【食品添加物メモ】


最近の食品業界はいい加減である、あるいは元々いい加減だったのが最近になって発覚したのかもしれません。偽装、不正表示、隠蔽、奸計、、、パンドラの箱に果たして希望は残っているのでしょうか?食品会社の善意に満ちた宣伝広告をみると、素直に信じるどころか本当の意図はどこにあるのか疑いが生じてきます。

万全な食品管理を目指さなくてはならない業界の苦労は解ります。添加物も全否定致しま
せん。しかし表示情報以上を知るすべのない、一般の消費者を欺くことだけは断固やめて
頂きたい。

最近の新聞記事から、食品に関するものを2件挙げてみます。

大豆、トウモロコシの遺伝子組換え作物不使用と表示された39品目のうち16品目から
遺伝子組換え農作物のDNAが検出された。(厚生労働省国立医薬品衛生研究所)

5%未満は意図せざる混入として表示義務を免れるらしい。5%という許容数字はどう解釈すればいいのでしょうか、本来ゼロとすべきものを、目標数値を容認したばかりにやがて5%と6%の境界はないがしろにされ、10%、11%と、すぐ越えてしまうものです。規制や利益の絡む問題に関しては、人・性悪説で対処するべきだと思います。

添加物などの食品表示の違反4330件、うち16%にあたる704件はまったく表示なし。

食品に限らず何かと偽装の多い世の中です。医薬品業界も例外でなく過去幾多の問題を引き起こしてきました。漢方薬も木屑をいれても、体裁を整えればお客様を欺くことが出来ます。しかしそれをやれば薬屋ではなく詐欺師というのでしょう。

環境ホルモンや残留農薬、ホルモン剤、抗生物質、あるいは放射能汚染、、これらは細心の注意を払っても多少の被害は免れません。食物連鎖の頂点に位置する人間はあらゆる物を頂き、そのため、また要らぬ物も摂取しています。しかし食品添加物は表示の義務があり、これは注意することによって摂取を免れる事が出来ます。尤も、表示義務のない添加物に関しては打つ手はありません。業界の良心を頼みとするところです。

そんなわけで、簡単なメモ帳を作って見ます。数年前出版された食品添加物危険度事典渡辺雄二 著 この本は食品添加物が全部網羅されていて大変重宝しています。安価な本なので興味ある方は買って頂くとして、ここでは重要な添加物のみ表にして見ます。5段階の危険度に分類されています。

(5)→極力避けるべきもの 
(4)→できるだけ避けるべきもの
(3)→できれば避けたほうがよいもの 
(2)→それほど気にしなくてもよいが、避けられたら避けたほうがよいもの 
(1)→安全性の高いもの

このうち、特に危険の高い(5)、(4)のものを避けることが出来れば随分安全性が確保されるでしょう。少しメモしてみます。

 

(5)極力避けるべきもの 発癌性や催奇形性が確認されているもの(厚生労働省が
最終食品完成前に除去を定めているものもあるが、完全
に除去されない場合もあるので、それも含めた)。
急性毒性が非常に強いもの。
食品中や人体で発癌物質に変化することが確認されて
いるもの。
(4)できるだけ避けるべきもの 発癌性や催奇形性が疑わしいもの。
急性毒性や慢性毒性が強いもの。
細菌やカビに対して強い毒性を示す合成添加物。

 

 

添加物名

含まれる食品

用途

防カビ剤

OPP,OPP−Na レモン,グレープフルーツ,
オレンジ
船で輸送されてくる輸入柑橘類の腐敗と
カビの発生を防ぐため,果実の表面に
塗布される。
TBZ レモン,グレープフルーツ
オレンジ,バナナ

同上

ジフェニル レモン,グレープフルーツ
オレンジ

同上

イマザリル

同上

同上

保存料

安息香酸
安息香酸ナトりウム
清涼飲料水,シロップ,醤油
果実ペースト,キャビア
マーガリン
細菌やカビの増殖を抑えて,腐敗を防ぐ。
ソルビン酸 かまぼこ,ちくわ,はんぺん
ハム,ソーセージ,漬物
イカの燻製,ワイン

同上

ソルビン酸カリウム

同上

同上

パラオキシ安息香酸
イソブチル
醤油,果実ソース,酢
清涼飲料水,シロップ
果実・果菜の表皮
食品が腐るのを防ぐ
パラオキシ安息香酸
イソプロピル

同上

同上

パラオキシ安息香酸
エチル

同上

同上

パラオキシ安息香酸
ブチル

同上

同上

パラオキシ安息香酸
プロピル

同上

同上

プロピオン酸 チーズ,パン,洋菓子 細菌やカビの増殖を抑えて,食品が腐る
のを防ぐ。
プロピオン酸ナトリウム

同上

同上

プロピオン酸カリウム

同上

同上

漂白剤

亜塩素酸ナトリウム 生食用野菜,卵類(卵殻)
柑橘類皮(菓子用),ふき
サクランボ,ぶどう,もも
食品を漂白するために使われる。
亜硫酸ナトリウム かんぴょう,乾燥果実(干し
ぶどうを除く)こんにゃく粉
ゼラチン,ワイン,甘納豆
キャンデッドチェリー,煮豆
糖化用タピオカデンプン
エビ,ビールのホップ
漂白と保存の目的で,添加される。ワイン
には,酸化防止剤として使われる。
過酸化水素 かずのこ かずのこの漂白のため使われる。
他はあまり使われない
ピロ亜硫酸ナトリウム かんぴょう,乾燥果実(干し
ぶどうを除く)こんにゃく粉
ゼラチン,ワイン,甘納豆
キャンデッドチェリー,煮豆
糖化用タピオカデンプン
エビ,ビールのホップ
漂白と保存の目的で,添加される。ワイン
には,酸化防止剤として使われる。
ピロ亜硫酸カリウム

