人気(?)エッセイ「三国志とわたし」


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1999年3月18日
さあ、前回更新から半年以上も経ってしまいました。いかがお過ごしでしょうか(…って、今更何言ってんだ)。つい先日、やっと第2部全巻購入特典CDSの紹介をしたが、これには会話の内容を全部掲載してしまったので特に何も言う事はない。こうして今までのエッセイを読み返すと随分とバカな事ばかり書いたものだ。…と、喋り方まで変わってしまった気もする。ひとまず最後だから、このページの存在意義について自問自答することにしよう。

まあ、僕が三國志好きだからこのページを作ったわけだが、正直言って三國志というジャンル…って、ある程度有名になりすぎているジャンルだと思うんだよね。特に歴史というジャンルにおいてはスーパーメジャーと言ってもいいと思う。ということで、ページを作ろうにも情報やデータが埋め尽くされている現状では今更武将ファイルまがいのものを作っても、物珍しくないと思ったわけだ。そこで事前調査をしてみたところ、光栄からリリースされているこのCDドラマのコーナーというのは全然無かったということが判明。コーナー設立…という運びに。まるで蜀に向かう玄徳のような心持ちだ。だけど実際には不安だったよ。誰も作ってない…ということは、逆に言えば誰も知らない…ということもあり得るわけだしね。そうなれば蜀に向かってる場合じゃないしね。

そう思った矢先、最初にメールが来た時は本当に嬉しかったね。ちなみに最初の方はめくりシリーズの紹介から始めたんだけど… それからクイズを作ったり、ドラマ本編にCD紹介も広がったし… ドラマCDのイラスト応募の常連さんからメールを貰い、復活の署名活動を思い立ちました。一応光栄さんに問い合わせてみたところ、「何人分集まったら復活を約束するということはできないけれど、署名活動は構いません」という内容のお返事を頂いたので復活署名のコーナーを正式に作ってみました。こっちの方はページ移動で更新中断となっても書き込みが可能なんで初めてここに来られた方、一筆お願いします。…と、何とか更新中断になる前にCDドラマシリーズも全部抑えることができたので、自分の中では満足しています。あ…でも、必ずこのコーナーも復活させますんで安心してね。というわけで、ひとまずこのエッセイは終わります。読んでくれてありがとうございました!
1998年9月17日
最近(と言っても4ヵ月も前の話だが)はゲームの話ばっかりしてしまって、ちっともCDドラマの話をしていない。ということで今回は最終巻の「三國志満漢全席フォーエバー」の話をしよう。1996年2月25日(だったかな?)に発売ということで、手に入れた当時はテスト直前だった。勿論そんなコトにひるむ僕ではなかった。その丁度1年前は全く同じ状況でRPGを1本クリアしているのだ。陸遜が出ていないのがちょっと残念だったが、三兄弟の息子たちが登場していたり、周瑜の訳の分からないセリフにすっかり慣れっ子になってしまった趙雲など、ポイントは高かった。中でも「1年C組趙雲先生」あたりは当時元ネタのドラマが放映中だったため、かなりタイムリーだったと言えよう。他には「軍師アドリブ対決」でドスを効かせたり、「突然リポーター」でマニア振りを発揮した仲達役の納谷さんがとてもいい味を出していた。あ、そうそう、第二部の全巻購入特典の申し込みをしよう…
