CDドラマコレクションズ三國志
諸葛亮征嵐伝
一ノ巻


キャスト
  1. 漢中攻防
  2. 嵐の胎動
  3. 玉は砕くべきも
  4. 狂乱

  1. 漢中攻防
    西暦214年、劉璋に代わり、蜀の国を治めることになった劉備。ここに曹操の魏、孫権の呉、劉備の蜀が並び立った。勢い付く蜀軍に対する作戦を賈に問う曹操。勧めに従い、曹操は漢中を奪取。それに対し、蜀軍も張飛が漢中攻略の軍を進めるが、魏軍は全く相手にしない。約2ヵ月の睨み合いの末、油断したふりをした張飛に攻めかかった魏軍は、張飛に叩きのめされる。勢いに乗り、劉備自ら漢中に出兵をする。だが、劉備の養子・劉封は曹彰に敗れて劉備に叱責を受けていた。しかし全体の局面では曹操の本隊との戦いで、劉備は大勝利を収める。追撃する張飛軍だが、そこに司馬懿仲達が立ちはだかり、魏軍を鮮やかに退却させる。

  2. 嵐の胎動
    漢中王となった劉備。だが、太子に立てられたのは、長男で養子の劉封ではなくて次男で実子の劉禅だった。自分が太子に立てられなかったのは関羽のせいだと知った劉封は、関羽を恨み始める。一方、劉備への報復を考えていた曹操は、仲達から孫権を使うように進言を受ける。曹操との同盟を結ぶかどうか迷った孫権は、関羽の娘と自分の息子との縁談の反応を見て決めることになった。しかし関羽は傲慢な態度で縁談をはねのけ、孫権は曹操と同盟を結ぶこととなる。曹操と孫権が同盟を結んだことを聞いて、関羽は逆に魏軍の要となる樊城を奪いにかかる。攻略の途中に腕を怪我した関羽は、名医と評判の高い華陀の治療を受ける。自軍の戦況が思わしくない曹操は、仲達から呉を動かすように提案を受ける。

  3. 玉は砕くべきも
    曹操の要請を受け、荊州と呉との境である陸口を攻める方策を練る呉軍。関羽は各所に狼煙台を設け、呉の動きにも目を光らせ、全く隙がなかったのだ。呉の都督・呂蒙は、関羽に対して陸遜を起用する。陸遜は関羽に自分の頼りないイメージを与え、関羽を油断させることに成功する。呂蒙と陸遜は密かに軍を進め、狼煙台を人知れず落としていった。関羽がそのことを知った時には、荊州は完全に呉の手に落ちることとなる。荊州の民を懐柔したことにより、関羽の軍からは兵が去って行く。手勢がなくなった関羽は劉封と孟達に援軍要請の使者を送る。劉封と孟達は協議の結果、関羽への恨みから援軍を拒否。関羽は古城・麦城に僅かな兵で立て籠る。関羽は息子の関平と共に呉の包囲網を突破しようとするが、呉軍に生け捕られる。降伏を断った関羽はやむなく首を斬られる。

  4. 狂乱
    劉備は夢枕に立つ関羽の姿を見て、悪い予感を感じる。そこに趙雲がやって来て関羽の死を告げる。孫権から曹操の元に届けられた関羽の首を曹操は丁重に葬るが、曹操はその時から激しい頭痛に襲われる。頭痛を治しに来た名医華陀を疑い、獄死させた曹操は自分の死期を早め、曹丕に後事を託して死ぬ。後を継いだ曹丕は献帝から玉璽と印綬を脅し取り、帝位の禅譲を迫った。献帝は諸侯に落とされ、漢王室は滅びることとなる。一方、蜀の都の成都には献帝が殺害された噂が飛び交った。漢王室を継ぐために帝位に就くのを頑なに拒んでいた劉備だが、結局孔明の嘆願で帝の位に就く。だが、劉備は関羽の仇を討つため呉への出兵を決意する。


聴き処っ!


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