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ク ジ ラ 情 報 局!!

鯨に関する最新の情報を集めてみました。

< も く じ >

2008.11月掲載

第2期北西太平洋鯨類捕獲調査の概要

2008年IWC総会(チリ・サンチアゴ)の概要

2008.9月掲載

ザトウ鯨危機脱す

2008.3月掲載

本年度の南氷洋調査捕鯨捕獲頭数、計画下回る見込み 

2007.11月掲載

第2期北西太平洋鯨類捕獲調査船団が入港

2007年IWC総会(アメリカ・アンカレッジ)の概要

2007.3月掲載

調査捕鯨母船「日新丸」の火災発生についてのご報告

2006.12月掲載

2006年第二期北西太平洋鯨類捕獲沖合調査が終了

2006.10月掲載

2006年IWC総会(カリブ海・セントクリストファー・ネーヴィス)の概要

2006.7月掲載

第二期南極海鯨類捕獲調査団帰港

三陸沖で鯨類捕獲調査を実施

2006.1月掲載

第二期南極海調査団、下関を出港

2005.10月掲載

2005年IWC総会(韓国・ウルサン)の概要

2004.12月掲載

第18次南氷洋調査捕鯨船団が出港

2004.11月掲載

2004年IWC総会(イタリア・ソレント)の概要

2004年北西太平洋調査捕鯨船団出港

2004.7月掲載

2003年北西太平洋調査捕鯨の調査報告

2003.11月掲載

新種のヒゲ鯨確認される

第17次南氷洋調査捕鯨船団が出港

2003.10月掲載

第55回IWC年次総会について

2003.5月掲載

第2回日本伝統捕鯨サミット・生月町で開催

2002.12月掲載

「H2A」ロケットに鯨生態観測衛星搭載

2002.11月掲載

第16次南氷洋調査捕鯨船団が出港

2002.6月掲載

第54回IWC総会(下関市)結果報告概要

2002.3月掲載

鯨肉の輸入再開決定

2001.12月掲載

第53回(2001年度)IWC年次会議の概要

第2期(2001年度)北西太平洋鯨類について

 


2006.1月掲載 第二期南極海調査団、下関を出港

 第19次南極海鯨類捕獲調査団が11月8日、山口県下関港を出港しました。

 今回の調査は、1987/1988年から開始され、2004/2005年に終了した第一期の南極海鯨類捕獲調査(JARPA)の成果をふまえて計画された第二期調査(JARPAU)で、これまでと同様に国際捕鯨取締条約第8条に基づき実施されます。

 船団の構成は、調査母船「日新丸」、目視採集船「第二勇新丸」「勇新丸」「第一京丸」及び目視専門船「第二共新丸」「海幸丸」の6隻で、252名の船団員が乗船し、2006年4月までの予定で、およそ5ケ月間の航海に臨みます。

 同調査の主要目的と、第一期の南極海鯨類捕獲調査(JARPA)の比較はここを。

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2005.10月掲載 2005年IWC総会(韓国・ウルサン)の概要

 第57回国際捕鯨委員会(IWC)年次総会は6月20日から24日までの5日間、韓国南部のウルサンで開催されました。詳細はここ

 今回の会合の大きな特徴として、加盟国が昨年の57カ国から66カ国に増え、持続的利用支持国と反捕鯨国の勢力がほぼ均衡し、その結果、さまざまの投票において賛否の差が縮まったことがあげられます。

 重要事項については、捕鯨支持派が過半数は得られなかったものの、アフリカ、カリブ、南太平洋地域などの持続的利用支持国の自信にあふれた説得力のある発言がめだちました。

 2006年の第58回年次総会は5月26日から6月20日まで、カリブ海のセントクリストファー・ネービス、また、2007年の年次総会はアメリカのアンカレッジで開催されます。