1998年5月21日
今回も「趙雲子龍伝」の話だ。曹操に倒されてしまった趙雲は、ある場所で目を覚ます。それはダンジョンから隔離された謎の場所…「銅雀台」だ。「銅雀台」では、孔明が捕らわれていて、趙雲に曹操を倒す力を授けるために、同じく「銅雀台」に捕らわれているタイガージェネラルに力を試してもらうように言われるのだ。早い話、他のタイガージェネラルと戦え、ということだ。馬超、黄忠、張飛、関羽の順に勝っていき、孔明に話しかけると、今度は孔明が最後の力試しをする。それにも勝つと、やっと究極魔法・龍波動が使えるようになるのだ。孔明とタイガージェネラルの設定は

ボス クリアアイテム・魔法
馬超 猛虎の盾(盾:防御+10)
黄忠 龍神の兜(兜:防御力+10)
張飛 武神の鎧(鎧:防御力+15)
関羽 スピアービクトリー(武器:攻撃+35)
孔明 リュウハドウ(最大使用回数:現在のレベル÷9)

といった感じだ。張飛が持っているのが武神の鎧というのは何か作った自分でも納得がいかないが、仕方がない。龍波動を授けた孔明は、最後の力(でも、死ぬわけじゃないよ)で趙雲を「銅雀台」の外に転送する。趙雲は、そのまま7階まで爆進。曹操の息子・曹彰も倒して、暗黒神復活の儀式の最中の曹操と対峙する。今度の曹操は、ちゃんと勝てるようになっている。曹操を倒してタイガージェネラルを救出(銅雀台は曹操の魔力で結界が張られていたのだ)しに向かうが、まだ息のある曹操がそれを制する。曹操は自分の体を媒体にして暗黒神を復活させるのだ(何てありがちな展開)。こうして暗黒神・シヴァ・イが復活。シヴァ・イは使い魔のシヴァ・シ、シヴァ・ショウ、シヴァ・エンを呼び出して趙雲を一気に倒しにかかる。そこに現れるのが、孔明とタイガージェネラル。シヴァ・シ、シヴァ・ショウ、シヴァ・エンを彼らに任せ、趙雲はシヴァ・イと一騎討ち…という流れになる。シヴァ・イは攻撃+、防御+、ヒーリングの魔法を使いこなし、攻撃も防御も体力も最強だ。さらに、闇の究極魔法・ハルマゲドンビームを無尽蔵に放つ。このハルマゲドンビームは、相手の体力を無条件に半分にする、という技で、これは序盤にくらうとかなりヤバい。と言っても避ける方法もないのでどうしようもない。ちなみに、シヴァ・シ、シヴァ・ショウ、シヴァ・エンは5階のザコキャラのものと同じもので、知力派のシヴァ・シ、シヴァ・ショウは一回/戦闘だけ放つことができるのだ。以上のことを踏まえた上で、シヴァ・イを倒す方法として最も有効な方法は
  1. 防御+を2回とも使う。
  2. 攻撃+を2回とも使う。
  3. 攻撃を行う。
  4. 体力が、シヴァ・イの通常攻撃から与えられるダメージより少なくなったら、即・ヒーリングをかける。
  5. シヴァ・イへの蓄積ダメージが148(最大HPの4/9)以上になったら龍波動を2回以上かける(蓄積ダメージが222以上で龍波動を一回かける方が確実かもしれない)。
といった方法だろう。シヴァ・イを倒した後はエンディングに向かう。崩れ始めた魏王宮から脱出しなければならないが、どうしても間に合わない。そこへ正気に戻った曹操が趙雲たちを最後の魔力で外に脱出させるのだ。何か、エンディングからしてもありがちだ。しかし、こっちとしてももっと凝ったドラマ展開にしたかったが、いかんせん容量が少ないのは仕方がない。というわけで、「三國志趙雲子龍伝」の話はここまで!
