三國志満漢全席拾参〜ザ・点心〜


ここではCDドラマコレクションズ三國志・第二部「諸葛亮征嵐伝」全巻購入者特典として貰えるシングルCDの内容を紹介しています。合いづち等、できる限り台詞を忠実に再現しております。お楽しみください。
  1. 劉備の秘密の小部屋
  2. 出演者コメント(キャラクター死亡順)
  3. 劉備の秘密の小部屋
  4. 出演者コメント(キャラクター死亡順)
  5. 劉備の秘密の小部屋

  1. 劉備の秘密の小部屋(敬称略)
    古谷「故・劉備の秘密の小・部屋〜」
    塩沢「はははははははは… いや〜、でも最終回ちゃんと出て来たじゃないですか。」
    古谷「オバケで。」
    塩沢「オバケで。」
    古谷「ありがとうございました、ホントに。」
    塩沢「いや〜」
    古谷「まぁ、しかしね。全巻購入して下さった方々がこれを聴いてるわけですけどね。ありがとうございました。」
    塩沢「本当に。」
    古谷「長かったですよね。」
    塩沢「思い起こせば…」
    古谷「うーん、3年ですか?」
    塩沢「そうらしいですね。」
    古谷「最初に出てから。ですって。」
    塩沢「1992年、6月の発売。」
    古谷「うん、第一巻がね。」
    塩沢「第一巻がね。」
    古谷「うーん、」
    塩沢「いや〜」
    古谷「キミの所に僕が迎えに行った時ですかね。」
    塩沢「そうですね。」
    古谷「僕の所に来てちょうだい、と。何度も何度も足運びましたね。」
    塩沢「まぁ、何度もったって、三回ですからね。」
    古谷「あ、そうでしたっけ? だから三顧の礼ですもんね。いやー、何か一番思い出に残ったとこってあります? シーンとか、セリフとか?」
    塩沢「そうですね〜、まあ、ラストは、しょうがないというか、うん、まぁ死んじゃうのはしょうがないですしね。まぁ、ただ、んー、全部の戦いを振り返れば、一番記憶に残ってるというか、んー、イヤだったのは…火薬ですかね。」
    古谷「は?」
    塩沢「火薬を使ったんですよ。」
    古谷「あ、そうでしたっけ?」
    塩沢「もう、殿はお亡くなりになってましたけどね。」
    古谷「あー、あー、あー、なるほどね。あー、いや、天国から見てたけどね。」
    塩沢「あー、いや、だからね…」
    古谷「あ、それは使いたくなかった?」
    塩沢「いやいや、だからしょうがないんだよね。研究してたから。」
    古谷「んー。」
    塩沢「でも、使っちゃって、使っちゃったことの怖さ、」
    古谷「んー、」
    塩沢「恐ろしさ、」
    古谷「んー、」
    塩沢「の時にどういうお芝居をしたらいいのかなってのは一番悩んだかもしれません。」
    古谷「う〜ん、なるほどね〜」
    塩沢「ダイナマイトさんの気持ちがよく分かるかな…って言うか。作っちゃってそれがどう使われるかっていう怖さ。ていうことが、ま、全編を通して一番記憶に残ってるかな?」
    古谷「そうなの〜」
    塩沢「という感じですかね。」
    古谷「じゃあ、今、原爆があるのもキミのせいなんだ。」
    塩沢「いや、それは、また、色々、うーん、あのー、そこまでの発明力はなかったと思うんですけども…ええ。殿は?」
    古谷「私はね。何と言っても、あのー、このシリーズ全部の中でね、えー、実際に本番で涙を流したのがね、3回ほどあるんですよ、実は。ええ。それだけ本気で演ったという… そこしか演ってなかったんですけどね。本気で。」
    塩沢「ははははは!」
    古谷「ウソですよ。第二巻の、やっぱりね趙雲子龍がね、あのー。僕の息子の阿斗ちゃんをね、救い出してきてくれて、それで、そんな危険を冒してまで、あのー、そこまでして命を懸ける必要はなかった。自分にとっては、そのー、阿斗よりも子龍の方が大事だったてね。 お前はそんなにまでして、ていう泣くシーンがあるんですよね。これ、やっぱりね、後輩の草尾にね、先輩の演技を見せつけたかった…と。ええ。」
    塩沢「先輩の演技…そこまで言うかね。」