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2004.12月掲載 第18次南氷洋調査捕鯨船団出港

 11月12日、水産庁から調査委託を受けている、日本鯨類研究所の第18次南氷洋調査捕鯨船団が、下関港を出港しました。

 調査捕鯨は1987年に始まり、当初の計画では、今回が最後の調査となっていましたが、日本は今年7月の国際捕鯨委員会(IWC)年次会合で、次期調査を行うことを表明しています。

 母船の日進丸と目視採集船3隻、目視専門船の計5隻で、約200人が乗り込みました。

 来年4月帰港予定です。

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2004.11月掲載 本年度(2004年)北西太平洋調査捕鯨船団出港

 本年度(2004年度)北西太平洋調査捕鯨の調査母船・日新丸が6月10日広島県因島市のユニバーサル造船因島工場岸壁から出港しました。

 今回の調査では、三陸沖からカムチャツカ半島南方水域において、6月10日から、9月下旬まで行われました。ミンク鯨100頭、イワシ鯨100頭、ニタリ鯨50頭マッコウ鯨10頭を捕獲調査を行う予定です。

 今回の調査では、@鯨類の摂餌生態と生態系における役割、A鯨類と海洋生態系に対する海洋汚染(汚染物質、海況など)の影響、B鯨類の系群構造の解明などを目的としています。

勇魚通信VOL.18参照

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2004.7月掲載 昨年度(2003年)北西太平洋調査捕鯨の調査報告

 ご存知のように、日本は、毎年11月ごろから翌年の2月ごろまでの、南氷洋における調査捕鯨(ミンク鯨のみ)と、4月ごろから8月ごろまでの北西太平洋調査捕鯨(ミンク鯨、イワシ鯨、ニタリ鯨、マッコウ鯨)の二つの調査捕鯨を行っています。今回、昨年度(2003年4月から9月まで)日本近海から、ベーリング海にかけての調査捕鯨(北西太平洋)の調査結果が報告されました。

 今回は沿岸調査を4月10日から5月2日にかけて、三陸沖で実施し、ミンク鯨を50頭捕獲、それに続いて、5月17日から8月8日にかけての沖合調査では、ミンク鯨100頭、ニタリ鯨50頭、イワシ鯨50頭、マッコウ鯨10頭を捕獲しました。同時に行われた目視調査では、捕獲調査対象外のシロナガス鯨、ナガス鯨、ザトウ鯨など多数の鯨類を確認しました。

 捕獲調査では、ミンク鯨が沿岸域で、主にオキアミ類とイカナゴ類を、沖合水域では、主として12センチの大型カタクチイワシを捕食していることが明らかになり、鯨の食性の多様性が再確認されました。

 さらに、沖合のミンク鯨は5〜6月にはカタクチイワシ、7〜8月にはサンマを主要な餌としていることが分かり、鯨の餌生物が季節により変化していることが明らかになりました。
 さらに、表層性の小型魚以外に、シマガツオや、シロザケといった中型の魚類までも広範囲に利用する食性をもつことが明確になりました。

 ニタリ鯨は沿岸から、沖合まで広く多数分布していることが確認され、5月から6月には、ほとんどがオキアミ類を捕食し、7月にはカタクチイワシを主に捕食するなど、季節的変化が見られました。
 また、多数のイワシ鯨が沖合に分布することが分かり、動物プランクトンから、カタクチイワシなどまで、幅広く捕食していることが観察されました。

 マッコウ鯨の食性については、情報が著しく不足していますが、今回の調査で、沿岸でも、沖合でもヒロビレイカや、クラゲイカなどの中層性イカ類を主に捕食していることが分かりました。

 ミンク鯨とイワシ鯨はほぼ同じ海域で発見、両種で同一の餌生物を利用していることが観察され、鯨類間に餌生物の競合があることも示唆されました。

 調査の結果は、日本鯨類研究所と遠洋水産研究所が総合的に分析し、次回国際捕鯨委員会の会合に提出されます。

勇魚通信VOL.15参照

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2003.11月掲載 新種のヒゲ鯨確認される。

 1998年、山口県沖で漁船にぶつかって死んだ鯨が、新種のヒゲ鯨であることが確認されました。

 死体のDNA鑑定で判定されたもので、形状はナガス鯨によく似ており、体長は約12メートル、体重は推定で約10トンあり、以前にインド洋、ソロモン海などでの特別調査で捕獲された、分類が不明だった8頭も同種と判明しました。