1998年4月10日
三國志RPGの続きだ。そう言えば、まだタイトルを言ってなかった。タイトルは「三國志趙雲子龍伝」だ。PC−G800シリーズでは、カタカナ表記だったけど、E−500シリーズでのリミックス版では16×16のフォントでの漢字表示だ。まず基本的な流れを言うと、階クリアタイプのRPGで、基本的にそれぞれの階には次の階への階段の前にボスが待っている。それぞれ、ボスを倒すと武器や防具が手に入り、魔法も覚えるようになっていく。ここで、各階のボスを紹介しよう。

ボス クリアアイテム・魔法
徐晃 戦斧(武器:攻撃力+5)
夏侯惇 魔神の盾(盾:防御力+5)
張遼 白銀の鎧(鎧:防御力+8)
ヒーリング(最大使用回数:現在のレベル÷4)
ドラゴンナックル(武器:攻撃力+15)
コウゲキ+(最大使用回数:現在のレベル÷4)
郭嘉 サイコメット(兜:防御力+5)
ボウギョ+(最大使用回数:現在のレベル÷4)

という感じだ。階が変わると、当然出て来るザコ敵(決して弱いという意味ではなく、ボス以外という意味)も変わってくる。それぞれの階のザコ敵は…

1階 カンゲン、チョウハン、リュウド、キンセン、ヨウレイ、キョウシ
2階 ウキン、リテン、ゾウハ、カキン、リョケン、モウカイ
3階 カコウエン、カコウハ、ヨウシュウ、ソウコウ、ソウジン、カンキュウケン
4階 カクショウ、ブンオウ、ドヨ、オウシュン、ヨウコ、オウソウ、
5階 シヴァ・シ、シヴァ・ショウ、シヴァ・エン、テイイク、カク、ショウカイ
6階 ジュンイク、ジュンユウ、テンイ、チョウコウ、ホウトク、トウガイ

という感じになっている。武力派の武将は直接攻撃がメインになっているけど、知力派は勿論魔法を使う。そんな感じで、画面上では5×4の範囲で表示される20×20のダンジョンの中を進んでいく。ダンジョン中にはヒーリングポイントと呼ばれる場所があり、その上では経験値をある程度消費して、体力と魔力の全回復ができるようになっている。後は、落とし穴もところどころにあったりするが、5階は郭嘉が仕掛けた落とし穴が一杯で、郭嘉を倒すと全部落とし穴が消えるようになっている設定だ。その他には、各階の北東部には、ダンジョンから隔離された謎の場所があったりする。その謎は後で話すと して、無事に5階をクリアして、6階に行くと、いきなり大ボスの曹操が現れる。曹操には趙雲の攻撃は全く通じず、趙雲は必ず倒されてしまう。曹操との戦闘シーンは間にセリフが入ったりしているのだが… 実は、それは「LUNAR ETERNAL BLUE」のガレオンとの最初の戦いの一部パクリだったりするのだ。このシーンは気に入っていたので、わざわざ作ってみたのだ。そんな感じで、主人公なのに倒されてしまった趙雲の運命は… てなわけで、また次回。
1998年4月7日
今回は、ちょっと趣向を変えて、僕がポケコンで作った三國志の話をしよう(この際、3ヵ月近くも更新してないことには触れない…)。まず、最初のコンセプトとして、ポケコンで何かストーリー仕立てのRPGを作りたい…ということがあった。そして、題材が三國志と決まったのに、そう時間はかからなかった…と言うよりは、多分三國志でRPGを作る気でいたのだろう。主人公は勿論趙雲。趙雲が、曹操軍を相手に戦うといったお決まりのストーリーだ。魔法みたいなのもとりあえず、用意してある。

ヒーリング 最大HPの40%を回復
コウゲキ+
(攻撃+)
攻撃力(武器装備時)を20%上げる(戦闘中に2回使用可)
ボウギョ+
(防御+)
防御力(防具装備時)を20%上げる(戦闘中に2回使用可)
リュウハドウ
(龍波動)
体に宿る龍の力を発動させる必殺技。
相手の蓄積ダメージの半分をダメージとして与えられる。

といった感じで魔法の設定が出来上がっていった。敵側のキャラも魔法を使える設定にしているが、使えるのは大体知力が高い武将という設定だったりする。そうだ、そうだ、大事なことを忘れていた。プロローグについて何も触れていなかった。まぁ、プロローグはゲームが出来てから取ってつけたようなものなので、大したことはない。漢王朝は、丞相・曹操の元に繁栄していたが、突然邪教がはびこり出した。その原因が曹操にあったことを突き止めた義士・劉備とタイガージェネラル(五虎将軍のことね)は曹操打倒に立ち上がった。軍師・孔明と趙雲を除くタイガージェネラルは魏王宮に乗り込んでいったが、1ヵ月経っても帰って来なかった。花粉症が癒えた趙雲(実はそれで征けなかったのさ)は、単身魏王宮に乗り込んでいった… という話だけど、ハッキリ言ってかなりフザけた設定です。そういうわけで、また次回!
