CDドラマコレクションズ三國志
四、諸葛亮孔明之巻・II
〜飛龍、翠風を招ぶ〜


キャスト
  1. 柴桑擾乱
  2. 説客諸葛亮
  3. 周瑜憤激す
  4. 碧眼児起つ
  5. 殺意
  6. 暗殺の宴
  7. 詭計応酬
  8. 霧の夜の魔法
  9. 掌中に秘策
  10. 苦肉の計
  11. 連環の計
  12. 病と良薬
  13. 翠風
  14. 赤壁の戦
  15. 順風帰還
  1. 柴桑擾乱
    江夏から戻って来た魯粛は劉備の様子を孫権に報告する。開戦派の魯粛は曹操軍に対して劉備陣営から諸葛亮孔明を連れて来ていた。孔明も孫権に曹操との開戦をさせるために論客として魯粛についていったのだ。

  2. 説客諸葛亮
    孫権に通される前に和睦派の文官が待ちかまえ、孔明を論破しようとしたが孔明は彼らをことごとく退ける。孫権と会見した孔明は孫権の自尊心を煽り立てて孫権を開戦へ傾かせる。それでもまだ迷っていた孫権は亡き兄の義兄弟である周瑜を呼んだ。

  3. 周瑜憤激す
    柴桑に戻って来た周瑜のところに降伏派の文官、開戦派の武官が次々と訪れた。その夜、悩んでいる周瑜に孔明が訪れて来た。周瑜は降伏派に傾きかけていて、孔明もそれに同意(するふりを)する。さらに孔明は降伏も開戦もせずに曹操の軍を北方へ退かせる策を与える。呉の喬公の娘、大喬・小喬を差し出すことが孔明の策だったのだ。小喬を妻にしている周瑜は憤慨し、一気に開戦派となる。

  4. 碧眼児起つ
    孫権は机の角を斬り、開戦の意志を示してその剣を周瑜に授ける。孔明のすすめで、周瑜はさらに孫権に開戦の意志を固めさせる。孔明の洞察力を恐れた周瑜は孔明の兄・諸葛瑾に説得をさせて味方に引き込もうとするが失敗する。

  5. 殺意
    周瑜は孔明に曹操軍の食糧貯蔵地を襲うように依頼する。周瑜は曹操に孔明を殺させようとするが、孔明の様子を探らせた魯粛から「公瑾殿は陸上戦は不得手」という孔明の言葉を聞いて逆上して自ら襲撃をかけようとする。魯粛からそのことを聞いた孔明はそれを止めさせる。その頃、劉備は孔明の様子を探らせたが、周瑜からの招きの手紙を受け取り、孔明には会えなかった。劉備は関羽とともに周瑜の本営へ向かった。

  6. 暗殺の宴
    幕の外に兵を伏せて劉備を待ち構えた周瑜は、暗殺の機会をうかがっていた。だが、関羽に圧倒された周瑜は合図ができず、暗殺は失敗に終わった。その後、劉備は孔明に会い、11月20日に趙雲に舟で迎えに行かせるように言われる。

  7. 詭計応酬
    緒戦に敗れた曹操は、蔡瑁と張允に水軍を任せる。曹操は周瑜の学友であった蒋幹に周瑜を寝返らせるように命令する。呉の陣に来た蒋幹は周瑜に歓迎されて彼の幕舎に通される。周瑜はそこで酔いつぶれてしまい、蒋幹は机の上に蔡瑁と張允からの内通の手紙を見つける。もちろんこれは周瑜が用意した偽物だったのだ。蒋幹はそれを持ち出して曹操の陣へ戻る。曹操はためらうことなく二人を斬ったが、次の瞬間、周瑜の計にかかったことに気付き、後悔する。周瑜はそのことを聞いて喜ぶが、魯粛に孔明の様子を探らせる。孔明が自分の策を見破っていることを知って周瑜はさらに孔明への殺意を募らせる。

  8. 霧の夜の魔法
    周瑜は周囲に納得のいく方法で孔明を殺すため、孔明に十日で十万本の矢を用意するように命令する。揃えられない時は軍律に照らし合わせて斬るつもりなのだ。だが、孔明は三日で用意すると言う。二日目の夜、心配する魯粛を連れて、孔明は20双あまりの舟に黒幕をして藁束を積み、霧がたちこめる中、曹操の水塞に向かった。水塞間近に舟を停めた孔明は曹操軍を挑発した。霧の中からぼんやりと浮かぶ舟に矢を撃ち込む曹操軍。夜が明ける頃、孔明たちの乗った舟には全部で十万本以上の矢が突き刺さっていた。

  9. 掌中に秘策
    周瑜と孔明は曹操軍を仕止める策を火攻めと決める。そこに曹操軍から、先程処刑された蔡瑁の従兄弟、蔡和と蔡仲が投降してきた。

  10. 苦肉の計
    蔡和と蔡仲の前で黄蓋は周瑜の前で長期戦の策をけなす。周瑜は黄蓋を鞭打ちの刑にする。だが、これは周瑜と黄蓋の味方をも欺く苦肉の策だった。曹操のもとには参謀の沢が、黄蓋の降伏の使者としてやってきた。これは計略だと見破る曹操に沢は臨機応変の答えをして降伏を信じ込ませる。だが、最も曹操を信用させたのは目の前で黄蓋の鞭打ちの刑を見ていた蔡和と蔡仲からの報告だった。

  11. 連環の計
    周瑜は曹操を連環の計にかけるため、再びやってきた蒋幹を利用して伏竜・孔明と並び称される名軍師の鳳雛・統と会わせる。蒋幹は統を曹操に会わせ、船酔いに悩む軍に連環の計を授ける。これは船と船を鎖で繋いで板を渡し、船を陸上と同じようにする策だったのだ。

  12. 病と良薬
    周瑜は船の上で曹操を倒す計略を考えている最中に旗のはためきで顔を打ち、病に倒れる。見舞いに訪れた孔明は周瑜の病は気の病だと言い、原因は東南からの風が来ないことだと読み当てる。孔明は風を吹かせると言い、七星壇を築かせて風を吹かせる儀式を行い始めた。

  13. 翠風
    先鋒の黄蓋は硫黄などを積み込んだ船に乗り、曹操の陣へ向かった。そして孔明の予告通り、東南から風が吹いた。自然をも操る孔明の恐ろしさに周瑜は丁奉と徐盛を差し向けて孔明を暗殺しようとする。

  14. 赤壁の戦
    船の沈み具合、風向きから黄蓋の投降が偽りだと見破った曹操。しかし時既に遅く、黄蓋の船団は自ら火を放ち曹操の水軍に突っ込み、曹操軍を火ダルマにした。火は陸へも飛び火していき、曹操軍は壊滅的な打撃を受けた。

  15. 順風帰還
    その頃、丁奉と徐盛は七星壇に向かったが、そこはもうモヌケの空で、孔明は趙雲に守られて劉備の陣に帰っていった。


聴き処っ!


CDドラマリストに戻る