 学名は、ナガス鯨属の「オームライ」、和名は「ツノシマ鯨」と名づけられました。ヒゲ鯨類では15種目で、90年ぶりの追加となりました。

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2003.11月掲載 第17次南氷洋調査捕鯨船団出港

 11月7日、水産庁から調査委託を受けている、日本鯨類研究所の第17次南氷洋調査捕鯨船団が、下関港を出港しました。

 母船の日進丸と目視採集船3隻、目視専門船の計5隻で、約200人が乗り込みました。

 来年4月帰港予定で、調査捕鯨の捕獲枠である、ミンク鯨440頭を捕獲の予定です。

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2003.10月掲載 第55回IWC年次総会について 

 第55回IWC年次総会は、2003年6月16日から、19日まで、ドイツのベルリンで開催されました。

今年から、新加盟国として、ニカラグア、ベリーズの2ヶ国が加わり、総勢51ヶ国となりました。(参加国は50ヶ国)

 今回、最も波紋を呼んだ議案は、反捕鯨国による保護委員会の設立を柱とした決議案で、同委員会で鯨類保護のための行動計画を策定して本委員会に提出することを制度化する内容です。

 この提案は、資源の持続的利用の概念を全く考慮せず、鯨類の保護一辺倒に偏ったもので、本来「鯨類資源の保存と捕鯨産業の秩序ある発展」を目的とする国際捕鯨取締条約の趣旨に反していることから、日本を始めとする持続的利用派の国々は、これに強く反対しました。

 投票の結果は、賛成25、反対20、不参加1で可決され、日本を含む反対国が抗議の意思表示から議場を退席。また、年次会議の終了後、日本を含む17ヶ国で、この決議に反対する共同声明を発表し、IWC事務局に回章を求めています。

主要な結果は次の通りです。

(1)沿岸捕鯨150頭の要求

 日本は過去15年間毎年、沿岸小型捕鯨に対する暫定救済枠としてミンク鯨50頭の要求を行い、ことごとく否決されてきました。今回は、改訂管理制度(RMS)を実際に適用し、その効果を実証する試みとして、ミンク鯨及びニタリ鯨についてそれぞれ150頭の商業捕鯨枠を提案しました。持続的利用を支持する国々からは、建設的な提案であると高く評価されたものの、投票の結果は、ミンク鯨が賛成19、反対26、棄権1、ニタリ鯨が賛成17、反対27、棄権1でそれぞれ否決されました。

(2)改訂管理制度(RMS)

 反捕鯨国は、たとえRMSが完成しても商業捕鯨モラトリアムの解除を認めないとの立場をとっており、今回もRMSについては全く進展が見られませんでした。引き続き協議を行うことにはなっているものの、日本からは、このままでは永久に完成しないとの強い懸念が表明されました。

(3)サンクチュアリー提案

 今回も南太平洋と南大西洋にそれぞれサンクチュアリーを設定する提案が行われ、南太平洋サンクチュアリー(豪州、ニュージランド提案)については賛成24、反対17、棄権4、南大西洋サンクチュアリー(ブラジル、アルゼンチン提案)については賛成24、反対19、棄権3でともに附表修正に必要な4分の3以上の賛成が得られずに否決されています。

 次回の年次総会は、来年7月にイタリアのソレントで開催の予定で、また、2005年の開催地には韓国の蔚山(ウルサン)が決定しています。

勇魚通信VOL.14参照

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2003.5月掲載 第2回日本伝統捕鯨地域サミット、生月町で開催