1998年1月16日
1996年1月下旬、「超三國志満漢全席 放浪戦隊ブラザーファイブ」が発売された。僕は、このCDの発売を知った時、「遂に光栄も狂い始めたか…」などと思ってしまった。いくら人気シリーズだからといっても、これで売れるのか? まぁ、僕は買うのだが… ということで聴いてみた…が、これはブックレットの方もメチャクチャ笑えるのだ。まずは、幼児向けに(多分間違っても幼児は買わないだろうが…)カタカナにまでルビがふられている。それだけでも、マニア心をくすぐる出来になっている。でも、続編にOVAはないだろう… さらに敵がいちいちバカバカしくて笑える笑える… 満漢全席シリーズからの再録部分もあるが、キッチリと新録でつなぎも押えてあるし、主題歌までついている。本シリーズと合わせてもあれだけCDを出しておきながらボーカルが入っているのはこの1枚だけだもんなぁ。よく考えたら変なシリーズだ。他にネタとしては放浪戦隊グッズのCMが面白かったなぁ。しかも、玄田さんもCMナレーションをやっている。玄田さんは実際の戦隊物でよくCMナレーションをやっているだけに、シャレにならないほどリアルだったりする。真顔で「疲れる前に敵を倒せ!」と言われると笑えるし、実際に使ってそうな「今、キミのもとに!」というのはジャイアンの「心の友よ」と同じくらい殺し文句に近いものがあるぞ♪ てなわけで、また次回!
1997年11月28日
結局工大祭やら何やらで1ヵ月以上更新していない。やばい。このままではこのコーナーの存続自体危うい。何てコトを言ってるが、少し世間話をしよう。11月22日〜24日までうちの大学(九州工業大学情報工学部…飯塚にあるよ)で工大祭という学園祭があった。僕が所属するアニ研の出し物(というか、果してそう呼べるのか)は「坂本真綾コンサート」だったのだ。様々な紆余曲折の結果、何とか開催にこぎつけたが、僕は本番中はテント番だった。これも大事な仕事だし、後でコンサートを撮ったビデオを見ればいいし…と思っていたらビデオが撮れていないとのコト。うーむ、何てこった。しかも、コンサート中でも色々とハプニングがあったりして、大変だったとか。こうして、僕はスタッフでありながら観客よりも真綾嬢と縁遠い存在になってしまったのだった。だってナマで真綾嬢を見たのって、リハ会場にビデオカメラのバッグ(中にテープが入ってなかったために撮れなかった)を届けに行った時のちょこっとだけだし… 何か世間話が前回の内容より長くなってしまったが、多分気のせいだろう。そんなわけで本題に入ろう。12月も終わりに近付いて、「諸葛亮征嵐伝」四ノ巻(最終巻)が発売された(実際買ったのは正月だったが)。気になる姜維のCVは堀川亮! これまたとんでもないキャストだ。趙雲との一騎討ちは別次元では超サ○ヤ人同士の戦いだったのか… 超サイ○人と言えば、僕はかつて在野でしか姜維が出て来なかった時代(光栄の三國志IIだね)、姜維のことを超在野人とか呼んで遊んでたなぁ。今じゃシナリオの初期状態から出て来るようになってしまったけどね。四ノ巻は孔明が死ぬシーンや、魏延が斬られるシーンをキッチリと押えてあるが、どっちかと言うと「可もなく不可もなく」といった作りかな。聴いた後には少し虚しさが残ったが、ブックレットを見て僕は狂喜乱舞した。DXシリーズの続巻が出るのだ。やっほう! てなわけで次回に続く!
1997年10月25日
あんまり更新してないと本当に忘れ去られそーだ。うーむ、ピンチだ…って、前もこんなこと書いた気がしたぞ。夏休みが終わる頃には「めくりVol.4」が発売される。めくりシアターも発売時期に合わせ、「25時間TV」だったりする。それから数日しておさペンコンサートに行って、夏は終わって9月末、「諸葛亮征嵐伝」の三ノ巻が発売。まず参ったのは孟獲・関俊彦とゆー、とんでもないキャストだ。さらに祝融・高山みなみ! 今回は魏延が孔明と少しだけ心を通わせるというオリジナルのサービスもある。これで嫌われ者の魏延も少しはファンが増えるんじゃないかな…と思うんだけど。いや、言っておくけど僕は魏延は嫌いじゃないです。これも全てドラマのお蔭ですが。ドラマの終わりには姜維が出てくるけど声を出さないというじらし振り。一体誰なんだ! こうやって最終巻までつなぐんだな…と思いつつ、今回は終わり。また次回!