    古谷「それと、あと八巻ね。あのー、まあ劉備玄徳の巻ですけどね。あのー、統とそれから… 統、古川さんでしたね。古川さんね、お亡くなりになった、そのシーンですね。ええ、この巻はね、アレなんですよ。神谷明さんとね、古川登志夫さんとね、私の、古谷徹と、こう大御所が揃った…ね、自分で言うかね…」
    塩沢「自ら大御所!?」
    古谷「ええ…な、巻なんですよ。ええ、だからここでやっぱりね、誰が一番大御所か見せつけなきゃいけないじゃないですか?」
    塩沢「それで自分だと。」
    古谷「ということで自分が泣いた、と。本気を出した…と言いますかね。」
    塩沢「ま、とにかくお互い亡くなったということで。」
    古谷「そうですね。」
    塩沢「今度はあの世で頑張りましょう。」
    古谷「あの世…!? では、『あの世三國志』をお楽しみに…」

  2. 出演者コメント(キャラクター死亡順)

    堀秀行さん
    長い間三國志をお聴きいただきましてありがとうございました。関羽雲長を演じました、堀秀行です。んー、この三國志…随分、長く演ってきたんですけども、関羽雲長という人間は、僕にとってはホントに勉強になったし、とても楽しい仕事でした。えー、とっても思いやりがあって、暖かくて… あのー、曹操と、んー、こう、敵同士になってるんですけどもね。一時曹操の元に身を寄せて…その曹操の恩というものを一生忘れずに、でも、やっぱり劉備に仕えていく… 三國志の世界って結構、こう、裏切りみたいなものが多いんですけどもね、そういう中で、んー、一筋に生きて、そして散っていった武将…名将って言うんですかね… うん、そういう人物を演じられて本当に幸せでした。えー、これからも、んー、こういういい役を演っていけたらな、と思います。皆さん、どうもありがとうございました。
    林延年さん
    関平役を演りました、林延年です。子供の時から、えー、時代劇が好きで、いつか、こう、お侍さんみたいな役ができたらいいなーなんて思っていたんですけども、えー、このCDブックで実現できました。えー、とっても楽しく演らせていただきました。また機会があれば何処かでお目にかかりましょう。
    銀河万丈さん
    曹操孟徳を演っておりました、銀河万丈です。えー、思い起こせば…ちょっと…何年だか分かりませんが、随分長い間関わってきたような気がします。えー、どうもおつき合い下さいましてありがとうございました。それにしてもよく大きな声を出しておりました。とうとう死にました。最後に大きい声でもう一回、メッセージ言わせて下さい。もっと生きていたかった〜!!!
    玄田哲章さん
    張飛翼徳の玄田哲章です。えー、僕が張飛でその、思い出すのはですね…えー、ある日、城の留守を頼まれまして。だけど、酒をもう存分に飲んじゃってね。劉備の妻子と城を奪られて、もう会わせる顔がない、と剣を掴んで自分の首を刎ねようとした時に、そこで玄徳止めて曰く、『兄弟は手足のごとく、妻子は衣服のごとし』。これが妙に記憶に残ってるんですよね。何でしょうね? えー、最後は部下の裏切りに遭い、殺されてしまいますが、ま、戦乱の時代をたくましく生きた男たちのドラマ。いや〜、本当にいい仕事、ありがとうございました。
    置鮎龍太郎さん
    えー、馬謖幼常という役を演らせていただきました、えー、置鮎龍太郎です。あのー、三國志というシリーズは、この諸葛亮征嵐伝の前から続いている長い作品で、あのー、えー、僕も途中から参加ということで嬉しく思い、なお、えーと、内容難しくてよく分かんないな…とことあったんですけども、あのー、一生懸命演らせていただきました。あのー、塩山さんの絵もとってもカッコよくて、途中で死ぬのは、本当に惜しい逸材でした。と、自分で言うのも何ですが、ハイ。
    草尾毅さん