生月勇魚捕唄

公演の様子

 昨年の山口県長門市での第1回目のサミットに続き、2003年5月11日、当社の近隣の町で、江戸時代、古式捕鯨の盛んだった、生月町で開催されました。

 当日は、日本全国から、又韓国からもこのサミットに関心を寄せている約700人の人で会場もあふれんばかりの賑わいでした。

 午前11時より、屋外にて、くじら汁、鯨のたつた揚げ、鯨めしなどが振舞われ、その周りには鯨の工芸品や、地元生月町の特産品が販売されていました。会場のロビーでは、鯨に関係のある市町村の案内や、調査捕鯨の様子のパネル、又、西海捕鯨に関する資料、遺跡などが展示されていました。

 午後12時15分、生月町の鯨芸能である勇壮な「生月勇魚捕唄」の太鼓により、盛大に始り、12時30分より開会宣言がされました。

 その冒頭、有名な水産庁の小松正之氏の挨拶の中で、昨年の下関のIWC総会のことについてふれられ、「欧米(反捕鯨国)は、日本の鯨との関わりが、戦後、学校給食に取り入れられてからだと思っている。そうでないことを、日本は、縄文時代から鯨を捕獲していたことを思い知らさせよう。」と力強く宣言されました。

 以上のことからも、今回のサミットは、近世ではなく、古代の遺跡とか、壁画、古文書などの紹介から、鯨との関わりを示していこうという趣旨だったと思います。多少肩がこりました。

 途中パネルディスカッションを経て、そして最後に生月宣言が採択されました。この宣言は後日英文に翻訳されIWCに送付されるそうです。

<伝統捕鯨に関する生月宣言の詳細>

 2003年5月11日、伝統的に捕鯨を行っていた日本各地から、そして韓国からも、多くの人たちが長崎県の生月町に参集しました。

 未来をになう小学生から経験豊かな年配者まで700人の参加者は、日本をはじめとする東アジア地域の視点から、鯨類を捕らえ、あるいは利用する古代の人びとの生活と文化について幅広く意見を交換し、

 豊かな海の幸に恵まれた日本列島及び韓半島(朝鮮半島)の沿岸では、人びとの生存のために必要でもっともふさわしい手段としてクジラとイルカが利用され、これが各地の伝統文化に色濃く反映されていることを想起し、

 全国各地の遺跡から発見された各地の鯨類骨やその製品、ならびに九州に特有の鯨底土器に見るように、縄文時代から人びとが鯨類を様々なかたちで存分に利用していたことを認識し、

 日本での鯨類の利用はおよそ9,000年前から行われていたことに留意し、

 真脇遺跡(石川県能都町)の調査から明らかにされたように、日本列島では遅くとも5,000年前にはイルカ漁がはじめられていたことに感嘆し、

 佐賀貝塚(長崎県峰町)、大浜遺跡(福江市)つぐめのはな遺跡(我が田平町)等での縄文時代鯨骨製品の出土遺物は、九州北部沿岸で鯨類が一般的に利用されていた事実を示すものであることを認め、

 各種大型鯨類を描いた蔚山市郊外の盤亀台の岩刻画は、すでに先史時代に韓半島(朝鮮半島)東南岸で大型鯨類を対象にした捕鯨が行われていた事実を示すものであることを認め、

 真脇遺跡、東釧路貝塚(北海道釧路市)、井戸川遺跡(静岡県伊東市)で出土したイルカ頭蓋骨の特殊配列や真脇遺跡出土の彫刻木柱にうかがえるように、縄文時代の人びとが抱いていた独自ぼ精神世界に思いをめぐらせ、

 弥生時代以降も、原の辻遺跡(長崎県芦辺町・石田町)出土の「捕鯨図」甕棺、長戸鬼塚古墳(長崎県小長井町)および鬼屋窪古墳(長崎県郷ノ浦町)の石室などで発見された数々の「捕鯨図」から、遅くとも2,000年前には九州北部でも大型鯨類を対象にした捕鯨が行われていた可能性があることを理解し、

