CDドラマコレクションズ三國志
二、趙雲子龍之巻
〜孤虎、傾月に吼ゆ〜
キャスト
- 趙雲子龍………草尾毅
- 関羽雲長………堀秀行
- 張飛翼徳………玄田哲章
- 諸葛亮孔明……塩沢兼人
- 曹操孟徳………銀河万丈
- 程仲徳………増田有宏
- 李徳……………菅谷勇
- 公孫…………真地勇志
- 糜芳子方………佐藤浩之
- 芳夫人…………関根明子
- 糜夫人…………久川綾
- 甘夫人…………中村尚子
- 文醜……………小林俊夫
- 袁紹本初………江川央生
- 簡雍憲和………田中宏幸
- 夏侯恩…………松丸卓也
- 武将……………吉水孝宏
- 劉備玄徳………古谷徹
- ナレーション…金内吉男
- 新野より
- 君子行
- 暗雲
- 乱戦
- 敵陣へ
- 少年(回想1)
- 孤虎(回想2)
- 救出
- 出会い(回想3)
- 祈り(回想4)
- 再会(回想5)
- 宝剣青
- 落花
- 一騎当千
- 長坂橋
- 誓い
- 新野より
劉備軍は軍師・諸葛亮孔明の策で曹操軍の先鋒部隊を全滅させる。
- 君子行
劉備軍は曹操軍の追撃に対し、南に落ちのび始めた。そこに新野城や道々の民百姓が劉備軍についていった。しかし、軍の移動速度が著しく落ちるため張飛は民衆を置いていくように言うが、劉備は民を見捨てることができない。そこで関羽が江夏の劉のもとに援軍を要請に行った。
- 暗雲
曹操軍は劉備が江陵に落ちのびるのを防ぐため、進撃を急がせる。間もなく曹操軍は劉備軍の最後尾との戦闘に入る。劉からの援軍を待つ劉備はさらに孔明を説得に行かせる。
- 乱戦
曹操軍との合戦に入る劉備軍。そこへ劉備のもとに、趙雲が敵に寝返ったという糜芳からの報告が入る。しかし、劉備は趙雲を信じていた。
- 敵陣へ
その頃趙雲は、はぐれていた劉備の二人の夫人と嫡子・阿斗を探しに敵陣に飛び込んでいた。
- 少年(回想1)
親を早くに亡くした少年時代の趙雲は、叔父の李徳と一緒に暮らしていた。武術の稽古に四書五経の学問、片腕が不自由な李徳に代わっての畑仕事。そんな生活の中で趙雲は李徳に人生を諭されながら素直に育っていく。
- 孤虎(回想2)
十九歳になった趙雲は自分の力を試そうと袁紹軍に入隊した。だが、袁紹軍の卑怯さに愛想を尽かした趙雲は袁紹と戦う公孫こそが自分の主と信じる。公孫の危機を救った趙雲は、公孫の配下となる。
- 救出
趙雲は第二夫人の甘夫人を見つけ出し、馬に乗せて自陣に戻る。甘夫人は、何故劉備に熱烈な忠誠を寄せるのか、と趙雲に尋ねる。趙雲は自分と劉備の出会いを語り始める。
- 出会い(回想3)
公孫の陣営に加わった翌日、趙雲は義兄である公孫の危機に駆けつけた劉備と初対面する。趙雲は劉備の人となりに感服し、早くも公孫に失望し始めていた。戦いが終わり、平原県に帰ろうとする劉備に趙雲は自分を配下に加えてくれるように言う。劉備は趙雲に公孫へ仕えるように言い、再会を願った。それから七年後、公孫は袁紹に滅ぼされ、生き残った趙雲は劉備のもとに駆けつけようとしたが、曹操に敗れていた劉備は主君の仇の袁紹に客分として迎えられていた。行き場を失った趙雲は流浪の途中で山賊を叩きのめし、山賊の頭となっていた。
- 祈り(回想4)
袁紹からの度重なる誘いを断わり、趙雲は山賊生活を送っていた。趙雲は手下が勝手に捕まえ、そして解放した芳夫人から「直ちに山から下り、祈れば思いはきっと天に通じる」と言われる。その言葉を信じ、趙雲は劉備との再会を祈る。
- 再会(回想5)
袁紹から逃げ出した劉備と再会した趙雲。再会を喜ぶ劉備たち。そして、趙雲は晴れて劉備の配下になるのだった。
- 宝剣青
甘夫人を無事に自陣に連れ帰った趙雲は、阿斗と糜夫人を探しに再び敵軍に飛び込む。途中、曹操軍の武将・夏侯恩を討ち取った趙雲は、宝剣・青を手に入れる。青は鉄を斬っても泥の如しと言われる類希なる名剣だった。
- 落花
第一夫人の糜夫人と阿斗を見つけた趙雲は二人を自陣に連れて帰ろうとするが、阿斗を趙雲に託した糜夫人は、足手まといになってはいけないと古井戸に身を投げる。趙雲は夫人の亡き骸を突き崩した土塀で埋めると、阿斗を鎧の中に包んで敵陣を突破し始めた。
- 一騎当千
趙雲は自陣に向かって敵軍中をひた走った。槍を落とされた趙雲は宝剣・青で敵軍を突破していった。曹操はその様子を山の上から見ていた…
- 長坂橋
曹操は趙雲の活躍を見て、自分の配下に加えたいと言い出した。さらに趙雲を生け捕るために矢を放たないように言った。その言葉もあり、趙雲は曹操軍の囲みを突破して再び自陣に帰り着く。張飛は長坂橋に一人立ち、敵を一兵たりとも通さない。敵は張飛を前に退却を始めた。
- 誓い
自分の子よりも趙雲を気遣う劉備。趙雲は劉備への生涯の忠誠を誓う。劉備軍は援軍を連れて来た関羽と孔明によって無事に夏口の城に落ちのびた。
聴き処っ!
- 今回は全編が合戦シーンだ(回想はあるが)。敵を斬りまくる趙雲は必聴だ!
- 今回から劉備たちが字で呼び合うように脚本が書かれている。そのため、より日常感や親近感やリアリズムが増している。いいことだ。
- やっぱりキャストで驚いたのが糜夫人…久川綾だろう。久川綾唯一(?)の老け役(ファンの人、すまん!)は必聴だ!
- 趙雲の子供時代や袁紹時代の始めはもちろんフィクションだが、フィクションなりの味付けがなされていて実に面白い。叔父の李徳もイイ感じだ。
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