【山閑堂農園・秋】


秋の気温差が紅葉の色を決するという。さらに光を存分に浴びて夜冷えることが条件とされる。40日以上続いた炎暑のあと、雨続きの秋に移る。気温差は小さく、日照時間も少ない。紅葉の名所へいくと、ボランティアの案内係さんが「今年は紅葉がイマイチです」と言って、数年前の見事な写真を見せてくれた。九州の紅葉は11月下旬が最盛期となるが、農園の紅葉はさらに遅れ、今年は12月中旬だった。

 

「50cmくらいの苗だから1m離せばいいだろう」と植えたモミジが成長し、桜に絡まるようになった。この景色もなかなか良いが、同時に桜が咲いたら美しすぎて気が狂うかも知れない。

 

光に透ける紅葉、写真撮影の定番の感がしないでもない。

 

夏の炎暑と乾燥で何割かの葉が散り、夏のさ中、落ち葉を集めてたき火をした。コブシの葉は大きく紅葉も早く散るのも早いが、新緑も早い。いよいよ本格的な落葉が始まり、日々掻き集めてはたき火をする。葉を踏めばサクサクと耳に心地よく、焚けばコブシの香りが立ちのぼる。

 

 

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