    趙雲子龍役の草尾毅です。えー、三國志も、この諸葛亮征嵐伝第四巻で一応完結…ということになるそうなんですけれども、えー、まぁ、本物の方は最後の方は趙雲子龍大分もう年をくってですね、イイ年になっているらしいんですが、今回のこのシリーズではあまり、その、年齢的なことは意識しないでもいい、ということで、えー、まぁ、それなりに頑張って演ったつもりですけれども、えー、趙雲子龍を心から愛している方にとっては、ちょっと、これが終わってしまうっていうのは寂しいんではないかな、と思いますけれども、えー、是非、あのー、またね、一巻から聴き直してみるとか、あるいは、三國志めくりの方で楽しんでいただくとか、えー、これからもですね、三國志、まぁ、ちょっとあと残り少ないですけれども、趙雲子龍とともに、えー、応援して下されば嬉しいな…て言ってる頃には、もう、きっと終わってるんでしょうね。とにかく皆さん、長い間お疲れ様でした。どうもありがとうございました。
    関智一さん
    えー、張苞子昂役、関智一です。えー、最初にですね、えー、この三國志のお話を戴いた時に…えー、あの張飛翼徳の、息子の役だ、よと教えて戴きましてですね。えー、活躍、えー、するのであろうと思っておりましたらですね、えー、初登場の巻は、えー、多少出ておりまして、次の巻では、えー、少し減りまして、えー、その次では、とうとう、えー、弓矢に、えー、こう、あえなく倒れてしまって、えー、こう、不幸なキャラクターでですね、ただ、こう関興との友情を大事に、えー、頑張って演じました、ハイ。ありがとうございました。
    森川智之さん
    森川智之、関興安国を演らせていただきました。えー、僕は、大体、安国の、こう人柄みたいなところが、冷静なところがすごい惹かれるんですけども、えー、ちょっと、えー、何分にも、僕の方は直情的で、まぁ、そういうところが、まぁ、えー、また見習ったりなんかして、 えー、とても、惹かれますね。印象に残るシーンは、もちろん、あの、関羽の、父の仇を討つところですかね。えー、あそこはとても、感動しましたね。それから、まぁ、あの、兄弟分の子昂と桃園ではなかったんですけれどもね、まぁ、契りを結んで、えー、約束をしたところなんていうのは、とても、えー、印象的でした。えー、皆さん、この三國志のCD…コレクションですか?これからも、どうぞかわいがって下さい。

  3. 劉備の秘密の小部屋
    塩沢「まぁまぁ、とにかく終わってしまったわけですが、しかしまぁ、思い出話といっても、もうちょっと軽い思い出話にしましょうか。」
    古谷「あ、そうですねぇ。他にも色々アフレコの裏話ってのは、ありますよねぇ。」
    塩沢「徹ちゃん、倒れましたね、一回。」
    古谷「はい…はい!」
    塩沢「あれ、何だったの?」
    古谷「いや〜、何だったんでしょうね〜 風邪だったのか、生ガキの食い過ぎだったのかよく分かんないんですけどねぇ… ほんっとに。」
    塩沢「お腹壊したの?」
    古谷「あれはまいった。」
    塩沢「お腹壊した?」
    古谷「えー、そうね。結局点滴打って、2日間入院しちゃったんだよね。」
    塩沢「あれま。」
    古谷「本編録る前に、ね。ぶっ倒れちゃって。」
    塩沢「何か真っ青な顔して何してんだろうと思ったもん、だって。」
    古谷「あー、本当に苦しかったもの、ほんと、あれは。いや〜初めて、今までこの声優生活やってて。」
    塩沢「初めて?」
    古谷「本番当日にああやってリタイヤしちゃって、出来なかったてのは初めて。生まれて初めてよ、ほんと。あーりゃまいったな〜」
    塩沢「まぁ、森さんも倒れたことがありましたけどねぇ。」
    古谷「ねぇ。何かイイ男はよく倒れるよ…」
    塩沢「はぁ?」
    古谷「そんなことはないですか。」
    塩沢「まぁ、いいですけど。」
    古谷「そんなことはないですけどね。まぁ、軽くてよかったですけどね。お互いに。」
    塩沢「あ、まぁ、2日の入院で済んだらね。」
    古谷「はい。」
    塩沢「まぁ、よかったじゃないですか。」
    古谷「美人の看護婦さんにも会えたし…」
    塩沢「なぁにそれ?」
    古谷「ふふふふふふふ」
    塩沢「その後もつき合ってるって?」
    古谷「いやいや、違う違う。そんなことはないけどね。えーと、それから他には、どんな人いました。」
    塩沢「とにかく、『めくり』っていうのはヤな仕事でしたね〜」
    古谷「あ、『三國志めくり』。」
    塩沢「うん。」
    古谷「ヤでした?」
    塩沢「ヤですよ。」
    古谷「何か皆イヤそうな顔してましたけどね。何で?」