1997年10月6日
5月、6月に入ると「めくりVol.3」と「征嵐伝二ノ巻」が発売されたんだ。内容は相変わらずの出来で満足、満足。 …何かリアクションがマンネリ化してるな… ええっと、「二ノ巻」では前巻から出ている陸遜くん(何故かくん付け)が大活躍する。そんでもって、関羽と張飛の息子、関興と張苞も出て来る。この二人、これから後もかなり活躍していて張苞に至っては不明だった字までつけてもらっている。張苞は関智一さんだから、これがもう燃えるんだ… あっ忘れてた忘れてた。この年の4月からNHKで人形劇三国志の再放送が始まったんだ。この人形劇は、かなりムチャクチャなストーリーで、一応流れは合ってるんだけど、劉備が一騎討ちで呂布を倒したりするんだな。6年前に三国志にハマり始めた頃にもやってたんだけど、あの時はストーリーがよく分からなかったから… 最後に、「諸葛亮征嵐伝」に入ってから魏延がエエ味出しとるんですわ(何故か関西弁…)。
1997年10月3日
いやー、ほとんど一月振りだよー。やっと試験も終わったんで、早く更新しとかないと皆に忘れられそうだからねー! てなわけで、1995年の三国志活動からだ。春には、「三國志めくりVol.2」と本編の第二部「諸葛亮征嵐伝」がリリース。1年も本編を置いとくなよ、と言いたかったが仲達が納谷六朗さんだったので許そう。でも、本当にカッコイイよ。今までの仲達のイメージの悪さを払拭するどころかピカピカにするようなカッコ良さだ。もう、納谷さま萌え萌えーっ!(って男が萌えてどうする!?)。それから陸遜が島田敏さんで、これもまた変な感じがするけど何だかイイのだ。第二部は他にも目の放せないキャストが登場する。平均年齢は高いけど、何だか全体的に若返りがしたようなキャスティングだ。くうぅっ! 檜山修之さんの曹丕も冷酷でイイっ! 待たされた甲斐はありました。これだから三國志はやめられないんだ。でも、趙雲が久々に本編に出た時の喋りはパロディーの時の喋りに近かったような気がするのは僕だけ?
1997年9月11日
やべっ、よく考えたら10日も書いてないや… どの道、ここしばらくテストで忙しくなるから今のうちに書いとこう… てなわけで、話は1994年に進む。3月にCDドラマは第一部の完結巻の七、八巻がリリースされる。呂布と劉備の巻だ。DX2の予告通りだった。あれは冗談じゃなかったんだな(笑)。第二部はいつ始まるのかな、と待っているうちに夏になる。何とその年の7月からはうちの地方で横山光輝三国志のアニメの再放送が始まった(第2話の途中で初めて知ったが)。本放送ではほとんど画像が荒れまくっていただけにこれは嬉しかった。しかも、全話予告付きなのはもちろん、スポンサー表示ボードも当時のままだし、エンディングボード(番組の最後に「また次回」とかいう文字と止め絵が流れてるやつだ)までもきちんと流れる完全ぶり! もう、ファン感涙ですな。早速録画、録画。CDドラマの方もDX3、4、第一部総集編がリリースされる。おいおい、光栄、そんなの作ってるヒマあったら第二部に入れよ…と思ったりもするが、面白いからいいかぁ。そんでもって、秋。三国志の再放送も終わってしまい11月となる。11月25日にはDX5の「満漢全席BLACK」と「三國志めくりVol.1」がリリース。またもや、そんなの作ってるヒマあったら第二部に入れよ…と思ったが、やっぱり面白いので許してしまった(何となく買収されやすいタイプだな…)。実はこれを手に入れた日は学校で熱が出てしまい、何とか授業が終わってフラフラになりながらもCDショップでCDを購入したけど、限界になって公園のベンチで寝てしまい、完全に野ざらし(アザラシじゃない)状態になってしまったのだ。数時間後、これではいかんと向かいの駄菓子屋にフラフラになりながら行き、休ませてもらうように言った。駄菓子屋のばーちゃんは別に何もかまわず毛布さえもかけてくれなかった。何ともそっけない態度だ。まぁ、いきなり病人がころがりこんでくることが非常識かもしれないが、これはちょっと…ねぇ。何とか夕方の6時頃に自宅と電話がつながり、母が迎えに来て病院に直行したが、本当にあれは死ぬかと思った。駄菓子屋じゃ寝させてももらえなかったし… 何だか三国志と全然関係ない話になったなぁ。とにかく、1994年の三国志活動はこの辺で終わり…かな。しばらくここの更新はしないはずなので、それじゃまた次回!