 これらの文化遺物が示すような鯨類利用に関する技術や生活文化をめぐる地域間の交流が、九州と韓半島(朝鮮半島)の間、あるいは九州と日本国内の他地域との間で古来より幅広く行われていた可能性を思い描き、

 クジラ食文化を含む地域に根ざした伝統的食文化を見直す声が高まっている中、これを保持することは基本的人権の不可欠の要素であるとともに、文化的多様性および環境保全の側面からもきわめて重要な意味を有していることを確認し、

 2002年の第1回伝統捕鯨地域サミットが採択した「伝統捕鯨に関する長門宣言」を想起し、

 持続的捕鯨を復活させて、先人達が築いた誇るべき捕鯨文化を守り、継承することを決意し、

 捕鯨文化とそれを育んだ豊かな海の幸を将来の世代に確かに引き継いでいくために、クジラ類の保護と持続的利用を実現し、きれいな海を守り続けることの重要性を認識し、

 2003年5月11日、長い捕鯨の伝統を有する長崎県生月町での「第2回日本伝統捕鯨地域サミット」に集まった私たちは、次のように宣言します:

 1.各地の自然と風土に根ざし、クジラを利用し、クジラに依存してきた伝統文化の価値を認め、  これを尊重します。

 2.日本列島並びに韓半島(朝鮮半島)における捕鯨史、捕鯨文化研究が、東アジア捕鯨史・捕鯨  文化の視点も取り入れながら、今後さらに進展することを強く期待します。

 3.近世以降の代表的捕鯨地域以外でも、捕鯨及び鯨類利用に関する歴史と伝統を再発見・再評価  が進められることを強く支持します。

 4.盤亀台遺跡に象徴される捕鯨文化の地:韓国蔚山市において、来る5月30日から6月1日まで開  催される「第9回蔚山くじら祭り」の成功と、同地での捕鯨文化の発展を心より祈念します。

 5.「伝統捕鯨に関する長門宣言」を強く支持します。とりわけ、

 6.鯨体の完全利用とその恵みへの感謝を基礎とした我が国の捕鯨の伝統と文化を誇り、これを保  存し、発展させます。

 7.クジラ料理を含め、地域で長年つちかわれた伝統的な地場食材の価値を再認識し、食の安全・  地域興し・環境保全にも貢献するその発展と普及、次世代への継承に努めます。

 8.クジラの利用の歴史と伝統文化を受け継いだ日本ならびに隣国の沿岸地域における持続可能な  捕鯨が再開され、地域経済・社会への貢献と海洋生態系の総合利用が達成されるべきことを、  あらためて強くアピールします。

以上

 来年は宮城県牡鹿町で開催されます。

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2002.12月掲載 「H2A」ロケットに鯨生態観測衛星通称「観太くん」搭載

 12月14日、宇宙開発事業団により打ち上げられた「H2A」ロケットに、千葉工業大学製作による、鯨生態観測衛星、通称「観太くん」が搭載され切り離しにも成功しました。 

 「観太くん」は、北極と南極の上空を通る軌道を1周100分で回り、鯨に取り付けられた発信器からの信号を集めて地上に送り、海域の選定や、潜水の状況を探ることができます。 

 しかし、まだ鯨への発信器の打ち込みができておらず、これからの作業になる見込みだそうです。

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2002.11月掲載 第16次南氷洋調査捕鯨船団出港

 11月8日、水産庁から調査委託を受けている、日本鯨類研究所の第16次南氷洋調査捕鯨船団が、下関港を出港しました。

 本年度はミンク鯨を440頭の枠内で捕獲が予定されております。来年の4月に帰港の予定。

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2002.6月掲載 第54回IWC総会(下関市)結果報告概要

(1)アイスランドの加盟問題

 ・アイスランドの商業捕鯨モラトリアム(一時停止)に対する留保付き再加盟を認めず、会議参加資格をオブザーバーとする昨年の総会での議長裁定に関し,異議が申し立てられ,投票が行なわれた。