    塩沢「だって、自分の思い出とかさぁ。するのって、とってもプライベートな問題じゃない?」
    古谷「ハイ。」
    塩沢「だから…あ、そういうのは平気なんだ?」
    古谷「俺、全然平気。」
    塩沢「あ、ホント?」
    古谷「うん。」
    塩沢「俺はイヤだったなー。」
    古谷「あ、そう?」
    塩沢「うん。」
    古谷「いいじゃん、別にプライベートがカッコイイんだから。」
    塩沢「はぁ?」
    古谷「カッコいいわけなんだから…」
    塩沢「そんなわけないですよ。」
    古谷「さらけ出しちゃっていいじゃない?」
    塩沢「やー、しかし、でもさ、ズルいのはさ、わざわざ…書いてきちゃう人っているじゃない。」
    古谷「あ、原稿にしっかり書いてきてね。」
    塩沢「森さんなんかワープロで打って書いてきちゃうんですよ。」
    古谷「毎回ね、キレイにね。」
    塩沢「玄やんも。」
    古谷「玄田さんもね、そうだったね。それじゃないと喋れないとおっしゃるからさ…」
    塩沢「うーん、『まなじり険しく』って。」
    古谷「俺、それよく憶えていないんだけど…」
    塩沢「あー、そう。征嵐伝3か何かだったのかな?」
    古谷「あ、何だ出てないじゃん、俺。そっかそっか、道理で。見たかったなぁ。何だったの、それ?」
    塩沢「『なまじり』って書いてあったの。」
    古谷「『まなじり』が。」
    塩沢「うん。」
    古谷「あ〜、プリントミス。」
    塩沢「そぅそ。」
    古谷「ふんふんふんふん、それで?」
    塩沢「でも、そしたら、関くんがオシリを突き出して『生ジリ』って…」
    古谷「あ、その通り言ったのね。」
    塩沢「うん…うん。」
    古谷「あ、リ、リハーサルで?」
    塩沢「リハーサルだよ。」
    古谷「あぁ、そっかそっかそっか…」
    塩沢「本番でそれをやったら…」
    古谷「それはちょっと顰蹙モンだよな。確かにな。」
    塩沢「あ…とは、何でしょうねぇ。」
    古谷「関はそうか、オシリいい形してるもんな。」
    塩沢「どういう趣味?」
    古谷「関係ない?」
    塩沢「そういう趣味あったっけ?」
    古谷「いやいやないよ。わたしはないけど、わたしもオシリ、まぁ、あの、チャームポイントなもので。」
    塩沢「あ、そう?」
    古谷「はい。」
    塩沢「皆さん、よく聞いておいて下さい。」
    古谷「何ですか…」

  4. 出演者コメント(キャラクター死亡順)

    田中秀幸さん
    ナレーションを、今回やらせて戴きました、田中秀幸です。今年はTVの方のシリーズの三國志、という中国映画の方の、えー、作品も演りまして、えー、そちらの方は劉備を演ったんですけども。えー、今年一年、何か三國志づいた一年でした。えー、僕は、あの、キャラクターじゃなくて、今回、ナレーションだったもんで、あのー、映像のある世界と違って…やっぱり、あのー、ラジオの世界、声だけで場面を表現していく難しさ、面白さ、みたいなものを、えー、感じました。ありがとうございました。
    田中亮一さん
    魏延文長を演っております、田中亮一です。よろしくお願いします。えー、この魏延文長という役は、事々にいつも孔明のやることに反対するというか、孔明の気持ちが分からなくて、えー、自分だけで、こう、猪突…猛進といいますか、とにかく突き進む、というタイプの人間で 『自分としては一生懸命にやってるのに何で孔明さんは僕のことを分かってくれないんだろう』と、いつも、嘆いているような、えー、そういう人です。まことに、あのー、人間的な人物だと思っております。えー、どうぞ皆さん、えー、楽しんで下さい。
    阪口大助さん
    えー、曹叡役の阪口大助です。えーと、僕はすごく歴史が大好きなんで、えー、三國志に出ることができて、すっごく嬉しいわけなんですけど、えー、CDの中では出てませんが、曹叡はやがて魏を滅ぼすことになるらしいです。そういうことでね、ちょっと利発そうにやってみたんですが、どうだったでしょうか?