1997年9月1日
秋になり、アニメ三国志も赤壁の戦いで終了した。CDドラマも次が何時出るか(というよりも本当に次を作るのか)分からなかったので、しばらくの間は三国志活動(何だそれは?)もお休みになっていて、秋から冬にかけては地元のラジオ番組(番組名はちょっと放送禁止…)の活動に少々ハマっていた。明けて1993年。正月に久留米に出かけた僕は、またもや二巻を買ったCDショップで三巻と四巻を見つけた。僕は迷わずに買った。だが、結局その年の上半期の活動はそれだけにとどまる。夏休みになって兄のいる東京に初めて遊びに行った。その時、僕は某CDショップでCDドラマの五巻と六巻、そしてアニメ三国志のサントラ2枚(注:光栄とは関係ない)を見つけた。サントラは今まで全然見つからなかったので僕はこれも飛びつくように買った(今さらながら三国志のことになると冷静さが無くなるな…)。このCDに収録されている主題歌はフルで初めて聴いたが、楽曲的にも非常にいい出来になっていた。これはオススメだ。さらには某書店で初めて爆笑三国志(この時は2)を見つけた。僕はこれにも即座にのめり込んで(順応性高いな…)東京から帰ってきて集め始めた。爆三はもちろんその名の通り笑えるが、結構マニアックな情報もサラリと頭に入ってしまうので勉強になったりする。夏の終わりぐらいになると、今度はCDドラマDXシリーズの1と2が発売された。僕はここでも大いに楽しませてもらった。夏で一気にその年の活動が集約されてしまった気がするが、まあいいや… 何だか話がまとまらなくなったので今日はここでやめとこう… 集中講義の続きもあるし…
1997年8月28日
1992年も夏となり、香蘭が死んで(涙、涙…)趙雲が長坂坡で活躍をする。そして8月に入ってから大牟田にもTVQの中継局ができ、きちんとした画面でようやく三国志を観ることができた。もっと早くやれよな! この年の夏に僕は家族で香港に行った。香港には色々な場所に関帝廟があった。確か、しょっぱなから行ったタイガーバームガーデンの入口にもあったし、宝石工場にもあったと思う。僕が泊まったホテルの近くの小さなラーメン屋にも関羽が祭ってあった。さすがは香港、あなどれないぜ! 最終日の前夜、僕は露店にいったのだが、そこには何とアニメ三国志のビデオがあったのだ。値段は、一本千円そこそこで1話入っている。日本とあまり値段は変わらない。僕はその場にあった1〜4巻(1〜4話)を買った。しかし、香港と日本とはビデオの規格が微妙に違うために今一つ映りが変だった。音声どうも広東語を話しているようだが、規格がやっぱり違うのか、ちゃんと言葉を話しているのかさえ分からなかった。も本場中国では、このアニメをどう評価しているのか気になるところだった。夏も終わりに近付いた頃、僕は久留米で光栄のCDドラマを見つけた。そのCDショップには趙雲子龍の巻しかなかったため、僕はそれを買わざるを得なかった。ていうか、僕は趙雲ファンのために飛びついて買った。CD版のキャストはどうなってるのか…とオビを見ると、ぐおおっ!なんじゃこりゃあ! 超豪華じゃないか。しかも劉備玄徳:古谷徹って何なんだ!? 関羽雲長:堀秀行というのもとんでもないぞ。老け役は合わねーだろと思ったが、慣れとは恐ろしいものでこのキャストも自分の中で一つの武将像として密着していくのだった。しかもキャスト座談会収録のおまけCDもついているではないか。ハッキリ言ってこれは三国志ファンも声優ファンも楽しめるぞ! どっちもOKならば(僕のことでもある)さらに楽しめる… 僕は早速第一巻も取り寄せてもらった。だけど第一巻の孔明の巻だけだったら単なるイメージアルバムということで片付けてしまい、もしかすると買わなかったかもしれない。何事も第一印象がモノを言うということか…
1997年8月25日
