CDドラマコレクションズ三國志DX1
結集編・五虎龍鳳之巻


キャスト

  1. 気概参天

  2. 鳳雛微睡

  3. 青嵐来襲
  4. 雪華無情


  1. 孔明は趙雲を伴って、周瑜の弔問のために呉に向かった。新しく黄忠が加わった劉備軍の将軍たちは、劉備と荊州平定の話に花を咲かせていた。長沙攻略の時… 赤壁で曹操の命を助けたことに責任を感じ、手勢の500騎だけで長沙に向かう関羽。しかし、長沙には一人手強い大将がいた。その名は黄忠。齢六十に近い老将だが、万夫不当の武勇の持ち主だ。

  2. 気概参天
    先鋒の楊齢を討ち取った関羽は黄忠と一騎討ちをする。長沙の主・韓玄の撤退命令でこの場は流れるが、戦況は互角だった。次の日、関羽は黄忠と再戦するが、黄忠の馬の脚が折れてしまう。そこにつけ入らず、見逃す関羽。また次の日、黄忠は得意の弓で勝負する。前日に関羽に命を救われた黄忠は、関羽の兜の緒に矢を射当てて昨日の義理に報いる。その件で黄忠は主の韓玄に処刑されようとするが、そこに韓玄の部下の魏延が現れる。魏延は韓玄に対して反乱を企てる。魏延は韓玄を討ち取り、長沙は劉備軍に降伏する。しかし、主君を裏切った魏延は孔明から処刑を命じられる。結局、劉備のとりなしで魏延は助かり、丸く収まった。


  3. 呉では周瑜の弔問から帰ろうとする孔明を脅かす者がいた。それは、孔明の学友であった鳳雛こと統士元だった。統は孫権に仕えるために魯粛に呼ばれてやってきていた。孔明は、孫権に統を重く用いる目を持っていないと見抜き、劉備への推薦状を渡す。孔明の予想通り孫権は周瑜と違い過ぎる統を好きにはなれないようだった。魯粛は孫権に仕える気がない統の才を惜しみ、劉備への推薦状を渡す。

  4. 鳳雛微睡
    統は、孔明が巡察の旅に出ている間に劉備のもとを訪れるが、劉備も統の冴えない容貌から、彼を敬遠する。仕方なく、劉備は統を来陽県の県令に命ずる。それから三月して、来陽県では政務が滞っている、という噂が流れてきた。張飛と関平は来陽へ向かう。統の所へ駆け込んで来た張飛は統を追及する。統は今から百日分の政務を行う、と言い、瞬く間に政務を片付ける。驚愕する張飛と関平。張飛は統を推挙しようとするが、統は孔明と魯粛からの推薦状を初めて出す。劉備は巡察から帰って来た孔明に統の悪評を漏らすが、そこに張飛が帰って来る。そこには先程の推薦状が握られていた。劉備は己の軽率さを詫び、統は劉備の陣営に加わることとなる。


  5. 西涼の太守・馬騰が曹操に処刑される。馬騰の曹操暗殺計画が漏れたためだ。馬騰の長男の馬超は、父の仇を討たんと出陣する。

  6. 青嵐来襲
    馬超は曹操軍を次々と敗走させ、潼関で曹操と対峙する。緒戦で大敗を喫した曹操は、陣に戻って堅く守っていた。さらに増えた西涼の軍に敗れた曹操は、渭水の対岸に陣を張り、氷の城を築く。馬超軍と曹操軍の決戦が始まり、馬超は曹操軍の猛将・許との一騎討ちに引き分ける。

  7. 雪華無情
    馬超の父・馬騰の義兄弟の韓遂はある日、曹操に呼ばれ、都にいた頃の昔話をする。またある日、馬超は韓遂が曹操から手紙を貰っていたことを知り、韓遂の陣に乗り込んで、手紙を調べる。しかし、その手紙はあらかじめ内容がところどころ塗りつぶされていた。曹操が間違って下書きをよこすわけがない、と韓遂に対して猜疑心を持つ馬超。疑いを晴らすため、馬超は韓遂の軍に紛れ込むが、曹操軍からの使者が韓遂に何かの約束の確認をする。これらは全て曹操が仕組んだもので、韓遂は馬超を裏切ってはいなかった。しかし、この策で馬超と韓遂の仲は完全に決裂する。韓遂は本当に馬超を裏切り、怒りに燃える馬超は韓遂の腕を斬り落とすが、韓遂のだまし討ちに遭い、命からがら逃げのびた。曹操が西涼に進出したことで、漢中の張魯が曹操に対抗する力を求めて、南の益州へと動き出した。益州には張魯をはね返す力はない。何処かに援軍を求めるだろう。運命の歯車が動き出したのだ。

聴き処っ!


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