今なぜ生きていると問うて
 あの時、あの時、そしてあの時と
 さかのぼれば結局いつも
 なぜ生まれたか
 という問いだけが残ってしまう


問題 任意の自然数nについて、一次化を用いずに、
 sinXのn乗の積分(ここでは=∫sin^n X dxと表記します。)
を一般的に求める方法を試みてみましたが、
 n乗だと「・・・」だらけになるので、とりあえず、
 n乗については説明だけにして、具体的には、

 ∫sin^9 X dx を求めてみます。

(ヒント)Pn(X)=(sin^(n-1) X)(cosX)として、その微分
  Pn'(X)をsin^? X で表す。

解答の試み: 

一般的には
Pn'(X)=(n-1)sin^(n-2) X - n*sin^n X

P(n-2)'(X)=(n-3)sin^(n-4) X -(n-2)*sin^(n-2) X

 (n-1)      (n-1)
∴-----*P(n-2)'(X)=-----*(n-3)sin^(n-4) X -(n-1)sin^(n-2) X
 (n-2)      (n-2)

というふうにnを2つずつ減らしながら
上の第1項と下の第2項が相殺されるように
係数を掛けていきます。そうしてnが0か1になるまでを足すと
右辺は、中間が相殺されて、第2項にsin^n X が残り
 第1項はnが偶数ならば(係数)*1が、
       奇数ならば(係数)*sin X が残ります。
左辺は、(係数)*P?'(X) の和になります。
その式において sin^n X 以外は積分可能なので
両辺を積分して整理することによって
 ∫sin^n X dx = (1つのXか)(たくさんのsinX,cosXの和)
として求められるのではないかと考えました。

では、n=9 の場合について:

P9'(X)=8sin^7 X - 9sin^9 X ------------------(1)

P7'(X)=6sin^5 X - 7sin^7 X (8/7を両辺に掛ける)

  8     8*6
∴ ---*P7'(X)=---*sin^5 X - 8*sin^7 X --------(2)
  7     7

P5'(X)=4sin^3 X - 5sin^5 X (8*6/7*5を両辺に掛ける)

  8*6     8*6*4     8*6
∴ -----*P5'(X)=-----*sin^3 X - ---*sin^5 X ----(3)
  7*5     7*5      7

P3'(X)=2sinX-3sin^3 X (8*6*4/7*5*3を両辺に掛ける)

 8*6*4     8*6*4*2    8*6*4
∴ -----*P3'(X)=-------*sinX - -----*sin^3 X ---(4)
 7*5*3     7*5*3     7*5

(1)+(2)+(3)+(4)、右辺中間は相殺されて

   8*6*4*2
右辺=-------*sinX - 9sin^9 X
    7*5*3

さらに右辺左辺を整理すると

     8*6*4*2    1     8      8*6
sin^9 X = -------sinX - ---P9'(X) - ---P7'(X) - -----P5'(X)
     9*7*5*3    9     9*7     9*7*5

     8*6*4
   - -------P3'(X)
    9*7*5*3

積分すると P?'(X) は P?(X) になるので元の関数に戻す

       8*6*4*2    1         8
∫sin^9 X = - -------cosX - ---(sin^8 X)cosX - ---(sin^6 X)cosX
       9*7*5*3    9        9*7

    8*6         8*6*4
   - -----(sin^4 X)cosX - -------(sin^2 X)cosX + C(積分定数)
    9*7*5        9*7*5*3

なお
同じようなことですが、

Pn'(X)=(n-1)sin^(n-2) X - n*sin^n X より
n*sin^n X = (n-1)sin^(n-2) X - Pn'(X)
sin^n X = ((n-1)/n)(sin^(n-2) X )- (1/n)Pn'(X)

∴ ∫sin^n X dX = ((n-1)/n)∫sin^(n-2) X dX - (1/n)Pn(X)

この式の n を n-2 に置き換えた式

∫sin^(n-2) X dX = ((n-3)/(n-2))∫sin^(n-4) X dX - (1/(n-2))Pn-2(X)

を上の式の∫sin^(n-2) X dX に代入してゆく方法もあります。
部分積分の形で n を2つずつ減らしてゆくという方法です。


  (2008年6月18日加筆分)

以上のことを考えながら・・・ちょっと苦しいが・・・?
一応、試みに ∫sin^n]d] の一般解を出してみた・・・(汗)。
 mを自然数として

(1) n=2m(偶数)の場合

 ∫sin^n]d]=∫sin^(2m)]d]=

(2m−1)!!   m   (2m−1)!!(2m−2k)!!
―――――]− { ―――――――――― sin^(2m-2k+1)] cos]}+C
 (2m)!!   k=1  (2m)!!(2m−2k+1)!!

(2) n=2m+1(奇数)の場合

 ∫sin^n]d]=∫sin^(2m+1)]d]=

   (2m)!!      m  (2m)!!(2m−2k+1)!!
 − ―――― cos]− 煤o――――――――――― sin^(2m-2k+2)] cos]}+C
   (2m+1)!!    k=1 (2m+1)!!(2m−2k+2)!!

(※ (2m)!!=2m(2m−2)(2m−4)*・・・*6*4*2
 (2m+1)!!=(2m+1)(2m−1)(2m−3)*・・・*5*3*1
  なお 0!!=(−1)!!=1 と定義されているらしい。
   またCは積分定数。)

 (ちょっと自信のない2008年6月18日加筆分終わり)