年が明け、1992年となる。春になって物語は一つの転機を迎える。呂布が死ぬのだ。呂布の死に際も実はオリジナルだった。縄で縛られた呂布は縄をひきちぎり、城外に飛び出す。そこで、向かって来る兵を相手に暴れ回るのだ。最後は矢を射かけられて絶命し、赤兎がそばに寄り添う。それからしばらくして、劉備が結婚する。相手は、劉備が挙兵する前に字を教えていた香蘭。第1話で親を黄巾賊に殺されていてずっと劉備の母親の世話になっていた。当時4歳。劉備とは20歳も違うのだ。劉備め、うまくやりやがったな!と思うより、キャストに驚いた。何と井上喜久子さんだったからだ。前回話した通り、役名は出ないのだがあの声は間違いない。それから一層、三国志にも熱が入った(入る方向が少し違うが…)。その年の5月、少しずつ集め始めていた原作本も60巻全部が揃った。僕は次に項羽と劉邦を集め出した。また、その当時金善堂という大牟田でも教科書を扱う、名の知れた本屋があるのだがそこで「横山光輝三国志」の原画展をやるという情報を新聞折込広告で知った。僕は早速金善堂に向かった。2階に上がると、うわあ、あるわあるわ、パネルに入ったカラー原画が20点くらい展示されていた。その時に横山光輝関係の単行本を買うと、横山光輝描き下ろしのミニ色紙(印刷だが)が貰えた。僕はしばらくの間そこに通い、何枚も集めた。再びアニメの話に戻ろう。最初、物語は一つの転機を迎えたなどと書いたが、それから間もなくアニメは舞台を荊州に移し、新しいOPとEDに変わる。今度はどちらもフェンス・オブ・ディフェンスだ。オリジナルもあった。例えば、原作では何故かカットされていた官渡の戦いだ。これはきちんとアニメでは作られていて、1話丸々割いていた。一方、アニメの原作に対するカットの方はというと、実はこれがメチャメチャ多くて董卓討伐の時に孫策が出てたかと思うと、出番はそれっきりで江東での武雄伝は完全にカットされていた。非常に残念だ。三国志は意外とアニメファンにも受けが良く、アニメ誌の中でもミーハーなアニメディアでも放映当初から数ページも割いて特集していた。設定集もあったりしてなかなかの熱の入りようだった。ただ、いくら活字が無いからって「許チョ」はないだろう、「許チョ」は。でも本当に三国志は写植屋泣かせだよね…
1997年8月22日
今日もアニメ版三国志の話だ。メインキャストは劉備:中村大樹(以下敬称略)、関羽:辻親八、張飛:藤原啓治、曹操:松本保典だ。僕としてはこのキャスティングには何の不満も無いが、役名が表示されるのはメインキャラだけなので、そこがちょっと不満だった。他に役名が表示されたのは、董卓、呂布、貂蝉、孔明ぐらいなものだ。趙雲でさえ、役名なしの筆頭にくるのが精いっぱいで役名が表示されなかったのだ。ちなみに趙雲役は小杉十郎太さんだ。小杉さんは当時、名作アニメ「ブッシュベイビー」のテンボという役を演じていた。趙雲とテンボは真面目でストイックな所が似ていて、僕はそれで小杉さんを気に入ってしまった。本当は「るろうに剣心」の比古清十郎も彼が演ればよかったと思っている。ちょっと話が逸れたので元に戻ろう。後は、呂布をやってた矢尾一樹さんもいつもやる役とは違い、完全な、しかも三国志一の豪傑だったので異色でよかった。主題歌はOPがフェンス・オブ・ディフェンスでEDは遊佐未森さんだった。OP、EDとも雰囲気があってよかったが、EDに出て来る少女は一体誰だったのだろう? 当時としては、画質も高く、ステレオ(今じゃ当り前だけど当時は少なかった)放送だったし、BGMもOP担当のフェンス・オブ・ディフェンスだった。原作を完全に鵜呑みにしない作りで、オリジナル(多少ムリなものもあるのは賛否両論だが)も少々入っている。三国志普及の弱点の一つでもある人物の多さもテロップをつかってカバーしてたしね。そろそろ長くなったので今日はここまで。次もアニメ三国志の話がメインだ。お楽しみに。
1997年8月21日
