CDドラマコレクションズ三國志
諸葛亮征嵐伝
四ノ巻


キャスト
  1. 舞い降りし未来
  2. 街亭に哭く
  3. 遥かなる旅程
  4. 争覇
  5. 五丈原より…夢の彼方へ

  1. 舞い降りし未来
    孔明は捕らえた夏侯楙と姜維そっくりの者を使い、姜維を馬遵から引き離す策をとる。策は成功し、姜維は蜀軍の軍門に下ることとなった。姜維の活躍は目覚ましく、魏軍の羌族の鉄車隊を落とし穴をもって打ち倒す。魏帝・曹叡は度重なる敗戦に司馬懿仲達を呼び戻す決心をする。その頃、孔明は魏にいた孟達が蜀に寝返り洛陽を攻撃するという知らせを受けるが、同時に仲達が復帰するという情報を得る。孔明は孟達が洛陽を落とすのは無理だと悟った。仲達は勅命を待たずに孟達を直接攻撃。孔明の予想通り、孟達は仲達に討たれたのだった。

  2. 街亭に哭く
    仲達との決戦に向け、孔明は糧道の要所・街亭を馬謖に守らせることにする。街亭に向かった馬謖は山頂に陣取る。だが、副将の王平は麓の街道を固める方を選び、軍は二分される。仲達はそれを見逃さずに水源を断ち、馬謖軍を孤立させる。街亭を奪られた蜀軍は総崩れとなった。仲達の大軍は勢いに乗り西城に迫っていた。孔明は空城の計をとり、仲達を深読みさせて退却させる。一方も趙雲が一人で追撃を退け、蜀軍は無事退却した。退却の後、孔明は涙を浮かべ馬謖を斬らせた。

  3. 遥かなる旅程
    蜀軍を破った魏軍は勢いに乗って呉に攻め込む。陸遜は孫権の信頼に応え、魏軍を退ける。趙雲の病死とともに二度目の北伐を開始した蜀軍。蜀軍は陳倉城を落とし、魏では再び仲達が出向くことになった。戦況は蜀軍が有利だったが、ケガのため張苞が死亡するという悲報に孔明は血を吐いて悲しむ。孔明はそのまま病に倒れ、蜀軍は無念の撤退をする。今度は逆に蜀を攻める魏軍。だが、長雨のために魏軍は何もできないまま撤退を余儀なくされ、逆に蜀軍は魏に進撃をすることができた。やがて蜀軍と魏軍は真正面から対決。蜀軍は魏軍を追い詰めるが、「孔明が帝位を奪おうとしている」という噂が成都にとびかったため、やむなく撤退をする。再び蜀軍は北伐に向かうが、仲達は持久戦の構えをとり、兵糧切れのために撤退する。

  4. 争覇
    三年後、孔明は五度目の北伐に向かうが、仲達の周到な策の前に苦戦の連続だった。孔明は呉に使いを送り、魏の背後を突くように要請する。孫権はその要請を承諾し、陸遜を大将として魏を攻めさせるが、情報漏洩から呉は撤退をする。魏と蜀は膠着状態になり、孔明は仲達を動かす策に出る。仲達を胡盧谷におびき出して地雷で倒そうとするが、にわかに発生した雨雲は孔明の地雷を無に帰してしまう。まだ諦めない孔明は決戦の場を五丈原に移す。だが、仲達は蜀軍の何倍もの兵力を有していながら相変わらず攻めようとはしない。孔明は仲達に女物の服を贈って仲達を挑発するが、それでも仲達は乗ってこない。逆に仲達は使者との会話から孔明の死期が近いことを悟り、ますます守りを固める策に出る。

  5. 五丈原より…夢の彼方へ
    孔明は楊儀から呉軍の撤退の知らせを聞くと昏倒する。再び目覚めた孔明は魏延を除いた諸将を集めると、後事を託し静かに息を引き取る。魏延は孔明の死を聞き、自分が軍の指揮を任されていない事を知ると激怒する。仲達は孔明の死を確信して蜀陣に攻め入るが、孔明の木像を見ると慌てて引き返した。退却する蜀軍だったが、蜀軍の前に馬岱を仲間に加えた魏延が立ちはだかる。魏延と楊儀が口論となるが、魏延が「わしを殺せる者がおるか!」と言うのを合図に仲間のふりをしていた馬岱が魏延を斬り捨てた。これは、魏延が謀反することを予期していた孔明の策だったのだ。こうして蜀軍は無事に退却を完了する。姜維は孔明の死後に北伐を再開するが、戦果は上がらなかった。魏では曹真の息子の曹爽が専横に走ったため、仲達はクーデターを起こして実権を握る。こうして魏は司馬氏のものとなり、魏は蜀を降伏させる。やがて魏は晋と名を変えて正式に司馬氏の支配となり、呉を降伏させて三国は一つに統一された。


聴き処っ!


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