    島田敏さん
    陸遜伯言役の島田敏です。三國志、諸葛亮征嵐伝、全四巻を聴いて戴きまして、厚く御礼申し上げます。えー、私、恥ずかしながら、三國志、まだ、原作読んでおりません。えー、近々、是非、読破しようと思っております。が、しかし、その前に実は山岡荘八の徳川家康、全26巻、買ったまま、まだ読破いたしておりません。徳川家康が終わりましたら、その次は、さんごくひ、三國志、是非読破したいと思っております。どうも、本当にありがとうございました。
    辻谷耕史さん
    えー、馬岱役の辻谷耕史です。えー、三國志と言いますと、えー、ちょっと、自分には思い出がありまして、10年ほど前に、三國志の一つのエピソードを、えー、舞台にした、舞台をやりまして、えー、それは曹操の三男に曹植ってのがいるんですけど、その曹植を主人公にした舞台で…で、彼がえー、恋に落ちるんですけど、その恋に落ちた相手というのが…えー、曹丕という自分の兄の奥さんなんですね。その奥さんに恋に落ちましてですね、実らぬ恋というか、そのー、奥さんの方は自殺をしまして、曹植の方は国を追われるという話なんですけども。その頃ですね、実は、そのー、奥さん役を演りました女優さんにほのかな恋心を持っておりまして、えー、その恋も実らぬ恋ではありましたが、まぁ、そういう、青春時代の心の琴線に触れる思い出が三國志にはあるわけですね。えー、何を言ってるか分かりませんが、辻谷耕史でした。
    納谷六朗さん
    えー、司馬懿仲達をやらせていただきました、納谷六朗です。えー、四巻全部終わって皆さん聴いて戴いて本当にありがとうございました。 実はですね。この、司馬懿仲達っていうのはですね、僕はカッコのいい役だと思っているんですが、もう一本、TV版がございましてね、三國志。NHKかな?やってるの。そこでは、大変、老け役ばっかり演らされてね、司馬懿仲達を演っている声優さんを大変、うらまやしく、ごめんなさい、羨ましく思っていたんですけど、えー、CDドラマの方で無事に仲達を演じきりました。 本当に嬉しく思っております。今後とも、よろしくお願いいたします。
    森功至さん
    孫権仲謀役の森功至です。三國志シリーズ、楽しんでますか? この物語に登場する人物は皆、それぞれに魅力がありますね。主君に仕える武将たちの戦国の世に生きるが故の揺れ動く心の葛藤、そして人間ドラマ。お互いが敵味方という関係でなければ、きっといい友となりえたかもしれない宿命の中に哀しいものを感じてしまいます。孫権もまた、このドラマの中で涙したこともありました。人はその人生の中で三回泣く、といいます。一つは肉親との別れ、一つは愛する人との別れ、そしてもう一つは、友との別れ…その流した3つの涙は、やがて乾き、その後に、強さと優しさとたくましさとなって心に宿るのだそうです。真意の程は分かりませんが、いずれにしても孫権の荒々しくも暖かな心…そんなことを思いながら聴いてみるのも三國志の別の楽しみ方かもしれないですね。
    堀川亮さん
    姜維伯約を演らして戴きました、堀川亮です。えー、そうですね。もう三國志というのは僕は個人的に思い入れがタップリなんで、是非一度、えー、どんな形でもいいし、えー、どんな役でもいいし、やらして戴けたらなぁと思っておりました。それが、計らずも、こう現実になって、すごく嬉しいですね。もう、すごく、何ていうんですか、戦乱の嵐の中を駆け抜けて行く、というそういう感じが、まさにするんで、ぜひそこら辺のダイナミズムみたいなものをね、皆さんに感じとって戴ければ、すごく嬉しいなぁという風に思っています。
    太田真一郎さん