実は8月11日から1週間、端末が使えないために実家に帰っていたので、やっと今日再開できるようになった。前置きはいいとして、早速本題に入ろう。今回の話は、横山光輝大先生のコミック版の三国志との出会いだ。それは91年の8月の終わり、僕はやる事がなかったので本屋に行った。そこで見つけたのが横山光輝三国志だったのだ。僕は兼ねてから読んでみたかったので、1巻と2巻、そして横山光輝三国志辞典とおもしろゼミナールを購入した。今から考えると辞典とゼミナールはこの時に購入するものではなかった、と思った。実はこの時の僕は、まだ走り読み程度しかしてないビギナーだったからだ。そんな状態でこの2冊を読むのは自決(ここは敢えてこう言う)行為にも等しかった。とにもかくにも、これが僕の全60巻への長い道のりの2歩となった。ところが、そんな僕のハマり方に合わせたのか(合わせてないって)、その年の10月の改編期よりテレ東系でアニメシリーズが放映されることになったのだ。もちろん横山光輝先生原作で。もう少し遅れたら乗り遅れてただけに運が良かったと言える。僕の県ではその年新たにTVQが開局したためテレ東系が映るのだが、それは久留米までで、僕が住んでいる大牟田までは中継局がなかったので電波が届かなかった。そのため音声は大丈夫なのだが、画像が雑音だらけになっていた。やがて大牟田にも中継局ができて、鮮明な画像で三国志を観れる時には最終話まであと数話に迫っていた(笑)。それでも、ちゃんとストーリーや映像も把握してたけどね。
1997年8月8日
昨日は博物館の展示物の搬入作業で忙しくて書けなかったが、今日は三國志のカードゲームについて話そう。作り方は前にも触れたので今回は遊び方だ。「三國志II」の武将ステータスをもとにしてある。 このように各自、色々な思惑をもって戦うことになる。強いカードを持ってるからって勝てるとも限らない。あまり得意そうにしていると集中攻撃を受けてしまう。それに完全なカードというのもありえないからだ。弱いカードにもそれなりの戦い方がある。そんなカードはダメ元で「一斉」で使うのだ。勝てば当然大金星だが、負けても他のカードと道連れにできる。また、カードが一巡すると手持ちのカードがある程度相手に知られてしまう。そこで相手も考えた戦い方をしてくる。その逆も然り、である。お互いに読み合いや駆け引きが生じてますます面白くなってくる。ここで、ルールの補足をしておこう。勝負するステータスがもし同じだった時は、「引き分け」とする。カードは両者とも自分の勝ちカードの中に加える。ステータスを決める時は、ジャンケンでなくサイコロの目の大小で決めてもいい。とにかくお互いに納得いく決め方なら何でもいい。さあ、これを読んでる君達もカードを作って、早速プレイしてみよう! 分からないことがあったら、ジャンジャン、メールだ!
1997年8月6日
こうして三国志と自分の出会いを考えると、それは6年以上前に遡る。91年のゴールデンウィーク明けに僕の友達たちが寮で何やら自作のカードゲームを楽しそうにやっていた。それは、三国志のカードゲームだったのだ。友達に聞くと、当時、ゲーム雑誌についていた顔写真入りの人物データ表(光栄の三國志II)をコピーして厚紙に貼って切り取って作っていたものだったらしい。僕はその時、三国志については三つの国しか知らない状態で、君主すらも知らないビギナーだった。僕は三国志というよりは、その楽しいカードゲームをやりたいためにゲームに参加したのだった。ゲームを楽しんでいるうちに、僕はカードに書いてある人物のプロフィールやステータスを読んで、人物を覚えていった。勿論それだけではストーリーが分かるはずもないので、友達に聞いたりして人物の繋がりなどを知っていった。そして友達から小説(吉川英治)を借りるまで、カードゲームをやり始めてものの2週間とかからなかった。これが僕の三国志ののめり込み始めだ。
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