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[通信販売法に基づく表記]

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[お試し品][鯨製品のご説明]

[西海捕鯨について]

[掲示板] [平戸瀬戸の捕鯨]


くじらのい・ろ・は(前編)

このページは前編と後編と特別編があります。後編へ行かれる方はここを、特別編はここをクリックして下さい

まず鯨には「ヒゲ(髭)鯨」と「ハ(歯)鯨」がいます。

現在、この地球上にいると確認されている鯨は80種。イルカも鯨の仲間です。
2003年10月、1998年山口県沖で漁船にぶつかって死んだ鯨が新種であることが確認されました。
和名は「ツノシマ鯨」と名づけられ、ヒゲ鯨類では15種目で、90年ぶりの追加となりました。

ヒゲ鯨類

ハ鯨類

歯がなく、上あごに密に並んだヒゲ板に
よって、えさを濾して食べるところから
ヒゲ鯨類と呼ばれています。主に海中の
動物プランクトン(オキアミ類等)を食
べています。海域によっては、魚類も食
べています。10種類の大型鯨を含む、セ
ミ鯨類、ナガス鯨類、コク鯨類がこの中
に入ります。
歯の数や大きさや形は種によって違い
がありますが、一生抜けかわらない歯
を持つ鯨をハ鯨類と呼んでいます。
イカ、魚類を主とする海洋動物を食べ
ます。マッコウ鯨類、アカボウ鯨類、
ゴンドウ鯨類、マイルカ類、ネズミイ
ルカ類、カワイルカ類など69種が含ま
れます。

ヒ ゲ 鯨 類

シロナガス鯨
体長約25m・体重約100t〜120t

両半球の赤道域から極域まで、広く分布。19世紀後期の汽船に搭載した捕鯨砲によって捕獲が可能になると鯨油生産量(個体当たり)が最も多い鯨として、全海域で捕獲された。全世界での捕獲の停止は1966年。約1世紀にわたる累積捕獲数は30万頭に達し、激減した。地球上最大の生き物。

ナガス鯨
体長約21m・体重約45t〜75t

亜熱帯域から極地周辺まで全海洋に分布近代捕鯨の重要鯨種のひとつで、古くから捕獲が全世界で続けられたが、1987年から捕獲が禁止された。しかし、グリーンランドでは原住民生存捕鯨によって、今でも捕獲が許されています。

ザトウ鯨
体長約12.9m・体重約25t〜30t

北極から南極におよぶ全海洋に分布。アメリカ式捕鯨と近代捕鯨の対象種。19世紀後半に北大西洋における捕獲数が減少したため、漁場は北太平洋、南半球へと移り、20世紀初頭の40年間で10万頭以上が捕獲された。1966年に捕獲禁止。西インド諸島のセントビンセントで、原住民生存捕鯨の名でごく少数の捕獲が続いています。

ニタリ鯨
体長約13.7m・体重約16t〜18.5t

全世界の熱帯から温帯海域に分布。日本周辺で古くから捕獲されていたが、1950年代まではイワシ鯨と見なされていました。北太平洋では日本、ロシア、韓国、台湾が捕鯨の対象としてきましたが、捕獲数が多くなかったため、資源は全体として良好な状態を保っています。北西太平洋で22,000頭が生息していますが、現在捕獲が禁止されています。しかし、2000年9月、日本は調査捕鯨の一環として捕獲に乗り出しました。

ミンク鯨
体長約8m・体重約8t
高緯度の氷緑域から熱帯海域まで広く分布。1970年代以前は捕鯨産業にとって重要な種ではなかったが、他のナガス鯨類の捕獲停止により、捕獲が増加しました。現在では日本が科学調査のため北西太平洋と南極海で捕獲調査を実施しており、年間約500頭の標本が採取されています。資源状態はきわめて良好。

コク鯨
体長約13m・体重約14t〜35t
18世紀頃までは北大西洋にもいましたが、現在では北太平洋にのみ生息。カリフォルニア・メキシコ沖で19世紀後半に1万1000頭を捕獲。20世紀前半の母船式捕鯨で約1000頭が捕獲され,1946年から保護されるようになりました。現在、シベリアの住民が年間140頭、原住民生存捕鯨の名で捕獲が許されています。現在は初期のレベルまで資源が回復しました。アメリカも絶滅種のリストからはずしました。

セミ鯨
体長約13.5m・体重約40t〜80t

かつては全海洋に多く生息していました。人が捕鯨対象とした最初の大型鯨で、日本沿岸では10世紀頃から、スペイン、フランスに面したビスケー湾では9世紀頃から捕獲されていました。遠洋捕鯨の開始にともない19世紀中に10万頭以上が捕獲され、20世紀初頭には低レベルまでに減り、1935年以降、保護されています。

ホッキョク鯨
体長約18m・体重約50t〜60t

北極圏を取り巻く寒冷域にのみ生息。遊泳速度が遅く、良質の油と髭板を産するため、欧米人によって何世紀にもわたって捕獲され、19世紀には激減しました。現在でも資源状態は極めて悪いが、アラスカのイヌイットに対し年間54頭以下の捕獲が原住民生存捕鯨の名で認められています。カナダやロシアでも少数捕獲されています。

< ハ 鯨 類 >

マッコウ鯨
体長約15m・体重約45t

赤道から極海までの全ての海洋に分布。17世紀頃から最も長期にわたって捕鯨の対象とされました。1987年までに商業捕鯨は中止され、アゾレス諸島やインドネシアの漁村でわずかに捕獲されているのみ。厚い脂皮から採れる油と頭部から採れる脳油、腸から採れる竜ぜん香は香水用に利用されます。資源状態は全世界で極めて良好。

