には鉄分が多く含まれている。言っておくが、これは一般の地学の本にも書いてあることだ。ということは富士山から砂鉄が採れるのは自明の理…
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ミート: | なるほどー。ネプチューンマンにしては珍しく筋が通った回答ですね。
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ネプチューンマン: | フン、わたしの理論は常に完璧なのだ。今更気付くとは、小僧…お前には完璧超人としての素質はないようだな。
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ミート: | は…はぁ。そうですか(呆れるふりして実はちょっと残念)。
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ロビン: | 待て、ネプチューンマン。お前の話だと砂鉄は別に富士山特産ではないんじゃないか? 日本には火山なんていくらでもあるし、別に富士山に限ったことではない。現に静岡県の韮山には反射炉があるそうだが、富士山や砂鉄との関連性は無いと聞いた…
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ネプチューンマン: | (小声で)掟破りの逆喧嘩(リバースクオーラル)ボンバー!!
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ロビン: | グヘッ!!
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ネプチューンマン: | ん、どうしたロビン? 何か言ってたようだが。おお、こんな所でおねんねしてはカゼをひくぞ。ちゃんとしたところで寝なくてはな(なぜか優しい目)。
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ミート: | あ…あの…今、ロビンマスクを張り倒したような気がするんですけど…
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ネプチューンマン: | 気のせいじゃないのか(睨み)。
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スグル: | お…おう、そうじゃ気のせいじゃミート。
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ミート: | しかし、王子。ボクには確かに「掟破りの…」と聞こえ…
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スグル: | ここは見んかったことにするんじゃ。
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ネプチューンマン: | どうした? 何をコソコソ話しているんだ?
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スグル: | 何でもない。ネプチューンマン、今回も見事に質問を片付けてくれたのう。いやいや、お前の完璧さは敬服に値する。
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ネプチューンマン: | そうだろう、そうだろう。キン肉マン、やはりお前には見所がある。さて…わたしもそろそろ帰ることにしよう。ロビンを早くベッドに寝かせないと(ロビンをプリンセスホールドしていそいそとブースを出る)。
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スグル: | やっと帰ったようだのう。喧嘩ボンバーを食らわんでよかったわい。
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ミート: | お、王子。ボク責任持ちませんよ。
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スグル: | 何でじゃ?
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