ある里子からの手紙(2014年)




 今年、伝達式に参加して、奨学金を頂くことができて3年目になりました。本当にありがとうございます。言葉で表せないほど心から感謝しています。
 里親様のメッセージを頂きました。メッセージに、奨学金をもらって、勉強ができるチャンスを無駄しないで、今自分のために一生懸命勉強をしなさいという言葉を頂きとても感動しています。里親様のご親切にとても感謝しています。そして、里親様と御縁をくださっている慧燈財団にとても感謝しています。
 昨年の、成績は良かったです。私の平均成績は4.0点満点で4.0点でした。家族の皆は元気にしています。お正月の時に町から離れて、山の上にある家に帰りました。里親様はお元気ですか。どうか、お体に気をつけて下さい。
 最後に、タイと日本の神様に、里親様のご健康を祈ります。また、日本に大きい自然災害がないように祈ります。どうか、お体に気をつけて下さい。お願いします。




(前略) 
 私の家族はとても貧しいです。私が6歳の時に父と母が離婚しました。私は祖母と2人で暮らしています。母は遠い所で働いて、偶に私に会いに来てくれています。
 毎日、古い自転車で学校に通っています。新しい自転車どころか、学費に払うお金もありません。祖母は先生の畑に手伝って、1日100-200バーツをもらっています。お金がない時に借金をして生活しましたが、いまでも返すお金もありません。私と祖母が住んでいるのは小さい小屋です。家を建てるお金がないからです。今年から奨学金を頂くことができて、とても助かっています。奨学金を支給してくださり、本当にありがとうございます。奨学金のお陰様で、少し安心して勉強ができるだろうと思います。頂いている奨学金を勉強と家族のために大事に使うと約束します。
 本当にありがとうございます。




(前略) 
 里親様、こんにちは。お元気ですか。私は元気です。今年も、奨学金を頂くことができて、とても嬉しいです。ありがとうございます。
 今年、私はホンソンスックサー学校で、高校を勉強する高校1年生です。高校で勉強するにはお金がかかります。祖父と祖母はもう年を取っているので、あまり仕事ができません。だから、家族の生活と私の勉強のために兄が苦労して働いています。私はできるだけたくさん勉強したいです。大学まで勉強したいです。大学を卒業したら、いい仕事ができると思います。そして、家族の面倒をみることができると思います。今まで、家族は私のために苦労してきました。両親が亡くなって、祖父祖母、兄とおじさんおばさんたちが私を可愛がってくれています。この家族に恩を返したいです。将来は分からないものですが、毎日一生懸命頑張れば、いい将来につながるでしょう。もしかしたら、将来、私たちはいい生活ができるかもしれません。皆、生まれる所を選ぶことができませんが、私も金持ちの家族に生まれていませんが、私の家族は仲良くて、暖かくて、幸せな家族です。私の人生にはいろいろな問題や障害があります。でも、負けないで、これからも全ての問題を乗り越えられるように頑張ります。そして、いい将来のために勉強を頑張ります。




(前略)
 僕のおじさんが先月亡くなりました。今、僕には誰も残っていません。僕はとても母のことを思っています。とても寂しいです。でも、乗り越えられるように頑張ります。
僕は海外で勉強する奨学金に応募しています。将来のために頑張っています。僕は海外で勉強したいです。今、タイは色々な問題があり、特に政治問題が最悪な問題です。
 僕を実の子供のように応援してくださり、本当に感謝しています。僕にとってこの奨学金がとても大切な奨学金です。なぜならば、この奨学金は愛情が含まれている奨学金だからです。  
 僕には誰も残っていない時に、里親のお母様が応援してくださって、感謝しています。本当にありがとうございます。これからも、御恩を返すために一生懸命勉強を頑張ります。ありがとうございます。


ある里子からの手紙2015

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