01年11月26日、教育基本法の見直しが中央教育審議会に諮問され、現在基本問題部会と総会で論議がすすんでいます。1947年に教育基本法が成立して以来、見直すべきだと言う発言は何度かあったのですが、そのたびにそれを許さない世論があって、これまできていました。中教審という公的な機関で話し合われることになったのは初めてで、「見直し」が答申されれば次の国会で法案として出されてくることになります。
 中教審は02年11月14日、中間報告を発表しました。同報告は教育基本法に教育振興基本計画を位置付けることで教育基本法の理念を根本から変えようとし、「郷土や国を愛する心」「伝統の尊重」「公共の規範意識」など、個人の内面の自由に関することを規定しようとするなど重大な問題点があります。日教組は同日、中間報告に対する見解を発表し、教育基本法の改悪に反対する立場を明らかにしました。

日教組見解へのリンク
中間報告に対する日教組見解