ツチ鯨
体長約11m・体重約11t

北太平洋の温帯から寒帯の海域にのみ生息。千葉県では1612年以来沿岸捕鯨が行なわれています。IWCの管轄対象外の鯨種であり、日本政府の厳重な管理下で、和田、鮎川、網走を基地として小型捕鯨により年間54頭の捕獲が許されています。

コビレゴンドウ
南方型(マゴンドウ)体長約4.7m・体重約1.26t:北方型(タッパナガ)体長約6.5m・体重約3.15t世界の熱帯から温帯の海に広く分布しています。タッパナガとマゴンドウの2つの型がある。IWCの管理の対象外の鯨種であり、日本では政府による厳重な管理下で小型捕鯨業とイルカ追い込み漁業による捕獲が許されています。

イシイルカ
体長約2.3m・体重約0.22t
北太平洋のみ分布。日本沿岸では突きん棒漁業によって漁獲され1960〜70年代には年平均6000頭、1988年には約4万5000頭が捕獲されました。IWCの管理が適用されないので、現在日本では、政府の資源調査に基づいて年間9000頭の捕獲が許されています。

 

IWC(国際捕鯨委員会)と「商業捕鯨」について

<T>IWCができるまで
(@)近代捕鯨と呼ばれる大型の捕鯨は、西欧の産業革命とともに始まりました。

(A)機械油として大量の鯨油が利用され、鯨はより付加価値の高い商品となりました。

(B)1864年にエンジン付の早い船に捕鯨砲をすえて鯨に銛を打ち込むノルウェー式捕鯨が開発され、大きなシロナガス鯨やナガス鯨が捕獲できるようになると、一挙に欧米諸国に広まり、漁場はやがて南極海にまでおよびます。

(C)20世紀に入ると鯨油からマーガリンや石鹸を作る技術がドイツで開発され、ノルウェーを中心に欧米各国で大規模な母船式捕鯨が組織されます。

(D)1930〜31年には最大の41船団が出漁し、大型鯨を合計3万4212頭捕獲。南極海の鯨資源は激減しました。

(E)そのため国際管理制度の準備が進められ、第二次大戦後の1946年「国際捕鯨取締条約」が締結、その執行機関として「国際捕鯨委員会」(IWC)が発足しました。

<U>IWCのあゆみ
(@)1948年、世界の主要捕鯨国(15ヶ国)によって発足したIWCは「鯨類資源の保存と有効利用、捕鯨産業の秩序ある育成」を目的に活動を開始。

(A)当初はデータが少なく、また、管理策が十分に機能しなかった為、シロナガス鯨などを適正水準以下に減らしてしまいましたが、1960年代からは国別捕獲枠や希少鯨種の捕獲禁止措置を実施し、資源管理を強化。

(B)その結果、採算のとれなくなったイギリス、オランダ、アメリカ、オーストラリアなどの主要捕鯨国が捕鯨産業から続々と撤退することになり、IWCの性格は大きく変化。

(C)さらに種々の公害問題や、テレビの普及が自然保護運動、動物愛護思想を広め、反捕鯨運動が活発化。

(D)1972年に開かれた国連人間環境会議を境に、捕鯨に関わりを持たなくなった国々が中心になって反捕鯨の立場をとるようになりました。

(E)そしてIWC科学委員会が「全ての鯨の種が絶滅に瀕しているわけではない」という見識を示したにも関わらずIWC本会議において商業捕鯨のモラトリアム(一時停止)が多数決で可決されました。

< IWC加盟国(81ヶ国:2008年現在)>
2004年IWC総会(イタリア・ソレント)会議の詳細はここ
2005年IWC総会(韓国・ウルサン)会議の詳細は
ここ
2005年の新規加盟国はカメルーン、ナウル、キリバス、ガンビア、トーゴ、マリ、スロバキア、チェコ、ルクセンブルグの9カ国
2006年IWC総会(カリブ海・セントクリストファー・ネーヴィス)会議の詳細は
ここ
2006年の新規加盟国はマーシャル諸島、カンボジア、イスラエル、グァテマラの4カ国
2007年IWC総会(アメリカ・アンカレッジ)会議の詳細はここ
2007年の新規加盟国はラオス、ギニアビサウ、クロアチア、キプロス、エクアドル、ギリシャ、スロベニアの7カ国
2008年IWC総会(チリ・サンチアゴ)会議の詳細はここ
2008年の新規加盟国はコンゴ共和国、タンザニア、ルーマニア、ウルグアイの4カ国


2004年版(57カ国)

は)日本の捕鯨のあゆみ

(@)古式捕鯨と呼ばれた日本独自の捕鯨は、アメリカの捕鯨船が日本近海で大規模な操業を行なった為、江戸末期に衰退します。

(A)明治期に入って、ノルウェー式捕鯨を行ないますが、第二次世界大戦によって全ての母船を失います。

(B)戦後、日本の深刻な食料難を助けるため、GHQの指導によって南極海捕鯨を復活しました。

(C)1951年にはIWCに加盟し、世界的な資源管理の流れのなかで、規模を縮小しながら捕鯨を続けました。

(D)1982年の商業捕鯨のモラトリアム(一時停止)によって、大型の商業捕鯨は全面禁止になった為、現在ではIWCの管理の対象とされない沿岸小型捕鯨とイルカ漁業のみが、国の管理下で行われています。

(E)また、日本は捕鯨推進国として、将来の食資源の重要な手がかりを得るために、国際捕鯨取締条約に従って南極海と北西太平洋でミンク鯨を対象とした捕獲調査を続けています。

図、文章、文献はすべて「ウーマンズフォーラム魚創刊2号」参照

このページは前編と後編と特別編があります。後編へ行かれる方はここを、特別編はここをクリックして下さい


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