追悼之碑の維持管理


 2025年6月24日タイ・ビルマ方面戦病歿者追悼法要
 
 先の大戦時にインパールから敗走した日本兵が、チェンマイ県に到る道中で戦病歿され、ご遺骨は放置されたままでした。それらを収集、火葬し約一万八千柱のご遺骨が『タイ・ビルマ方面戦病歿者追悼之碑』に安置されています。
 この追悼之碑の前で法要を行いました。在チェンマイ日本国総領事館 原田 優総領事様はじめ多くの方々に御参列頂き有意義な法要となりました。
 会場設営・準備など、学校関係者の方々にきめ細かなご配慮をして頂きました。
読教の中、参列者による献花とお参りをしました。
理事長夫妻が奏でるオカリナの音色に合わせて『ふるさと』献唱。ローマ字で書いた歌詞カードを見ながら、参列した学生達も歌ってくれました。
大梵鐘の音が響く中、平和を願い、先人への感謝を込めて黙祷を捧げました。
 タイ・ビルマ方面戦病歿者追悼之碑は、古井戸を覆うように建立されており、中央の穴から、御遺骨を納めるようになっています。

 追悼之碑の建立時、この学校の校長先生だったセリー先生は、当時遺骨収集に関わった僧侶が涙を流してこの碑でお参りをしている姿を見て、自分もこの活動に協力しようと思ったそうです。セリー先生はチェンマイ総領事様に、納骨口を案内し、説明して下さっていました。


 2025年6月25日ムーンサーン寺院参拝と資料館見学
 
 慧燈財団理事長と事務、メーワーンウィタヤーコム(旧バーンガードウィタヤーコム)学校長と教職員等とともに参拝したのは初めてでした。
 この寺院を訪問した際、初代調 寛雅理事長が高僧に「日本人は人間か」と喝破されたことが、遺骨収集のきっかけとなりました。今は亡き高僧も見守って下さっていたと思います。
 この寺院は当時野戦病院のひとつで負傷・傷病した重症患者を収容していましたので、多くの方々がここでお亡くなりになりました。
 「戦友よ 安らかに眠れ」と刻まれた慰霊碑にお参りしました。また、資料館を見学しました。

 2025年8月15日チェンマイ慰霊祭
 
チェンマイ慰霊祭実行委員会主催で毎年行われています。
NPO慧燈からも花輪を供花させて頂きました。
 法要の準備・対応、日ごろの清掃等、メーワーン学校の教職員・学生の皆様にお世話になっています。ありがとうございます。
 現地に赴きご参加くださった会員の方もいらっしゃいました。

羽黒郷様による相撲甚句御奉納




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NPO慧燈では、タイ国チェンマイ県バーンガート学校内にある「タイ・ビルマ方面戦病歿者追悼之碑」と「大梵鐘」周辺の清掃作業をバーンガード学校にお願いしています。