坂本真綾工大祭コンサート
「Orange Blossom」

去る11月22日九州工業大学情報工学部500人講義室で坂本真綾初の学園祭コンサート「Orange Blossom」が開催されました。以下はそのことについて綴ったレポートです!

スタッフの僕は午前9時に会場入り! アイロンプリントで作ったスタッフの腕章を着けて約30分程かけて、サークル展会場から机を運び出しました。お客様の荷物を預るクロークの代わりを作らなければならなかったのです。僕はこの日、珍しく半袖ではなく長袖を着てました(本当は半袖を着たかったが、半袖姿を見てお客様が必要以上に寒がらないようにするための配慮をしたつもり)。次に、当日指定に並ぶための整理券を貰いに模擬店に行くお客様を案内しつつ、持ち場である模擬店に向かいました。ここで、今回の当日指定のシステムについて説明しよう!  流れ的にいくと、
という感じです。
模擬店で一番辛かったのは、やっぱり雨と風かなぁ。とにかく酷い。こんな中で並ばなくてはならないなんてお客さんもさぞかし辛かっただろう。うちらとしても、席指定は会場前でやりたかったのだが、そこは複雑な内部事情というものが絡んできて、どうしても模擬店でないといけなかったのです。この場を借りてお詫び申し上げます。ごめんなさい。お詫びついでで本当に悪いんだけど、チケット裏には14:00より整理券配布となっていたが、これは
上を読んだら分かるけど本当は14:00より当日指定開始になっている。このことについては模擬店のところにお詫びを書いておいたけど、それを書いたのは実は僕だったりする(ちなみに前日の21:30書き上がり)。
席指定の時の僕の主な仕事は、お客様がついでに買っていくポスター&パンフの運び出しをしていた。さっきも書いた通り、酷い雨だったのでポスターもパンフも1回1回テント中の箱から出さなくてはならなかったのだ。一応、ポスターにはビニールの袋(ゴボウ袋(笑))がしてあったんだけど…

途中、神戸の方の高校のアニ研メンバーらしき子が、僕らを取材に来ました。真綾嬢本人の取材ではないため、現場の判断でOKに。僕は、彼らに渡された質問用紙に記入事項を書き込みました。途中、用紙が風に飛ばされ、もう一回同じ事を書くハメになった。これも全て雨と風が悪い。その事を含んで辛かったことの項目を埋めたはずです。でも、彼らもわざわざ遠くからご苦労さまです。新聞ができたらこっちにも送ってくれるとのこと。仕上がりが楽しみ楽しみ♪

席指定やグッズ販売もようやく一段落着いた頃(16:00頃)、僕はコンサート会場の場外の仕事に回った。実は、先程の席指定の時、僕たちは重大なミスをしてしまったのだ。本当はこの時にコンサートの質問コーナーで使う質問を書く用紙をお客様に配る予定だったが、僕を含む模擬店の連中はすっかり忘れてしまっていたのだ。結局、会場前に机と用意してあった鉛筆・質問用紙を設け何とか事なきを得たが、これは完全に失敗だった。南無〜

そんなこんなで開場の16:30になった。僕は、コンサート中はずっとテント番になっていたので模擬店のあるテントに向かった。そこには両親と妹が来ていて席指定をしていた。僕の姿を見つけると、妹はいきなり怒り出した。その日、ここで昼ぐらいに中谷何とかさんの講演があったそうなのだが、知ってたらもっと早く行ってたと言うのだ。そんなの僕の責任じゃないし、妹が中谷さん萌えだなんて知らないし、知ってたら教えてたし…と色々と思いつつ、僕はテントにいたHさんと引き継ぎをした。両親は、僕に「防寒着を持って来た」と言って袋を渡してテントから会場へ向かった。開演の時間までにも席指定をしに来たり、チケットを買っていったり、パンフ・ポスターを買いに来たりする人がいたりして、僕もそこそこ頑張っていたが、開演時間になると流石に人の出入りはパッタリと止んだ。

