【山閑堂農園・秋】


残暑は終息に向かいつつあるが、まだまだ暑い。彼岸花がいち早く秋の到来を告げ、
光は彼岸から降り注ぐ。陽が昇ると秋の気配は雲散霧散、夏のような暑さに戻る。
気づかぬうちに、気づかれぬようにゆっくりと秋は深まっていく。

 

屋根より高く伸びたコブシが最初に色づき、はらはらと葉を散らす。その音は
人の気配にも似て、思わず窓の外に視線を投げる。日に日に落ち葉は積り、
「これがお金だといいのだが..」と空想したり。葉がすっかり散ると新芽が膨ら
み、越冬し、春一番に花を咲かせる。散るのも早いが咲くのも早い。

コブシが落葉し、次はイチョウ、ケヤキ、、モミジは最後に残る。写真は12月15日
に撮影。例年より2週間も遅れ、モミジの紅葉は最盛期を迎えている。

 

書斎の窓辺にモミジを植えている。紅葉が始まるにつれ日々の観察が
楽しみだ。穏かで温かい陽射しの午後、畑へ出てモミジの側から書斎
を覗く。今年はメジロの飛来も遅れている。

 

作業小屋兼資材置き場:各種道具類、薬局の薬袋、容器、書類などの倉庫であり、遊び場
でもある。温かい秋で薪ストーブの出番は遅れる。

近所の木工所から廃材を頂くので、燃料には困らない。良く乾いた木片がめらめらと燃え
室温20度はあっという間だ。嘘か真か電力不足のキャンぺーンで、各種エネルギーが
見直されている。薪ストーブを設置して17年になる。いままで5台のストーブを購入したが
ブリキや鉄板だったため数年ごとに買い替えた。鋳物に替えてから耐久性は向上したが
永久に使えるわけではない。

 

 

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