ある里子から届いたカード「人生の中での 大切な思い出の記録」 |
 |
この記録には、私がいただいたこの素晴らしい機会に対するすべての感情を込めています。本当に胸がいっぱいになるような思いです。
私はこの支援を5年間、継続していただいてきました。最初に奨学金をいただいたのは2020年(タイ暦2563年)です。この機会をいただけたことが、私の人生の中でどれほど大きな意味を持つか、言葉では言い尽くせません。
きっと、この支援を受けてきた他の友人や先輩たちも、私と同じような気持ちを抱いていると思います。それは、この機会を通じて、家族や家庭の負担を少しでも軽くできたという喜びです。この支援は、まるで私たちにとっての里親様のように、優しさと慈しみをもって差し伸べられたものです。
家庭によって事情や負担の重さは異なりますが、こうした支援は、生活のために毎日一生懸命働いている保護者にとって、大きな助けとなります。本当に必要としている家庭にとって、この奨学金は「希望」であり、「心の支え」であり、子どもたちが他の人と同じように教育を受けることができる大切なチャンスでもあります。
この奨学金は、学用品や教科書、制服、衣類など、すべて費用がかかるものに使うことができ、そうした出費を軽減してくれました。
中でも、私が最も感動し、心から感謝していることは、5年間という長い間、継続して支援を受けられたことです。
この機会をいただけたおかげで、私は家族の負担を少しでも減らすことができました。そして、里親様からの温かい支援が、私の学びへの大きな励みとなり、「もっと勉強を頑張ろう」という気持ちを強くしてくれました。心にゆとりが生まれたことで、学業に集中することができました。
そして将来、もし私は生活の余裕ができたときは、こうした思いやりと機会を他の人へ返したいと思っています。かつて自分が受け取った「優しさ」や「支援」を、また別の誰かに届けられる人間になりたいです。
最後になりますが、里親の皆さまが、これからも健康で、病気せず、ますます豊かになり、そして皆に愛される存在であり続けられますよう、心からお祈り申し上げます。 |
|