忘れないうちに書いておこう。席指定の時にノートパソコンを使っていたのは、実はプレゼント抽選会のルーレットに使うためだ。席の番号がそのままルーレットになっていて当たった人が色々なプレゼントを貰えるようになっている。当初の予定は押しボタンスイッチでスタート/ストップをする予定だったが、結局真綾嬢のかけ声になってしまったようだ。ちなみに押しボタンはワイヤレス(単なるダミーボタンがくっついた箱)で光情報(真綾嬢がダミーボタンを押すのを)の信号入力(オペレーターが見てノートパソコンのリターンキーを押す)によってスタート・ストップされるというスグレモノだったのだ。流石はデジタルの殿堂・九工大情報工学部のアニ研だぜ! ちなみにこの時、真綾嬢が「『スタート!』と言ったら始まるんですね?」とか「こう押す(ボタンを寸止め)とスタートなんですね?」などとアドリブでフェイントをかましてくれたりすると、完全にネタがバレてしまうというという危険性のオプション付きだったのだ(何で?←白々しいぞ)。

ちょっとヒマになった僕は、こんな事態(ヒマになった場合ね)を想定して持って来たルービックキューブで遊んでいた。本当のコトを言うと、僕が持っているものは本物のルービックキューブではないのだが、機能自体は全く同じモノだ。しかも値段も本物の4分の1ぐらいで非常におトクだ。まるでコーヒーおかわり自由のファミレスのようだ(何だそりゃ)。1時間くらいしてM利くんが場内の仕事を終えて、テントに来た。僕は、その時にはイラストロジックをやったり客寄せに持って来たまんぼうタンバリンを鳴らしまくったりしてた。そうそう、M利くんが来る前には向かい側にあったACC(Art Creation Club)のテントからクリスマスカードを買ったりもしたなぁ。道化の格好をした人から… 途中で停電も2度程起こった。僕が「工大祭、早く復旧させろー」という思いを込めてタンバリンを鳴らし踊ると、M君は「それってパニックになったら踊り出すキタキタおやじ(魔法陣グルグル)と同じですよ。」とツッコんでくれた。よし。

コンサートは時間が長引いたらしく、終了予定時刻より20分くらい遅れて、テントにグッズを買いに来たお客様がやってきた。いきなりやってきたので、手にはめていたタンバリンがとっさに抜けなくて少しパニくる場面もあったが、大体業務はこなしていた。両親と妹もその様子を見に来ていて、父は「ほう、うまいやんか。」と言っていた。母も「金庫からは目を離さないようにしなさい。」と世話を焼いていた。実のところ、僕はこういった人見知りがあるお客さんへの応対は結構スキだったりする。両親と妹は、大体内容については満足していたようだ。この後に僕が知った事実を隠したままに… でも、停電中にもお客様が来ていて、関係者のK山さん差し押え(予約とも言うけどね)のポスターを売ってしまうところだった。あぶね、あぶね。他にいっぱいストックはあったけどね。

その日のお客様は彼らで最後だったと思う。この日、夜遅くまでテント番やってて思ったことは、引き継ぎのメンバーが来なーい! ということだった。スタッフ達はイベント自体で手一杯で後のコトまで全く手が回ってなかったのです。撤収作業で忙しいとはいえ、引き継ぎ時間くらいは知らせて欲しいものです。

しかも、後で知ったことだけど、アンコールの「約束はいらない」の真最中にジェネレータがガス欠で落ちたことを知ってびっくりしました。結局、「約束はいらない」は中断されたとのこと。残念、残念。さらに驚いたのは、ビデオ撮りもテープが無かったためにできなかったりした。ちなみにカメラを部室から会場に運んだのは僕だったが、カメラが入ってるバッグには当然テープも入ってるものと思っていたために直前になるまで誰も気付かなかった。これって僕の責任なんだろうか…うーむ。結局、僕はイベント自体については人づての情報しか知らないためにメインスタッフでありながら、お客様よりも真綾嬢本人と縁遠いスタッフとなってしまった。だって、生で本人見たのって、カメラを会場に届けた時の数秒だけだったし… 頼みの綱は調整室で撮ってたというビデオのみか…

スタッフだから話せるウソのような本当のウラ話集!
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