CDドラマコレクションズ三國志
八、劉備玄徳之巻
〜帝星、天漢に煌く〜


キャスト
  1. 運命の使者
  2. 蜀へ
  3. 長江別離
  4. 江東震憾
  5. 時来たれども
  6. 凶星墜つ
  7. 孔明出陣
  8. 錦馬超
  9. 成都城
  1. 運命の使者
    曹操との戦いに敗れた馬超は漢中の張魯のもとを頼ってきた。張魯は曹操が勢いに乗って漢中を攻めてくることを予測し、南の益州を攻めることを考える。その情報を知った益州の主・劉璋は補佐官の張松に曹操からの救援の要請に向かわせた。張松は曹操の人柄を試すために彼の自尊心を傷つけてしまい、追い返されてしまう。張松は帰る途中、荊州の劉備のもてなしを受ける。こうして益州を奪る機会を得た劉備軍だが、孔明と統は侵略に反対を示すであろう劉備を説得する方法を思案していた。

  2. 蜀へ
    張松は劉備を益州を託せる人物だと見抜き、益州攻略のための地図を献上する。益州に戻った張松は、劉璋に張魯からの防衛対策に劉備の名を挙げる。黄権、李恢の反対を押しきり、劉璋は劉備に使者を送る。孔明と統は侵略に反対する劉備を説得。西暦211年・冬、劉備は益州へ向かうこととなった。

  3. 長江別離
    統を参謀に、大将に黄忠、魏延らを従え兵5万で益州に向かう劉備。その知らせを聞き激怒する孫権。孫権の謀臣・張昭は孫権の妹・仁姫と劉備の息子・阿斗を江東に連れ去り、人質にしてから荊州を攻略する計略を考える。計は成功したかに見えたが、阿斗がいなくなったことに気付いた趙雲・張飛らの活躍で阿斗を取り返す。しかし、仁姫は母親の病気を理由に江東へ去ってしまった。

  4. 江東震憾
    阿斗を奪うことには失敗したものの、仁姫を取り返した孫権。仕方なく、そのまま荊州攻略をしようとするが、曹操が大軍をもって江東に攻め込んだ報が舞い込む。荊州攻略を止め、孫権は曹操を撃退。荊州は救われる。その頃、城に入った劉備は劉璋からのもてなしを受ける。宴席で剣舞を見せる劉備の部下。そこに劉璋の部下が加わる。しかし、この剣舞が劉璋を剣舞に見せかけて暗殺する統の策であることを見抜いた劉備は、即刻剣舞を止めさせる。

  5. 時来たれども
    劉備は劉璋からの要請で、葭萌関へ張魯撃退に向かう。なかなか益州侵略の素ぶりを見せない劉備に張松は苛立ち、劉備に内通の書状を送ろうとする。その様子を黄権に見られた張松は斬られ、劉備の益州攻略の野望は明るみに出てしまった。劉璋との関係が瓦解した劉備は本格的に益州を攻略することを決心する。劉備は統の立てた3つの策の中から、城を足掛かりに益州を攻略する策を採った。果たして、城を攻め落とした劉備。勝利に酔いしれている劉備をたしなめた統は劉備の怒りを買う。統に怒ったことを反省した劉備は、統との話合いで仁義と天命について考える。

  6. 凶星墜つ
    城に迫る劉備軍。孔明は統の身の危険を悟り、劉備に知らせるが、統は全く相手にしない。二手に分かれて城に向かう劉備と統。ところが出陣の際に統の馬が暴れ、統を振り落としてしまう。劉備は統に自分の乗っている白馬を貸し、行軍する。行軍の途中、落鳳坡と呼ばれる場所に差しかかる統。その時、劉備の白馬を目印に統に向けて矢の雨が降りそそいだ。統は全身に矢を浴びて絶命する。

  7. 孔明出陣
    統が死んだ事を知り、孔明は関羽に荊州を託して趙雲、張飛と共に益州に向かう。趙雲、張飛は劉備の危機を救い、孔明はたちまち城を落とす。劉備は統が死んだことで、自分が成すべきことをはっきりと決める。

  8. 錦馬超
    城陥落の知らせを受け、劉璋は自分を侵略しようとしていた張魯に救援を求める。張魯は馬超を援軍として向かわせる。北の葭萌関に攻め寄せる馬超の軍。孔明は張飛を刺激し、対馬超への闘志を漲らせる。一騎討ちで張飛と互角の勝負をする馬超を気に入る劉備。馬超を仲間に加えたいという劉備の願いに、孔明は張魯の腹心の部下を買収する策をとる。張魯の腹心は馬超と張魯の仲を裂き、馬超は完全に孤立してしまう。劉備は李恢に行きどころの無くなった馬超を説得に行かせる。李恢の必死の説得により馬超は劉備の人柄に感服し、降伏する。

  9. 成都城
    馬超はそのまま劉璋の説得に向かう。馬超の降伏を知った劉璋は戦う気力を無くし、劉備に潔く降伏する。劉備の益州奪取を影ながら祝う曹操と孫権。益州の主となった劉備は統の死を悼み、新たな志に情熱を燃やす。


聴き処っ!


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