 結果,議長裁定が引き続き支持された。アイスランド は,IWCには加盟の是非を判断する権限はなく,不適切な議事進行裁定に抗議し,2日目以降の会議への不参加を表明し,退場した。

(2)沿岸小型捕鯨ミンククジラ50頭枠の要求

 ・北海道網走,宮城県鮎川,千葉県和田浦,和歌山県太地の沿岸小型捕鯨についてプレゼンテーションを行ない,商業捕鯨モラトリアムによる窮状緩和のための暫定救済枠を要求。

 附表修正に必要な4分の3の賛成はえられなかったが,賛成20, 反対21,棄権3と過半数まで1票差に迫る票を獲得。これまでにない前進を見せた。

(3)原住民生存捕鯨

 ・イヌイット(米),チュクトカ(露)原住民によるホッキョククジラ,マカ族(米)チュクトカ原住民によるコククジラ,グリーンランド原住民によるナガスクジラ,セントビンセントのベッグウェイ島民によるザトウクジラの捕獲枠等が議論された。

 イヌイット,チュクトカ原住民によるホッキョククジラの捕獲枠以外は,コンセンサス(全会の同意)により採択されたが,ホッキョククジラ捕獲枠をRMP(商業捕鯨の捕獲枠算定方式)で計算すると30年間捕獲枠ゼロである等の問題が指摘され,5年間の捕獲枠要求について投票に付され4分の3の賛成を得られず否決された。

 日本を含む提案に反対した国々は,原住民生存捕鯨は原則として支持する(日本は1年間の枠を認め,毎年提案を検討することを主張)ものの,日本の沿岸小型捕鯨を認めない一方で,絶滅危惧種のホッキョククジラ捕獲を5年間無条 件で認める反捕鯨国の二重基準を厳しく批判した。

(4)鯨類捕獲調査

 ・南氷洋鯨類捕獲調査(JARPA)科学委員会では従来通り反捕鯨国科学者のネガティブなコメントはあったものの,JARPAが鯨の資源管理に有用な情報をもたらしていると評価された。

 ・北西太平洋鯨類捕獲調査(JARPNII)本格調査計画科学委員会では従来通り反捕鯨国科学者のネガティブなコメントはあったものの,JARPNII予備調査(2000−2001年)の結果が北西太平洋の鯨類資源と漁業資源の相互作用の解明に寄与すると評価され,JARPNII本格調査計画案についてもIWCが設定している科学調査のガイドラインをほぼ満足するとの十分な評価と支持が得られた。

 1987年以来,毎年可決されていた日本の鯨類捕獲調査に対する自粛を求める決議は初めて採択されなかった。

(5)改訂管理制度(RMS)

 ・鯨の資源量を枯渇させない捕獲頭数を科学的に算出し,捕獲を監視・規制する制度であるRMSに関し,反捕鯨国は国際監視員の経費,DNAの登録,鯨肉流通ルートの監視,捕殺方法等に関して捕鯨国に過剰な負担を要求した。

 これに対し,日本はこれまでの作業部会での合意事項を盛り込んだ附表修正案を提案したところ,賛成16,反対25,棄権3で修正に必要な4分の3の票を得られず否決され,捕鯨の再開は先送りとなった。

 ・スウェーデン等より,モラトリアム条項を維持し,公海での捕鯨禁止を盛り込んだ事実上の捕鯨再開を不可能とする捕鯨管理制度の附表修正提案が行われたが,賛成12,反対24,棄権7で,これも否決された。

(6)鯨類サンクチュアリ(禁漁区)

 ・豪,ニュージーランド提案による「南太平洋サンクチュアリ」については賛成24,反対16,棄権5。

 また,ブラジル提案の「南大西洋サンクチュアリ」は賛成23,反対18,棄権4となり,いずれも可決に必要な4分の3を得られず否決された。

(7) 分担金計算方式

 ・開発途上国の分担金の負担軽減を図るため,新計算方式が検討中であるものの,過去4年間結論が出なかったことを受けて,暫定的に今後3年間の負担軽減措置を適用することが合意された。

