同僚の皆様に物申す


 役所の中には、公務員の鏡ともいうべき職員もいれば、煮ても焼いても食えないような職員も少なからず存在しています。
 全ての面において良いとか悪いということはなく、誰であっても少なからず両面を持ち合わせています。
 同じセクションで仕事をするからには、例え理解に苦しむ職員と一緒になっても、その人を完全に排除してしまうことはできません。
 身の回りの職員について、どのような点が良くて、どのような点が欠けているかを見極めて、少しでも活用するように工夫してみることが大切です。
 私なりに分類した「見習いたくない公務員モデル」を紹介します。
 このような職員の悪い面を見習わないよう注意するのはいうまでもありませんが、少しでも良い面を見つけて、プラスになるよう活用してほしいものです。

このコーナーでは、どうしようもない職員を分類してみました!
 
 
先輩・上司の皆様へ・・・こんな上司ではありませんか?
A 無気力型

(行動パターン)
・仕事中なのにどこに行ったのか分からない
・仕事の話が少ない
・部下の相談に平気で「分からない」と答える
・部下を増やさないと何も出来ないと思い込んでいる
・健康であっても休みが多い
・正規の勤務時間以外には仕事をしない
・閉庁の十分前には机の上が片付いている

(弊害)
・部下のやる気が削がれる
・問題が起きても解決できない
・有能な部下がいないと仕事にならない
B 世渡り上手型

(行動パターン)
・上役に絶対服従
・自分で考える前に上役の判断を仰ぎたがる
・上役への報告だけがやけに早い
・過去の成果は自分の手柄だと思い込んでいる
・苦情処理は部下に押し付ける
・苦情のお客があるときには姿が見えなくなっている
・他人の陰口を叩く割にはその人と仲がよい
・どんなお客であっても必ずお茶をださせる
・コミュニケーションとは共に酒を飲むことと信じている
・人脈が広い
・話し好き

(弊害)
・部下のアイディアには賛同するが実現には至らない
・腹を割った話ができない
・プライベートで付き合わされることが多い
C 旧お役人型

(行動パターン)
・新しい企画には手を出さない
・昔の功績(ほとんど思い込み)を自慢する
・公務員と民間企業の社員を必要以上に区別する
・役所以外の人との付き合いがない
・役所以外の人には愛想がない
・業者には強い
・他の部署の仕事に全く関心がない(隣のハエは追うな)
・自分の考えだけが全てで部下の意見を聞こうとしない
・ろくに仕事もしていないのに給料が安いと思い込んでいる

(弊害)
・アイディアを出してもすぐ否定される
・対外的な交渉を伴う仕事は進展しない
D 威張り型

(行動パターン)
・部下の話に耳を貸さない
・部下を褒めない
・すぐ怒る(怒鳴る)
・部下の説明も聞かずに延々と説教
・部下を立たせて自分は座っている
・苦情応対が悪く住民を怒らせる
・くどい
・自分が基準

(弊害)
・説得に時間がかかる
・部下に対する心配りがない
・他のセクションとの調整が難航する



同僚・後輩諸氏へ…こんな職員ではありませんか?
E マイペース型

(行動パターン)
・週末明けの休みが多い
・チーム全体の仕事を考えず平気で休む
・自分の担当以外の仕事は何も知らない
・自分の考えを持っていない
・仕事に創意工夫がない
・同僚に迷惑をかけても悪いと思っていない
・プライベートの交友関係は広い

(弊害)
・同僚の仕事が増える
・仕事が雑で常にチェックが必要
F どこのいるの型

(行動パターン)
・経験のない仕事には手を出さない
・自分の担当業務を理解していない
・仕事が出来なくても恥ずかしいと思っていない
・電話をとらない
・声が小さい
・休みが多い
・どこに行ったのか隣の人も知らない

(弊害)
・大事な仕事が任せられない
・後輩の指導ができない
G いつまでやってるの型

(行動パターン)
・仕事を愛している
・大した仕事もないのに時間外勤務・休日勤務が多い
・前任者から教わった仕事の手法は絶対に変えない
・仕事に創意工夫がない
・電話での応対が長い
・担当以外の仕事は知らない
・友達が少ない
・世間の動向に疎い

(弊害)
・仕事に間違いが多く周囲のサポートが必要
・頭が固く理解させるのに苦労する
H.自己チュウ型

(行動パターン)
・同僚の話を聞かない
・上司の指示を納得しない
・間違った手法であっても堂々と仕事を進める
・誤ったアドバイスが多い
・自分の過ちを認めない
・やす請け合いが多い
・遠慮がない

(弊害)
・職場内がギスギスする
・収拾のつかない大失敗を起こす


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