    劉禅公嗣役の太田真一郎です。この人はすごく、可哀相な人なんだなー、と思いました。それはやっぱり周りの人が、孔明や、あー、その周りの武将とか、自分のお父さん、劉備玄徳が、すごい立派過ぎて、すごすぎて、すごく…自分が追い付けなくて、そんな…悲しみとかが、きっとこのCDに出てるんではないかと、特に四巻の最後の方の台詞で…出てると思います。この役はそんな悲しみがありますけれども、このCDでの僕の哀しみは…この役を貰って、古谷さんに会った時に、『お前が息子か…』とイヤな顔をされた時が一番悲しかったです。その悲しみも今日で終わりです。

  5. 劉備の秘密の小部屋
    塩沢「しかし、まぁ難しい字が多いわね。」
    古谷「あー、読めないのいっぱいあったよね。」
    塩沢「うーん…」
    古谷「ほんとに、漢字だらけだったもの。」
    塩沢「特に後半ですね、南蛮の方に行くと…ですね、やたらに難しい字になったんですよ。やっぱり。」
    古谷「あ、ほんと?」
    塩沢「うん。」
    古谷「へ〜」
    塩沢「烏戈国とかね…」
    古谷「ほ〜」
    塩沢「董荼奴とかね…」
    古谷「董荼奴?」
    塩沢「阿会喃とかね。何だかよく分かんないんですけどね。」
    古谷「分かんないね。まだ、あの、中国の漢字ならさ、分かるじゃない。意味とかもね、見ると。なんとなく分かりそうな…」
    塩沢「ま、でも一応中国の漢字なんだけどね。」
    古谷「あ、南蛮も?」
    塩沢「南蛮も。」
    古谷「あ、そーなの?」
    塩沢「うん。」
    古谷「へ〜」
    塩沢「流石に(田中)秀幸さんが、随分、悩んでいた。」
    古谷「あっ…ナレーターは大変だよね、漢字だらけだもん、それこそ。俺達と違ってね…」
    塩沢「でも、一応本番は一発OKだったんですよ。その辺が、だから…流石といえば流石…」
    古谷「プロたるゆえんなんでしょうね。私は南蛮と言えば、カレー南蛮と鴨南蛮しか思い浮かばないんですけどね。」
    塩沢「でも、その南蛮なんじゃないんじゃないですか?」
    古谷「あ、やっぱりそうなの?」
    塩沢「だって、やっぱり、カレーと南蛮は、南蛮じゃない?」
    古谷「あはははは、何だかよく分かりませんけどね〜」
    塩沢「よくわかりませんね〜 しかし、女っ気の無いスタジオだったよね。」
    古谷「あ、ハイハイハイハイ。」
    塩沢「最終回なんか誰もいないよ。」
    古谷「あ、やっぱし。男ばっかし?」
    塩沢「二十何人。」
    古谷「あっはっは。」
    塩沢「ほんっとに。」
    古谷「やだね、花がないっていうのは。」
    塩沢「う〜ん…」
    古谷「でも、女の子っていうか、ま、女優にしてみれば緊張しただろうね。」
    塩沢「ヤだろうね。」
    古谷「ヤだよね。全部男でしょ。」
    塩沢「それとも気持ちのいいもんなのかな?」
    古谷「あ、嬉しかったかな?」
    塩沢「どっちだろう。」
    古谷「セーラームーンは逆の立場で嬉しいけどね、俺は。」
    塩沢「あ、そう。」
    古谷「そういう問題じゃないか…そうゆう問題じゃないかもしれない。」
    塩沢「いやー、じゃあ、是非、今度…ね、ご出演いただいた女優さんに訊いてみましょう。」
    古谷「気持ちよかったかって?」
    塩沢「うん…それともイヤだったか?」
    古谷「イヤだったかって…」
    塩沢「どっちの感想になるのかな…」

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