 沿岸途上国のIWCへの加盟の道が拡大され,IWCの正常化に繋がることが予想される。

(8) 次回会合

 ・次回(第55回)年次会合は,2003年6月にドイツのベルリンで開催される。

(9)その他

 ・下関市及び日本政府に対して,市民のもてなし,会議運営などにつき,高い賞賛と 賛辞が与えられた。

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2002.3月掲載 鯨肉の輸入再開決定

 日本国(水産庁)は、今年5月にも、ノルウェーから鯨肉を輸入する方針を固めました。

 日本は、商業捕鯨を行なっていた時も、並行して海外より輸入を行なっていましたが、IWCの商業捕鯨のモラトリアム(一時停止)発令とともに、調査捕鯨を行なうことを主張した為、輸入も止めていました。

 今回は数十トン、来年以降は約百トンを上限に輸入を考えています。

 輸入するのは、ミンク鯨の赤身のみで、白身はポリ塩化ビフェノールなどの有害物質の蓄積が問題となっている為、輸入対象から外されました。

 輸入にあたっては、密漁や密輸の鯨肉と区別する為に、今回輸入の鯨肉のDNAと照合し、又、有害物質の蓄積に対しても安全性の調査、管理していくシステムを確立していく予定です。

 いずれにしましても、欧米など反捕鯨国や、環境保護団体の反発は避けられず、政治問題に発展していく可能性があります。

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2001.12月掲載 第53回(2001年度)のIWC年次会議の概要

 英国ロンドンで7月3日から27日本会議は23〜27日まで開催されました。

 今年の本会議には、再加盟国のアイスランドとパナマ、新規加盟国のモロッコを含む全加盟国43ヶ国中40ヶ国が出席しました。

 依然として、数で優位に立つ反捕鯨国陣営は、捕鯨の再開を故意に遅延させる態度を明確にしており、今回も捕鯨再開への具体的な前進は見られなかったものの、日本と共同歩調をとる持続的利用派の数は、着実に増加傾向にあり、IWC内にも徐々に好転の兆しが見えてきました。
                                参考文献
日本捕鯨協会2001.10月発行「勇魚通信」vol 11

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2001.12月掲載 第2期(2001年度)北西太平洋鯨類について

 5月10日に出港し、三陸沖からカムチャッカ半島南方水域で、第2期北西太平洋鯨類捕獲調査の予備調査に従事していた調査船団は8月3日に調査を終了し、7日までに全船が帰港しました。

 この調査は、1994年にミンク鯨の系統群調査を主目的に開始した調査の第2段階として、昨年から新たにニタリ鯨とマッコウ鯨を対象に加え、鯨類による捕食と漁業との競合関係の解明を主目的に開始した調査です。

 昨年と今年の2回の調査は予備調査として位置付けられており、本格調査の内容はこれら2回の調査結果に基づき計画されることになっています。

 今次調査で捕獲した標本は、ミンク鯨100頭(捕獲枠100頭)、ニタリ鯨50頭(捕獲枠50頭)、マッコウ鯨8頭(捕獲枠10頭)で、当初の捕獲目標をほぼ達成しました。

 8月から9月に行なった昨年の予備調査を補完する目的から、今年は5月から7月に調査を実施。

 調査の結果、ミンク鯨の食性が多様、かつ適応性に富んでいる点や、ニタリ鯨の食性に季節変化があること、マッコウ鯨がイカ類以外に魚類も捕食していることなど、これらの鯨類の食性について多くの知見が得られたほか、調査期間中シロナガス鯨やイワシ鯨などの大型鯨類が多数発見され、これら大型鯨類の資源回復が確認されました。
                               参考文献 日本捕鯨協会2001.10月発行「勇魚通信」vol 11

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