【田七人参】
田七人参はウコギ科多年生草本で栽培は難しく、播種してから3年〜7年後にやっと収穫 できる。そのため三七と呼ばれている。葉は薬用の人参に似ているから参三七とも言うが 普通には田七または田七人参という。 田七人参は外傷による止血、内出血の止血、傷の癒合、鎮痛などの効果を持っているこ 田七はその葉や味が人参に似て、甘く渋みがあり、薬性が穏やかで、毒性がない。 |
田七人参30頭(5年根) |
田七人参120頭(3年根) |
2008年くらいまで30頭・5年根を取り扱っていたが、田七人参の品薄、高騰が続き 80〜120頭の田七人参に代った。30頭がないわけではないが、希少で価格も3倍ほど 高い。費用対効果を考え80〜120頭又は120頭を扱うに至った次第。田七人参に拘る 必要はなく、現在は丹参や山査子を勧めている。 |
田七は特産地中国雲南省、標高2100mの耕地で栽培され、気候の変化に著しく影響さ れ夏季の気温が33℃以上になってはいけないし、冬季の気温が、−2〜3℃以下に下 がっても枯死寸前になるという。このため水はけの良い南向きの丘陵地が適地となる。 収穫が終わると10年は休耕地にする。10cm×15cm四方に一株の種を播き、一年目 に全て植え替える。薬用人参と同じく直射日光を嫌うので、カヤで畑の全面を覆うように 日よけを作る。日よけは3割の日照、7割の日陰になるよう組む。この加減がノウハウら しい。葉、種、茎も薬用になるが、もっぱら根が繁用される。 【薬用植物事典より抜粋】 原植物: 主治: 外傷出血に粉末を患部につけても良い。挫創・打撲には白湯また酒で服用する。腫瘍 用量: 禁忌: 【田七の薬理実験報告】 主に心血管系を中心とした実験(抄) 冠状動脈の血流量増加作用:田七をイヌに投与して実験したところ、冠血管が拡張し、 肥満減少作用:ウサギを使った実験で普通食に田七を加えると、肥満を減少させる効果 高脂血症低下作用:高脂血症になると、1)血液の凝固 2)繊維蛋白の溶解抑制 3)赤 【寸評】 漫然と、得体の知れないものを健康維持として服むくらいなら、田七をお勧めしたい。 田七は心臓に対する働きや、痛み、出血に対する効果に優れている。このあたりの 田七だけしかなければ、何にでも田七を販売してしまうのだろう。「田七を服んで腹痛 少なくともまとめて数ヶ月分、数年分、そして値引率○○%等という田七は、健康を |