「信号の流れ」
@カメラからのHDMI信号はキャプチャーユニットでUSB信号に変換されPCに入ります。
(PCのUSB端子数が不足している場合はUSBハブを利用します)
APCではOBSが起動しており、接続されているカメラ映像はマルチスクリーンに表示されます。
Bスイッチングアダプターで選択されたカメラ映像は右上の番組(PGM)に表示されます。
(OBSではPGMを「番組」と表現しています)
C選択されたPGM映像は配信用および録画用に圧縮されます。
(OBSでは配信と録画、それぞれに圧縮方法やビットレートなどを個別に設定できます)
D撮影現場にネット接続環境が整っていれば、PCで圧縮された映像はLAN(有線・無線)で 直接
ネットに接続して配信することができます。
LANが使えない場合はモバイルルーターやスマホのテザリングを利用してネットに接続します。
PCとスマホの接続はUSB・無線LAN(WiFi)・有線LANで可能ですが、各機器がそれぞれの方式に
対応している必要が有ります。
「注意点」
アップロードする際の転送速度と使用できるビット量(パケット量)に注意する必要が有ります。
「使用できるビット量(容量)」
携帯電話によるデータ通信では使用したビット量に応じて課金されます。従ってイベントの継続時間と
アップロードする際のビットレートから大まかなビット量を把握しておく必要が有ります。
おおよその目安として「解像度1280x720 4Mbps」で5時間配信すると9GBくらいになります。
(4Mbpsx60秒x60分x5時間÷8(Byte)≒9GB)
「転送速度」
YouTubeLIVEでの推奨ビットレートはFHD(1920x1080ピクセル)で6Mbpsとなっており、携帯電話の
通信回線を利用したアップロードでは安定して6Mbps以上で通信できる速度が必要となります。
もし、転送速度に不安が有る場合は、アップロードする際の解像度をHDに落とすことで改善できます。
(HD解像度 1280x720ピクセル) これによって転送速度、使用ビット量ともに半分で済みます。
「その他」
スマホやモバイルルーターでのデータ通信では使用できるビット量に制約が掛かる場合が有ります。
「三日間で8GB」の制約は多くの携帯電話会社の契約で見られます。
これでは1日のイベント配信では余裕が有りませんので、一ヶ月間で100GBなどが可能なレンタル
SIM等を利用することになります。
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