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”ゾーリンゲン”と聞けば誰もが庖丁などの刃物(主にヘンケルス社製)を連想するに違いない。
それだけある意味有名にもかかわらず、その町の細かい情報はあまり聞くことはない。
観光地ではないだけに仕方がないことではあるが、せめて地図くらいはと書店などに行っても詳細は載っていない。
「まあ、現地に行ってみればなんとかなるだろう」と、宿泊しているケルンから電車を乗り継ぎゾーリンゲンへ向かった。
通常目的地の中央部へ行く場合「Hbf」(Hauptbahnhof)が付いた駅を目指せば良い。ちなみに「Hbf」とは中央駅である。
だったら当然「Solingen Hbf」と考える。しかし到着した駅は無人駅。
しかも駅構内は暗く、しかも窓ガラスが無くなっており雨が振り込んでいる。勿論インフォメーションなどある訳が無い。
仕方なく外へでてみると人の姿は見えず、おまけに1月の雨天で正午過ぎだというのに辺り一面の濃い霧がたちこめている。
隣にあるヘンケルスの工場から響いてくる機械音が、不気味ですらあった。



ガラスが無いのが一層不気味さをかもし出している。 かつて売店やインフォメーション等があった名残はある。 駅とホームを繋ぐ通路。
振り込む雨でびしょびしょである。
とても怖い風景。
確かに中央駅である。 駅利用者も見当たらない。 唯一駅前の教会の扉を見つけた。


ヘンケルス社を出ると霧が一層濃くなっていて、急いで駅へ向かった。
切符を買おうと販売機へコインをいれたが、何度やってもリターンして切符が買えない。
そうこうしているうちに電車到着の時間がきた。最前列のところで待って停車時と同時に運転席へ向かい、運転手に事情を話し乗り込んだ。
なんか「無事脱出」って感じだった。


乗換駅のSolingen-Ohligs で一旦外に出てみたら、目の前にインフォメーションの看板が出ていた。
そこへ入って「刃物や鍛冶屋を見学したい」と言ったら、地図やガイドが幾つも入ったパンフレットを貰えた。
それから地図を広げて説明をしてくれた。私が訪ねたかったところが見つかった。



Rheinisches
indstriemuseum
ヘンドリックス社の鍛造工場を資料館として展示してある。 大きいハンマーである。
一日数回ハンマーリングの実演が行われている。 鋏製造が主である。
コッテン(Kotten)という刃物研ぎ小屋。
良い風景である。
水力を利用して水車から各砥石へ連動させている。
外観をダークグレーで統一された建物の町並み。 全体に建物の高さが低いので、おとぎの国のようである。 ドイツ刃物博物館
Deutsches Klingenmuseum
玄関横のオブジェ 中庭のオブジェ 素晴らしい作品が並ぶ


刃物の町を訪ねて

ゾーリンゲン / ドイツ
Solingen / Germany