同上

同上

次亜硫酸ナトリウム

同上

同上

二硫化硫黄

同上

同上

発色剤

亜硝酸ナトリウム 食肉製品(ハム,ウインナー
ソーセージ,ベーコン,サラミ)
鯨肉ベーコン,魚肉ソーセー
ジ,魚肉ハム,イクラ,スジコ,
タラコ(明太子を含む)
肉製品や魚卵などの色が黒ずむのを
防ぎ,ピンク色の状態を保つ。
硝酸カリウム 食肉製品(ハム,ウインナー
ソーセージ,ベーコン,サラミ
鯨肉ベーコン
肉製品の色が黒ずむのを防止し,ピンク
色を保つ。亜硝酸ナトリウムと一緒に使
われることが多い。チーズに発酵調整剤
としても使われる。
硝酸ナトリウム

同上

肉製品の色が黒ずむのを防止し,ピンク
色を保つ。亜硝酸ナトリウムと一緒に使
われることが多い。清酒に発酵調整剤
としても使われる。

着色料

赤色2号,赤色2号アル
ミニウムレーキ
氷菓子,清涼飲料水,洋酒
菓子類
食品を赤く着色するために使われる。
赤色3号,赤色3号アル
ミニウムレーキ
福神漬け,かまぼこ,和菓子
焼き菓子,洋菓子,サクランボ

同上

赤色40号,赤色40号
アルミニウムレーキ
キャンディ,チューインガム,
アイスクリーム,ジャム,清涼
飲料水,アルコール飲料

同上

赤色102号 福神漬け,紅ショウガ,ハム,
ソーセージ,タラコ,佃煮,タコ,
ジャム,飴,和菓子,焼き菓子,
清涼飲料水

同上

赤色104号 かまぼこ,ソーセージ,でんぶ
和菓子,焼き菓子
食品を赤く着色するために使われる。熱
に強いため,焼き菓子に使われる。
赤色105号 かまぼこ,なると,ソーセージ
和菓子,焼き菓子,サクランボ
食品を赤く着色するために使われる。
サクランボには赤色3号と一緒に使
われる。
赤色106号 福神漬け,桜エビ,ハム,ソーセ
ージ,洋菓子,焼き菓子
食品を赤く着色するために使われる。
単独でも使われるが,通常ほかの着色料
と一緒に使われる。
黄色4号,黄色4号アル
ミニウムレーキ
かずのこ,練りウニ,漬物,佃煮
ドロップ,飴,和菓子,焼き菓子
飲料水,かき氷のシロップ
食品を黄色に着色するために使われる。
赤色3号,青色1号と混ぜるとチョコレー
ト色,青2号と混ぜると黒色を出すことが
できる。
青色1号,青色1号アル
ミニウムレーキ
菓子,清涼飲料水 食品を青く着色するために使われる。
青色2号,青色2号アル
ミニウムレーキ
和菓子,焼き菓子,餡類,冷菓 食品を青く着色するために使われる。
冷菓などに他の着色料と配合して使わ
れる。
緑色3号,緑色3号アル
ミニウムレーキ
菓子類,清涼飲料水 食品を緑色に着色するために使われる。
二酸化チタン ホワイトチーズ,ホワイトチョ
コレート
食品を白く着色するために使われる。

酸化防止剤

エチレンジアミン四酢酸
二ナトリウム
缶詰,瓶詰 食品の酸化,変色,白濁などを防ぐため
に使われる。
ジブチルヒドロキシ
トルエン(BHT)
魚介冷凍食品(生食用冷凍
鮮魚介類と生食用冷凍カキ
を除く),鯨冷凍品(生食用冷
凍鯨肉を除く),チューインガム
油脂,バター,魚介乾製品,魚介
塩蔵品,乾燥裏ごしいも
食品の酸化を防ぐ目的で使われる。
ブチルヒドロキシ
アニソール(BHA)
パーム原料油
パーム核原料油
食品の酸化を防ぐ目的で使われる。
左記製品に使用が限定されている。
没食子酸プロピル 油脂,バター 食品の酸化を防ぐ目的で使われる。

甘味料

アスパルテーム 清涼飲料水,乳飲料,菓子類
漬物,アイスクリーム,氷菓
ガム,ダイエット甘味料
砂糖の代わりに甘味料として使われる。
サッカリン チューインガム

同上

サッカリンナトリウム 漬物,粉末ジュース,清涼飲料
水,乳酸菌飲料,発酵乳,魚介
加工品,缶詰,瓶詰,ダイエット
甘味料

同上

表示が免除される化学合成添加物

殺菌料

次亜塩素酸ナトリウム 野菜,果実,海藻,シナチク 食品や水道水の殺菌に使われるほか
各種の食品の製造加工において,装置
や器具の消毒にも使われる。また漂白
の目的でも使われる。
高度サラシ粉 野菜,果実,油脂,デンプン 殺菌のほか,漂白の目的で使われる。

天然添加物

保存料

ツヤプリシン 菓子類,麺類,生鮮食品 ヒノキ科ヒバの幹枝また根から,アルカリ
性水溶液とヘキサンで抽出したもの。
有効成分は,ツヤプリシン類。別名ヒノキ
チオール

増粘安定剤

カラーギナン シャブシャブのたれ,スープ
ドレシング,果実飲料,乳飲料
ソース,ゼリー,デザート食品
ユーケマと紅藻抽出物とがある,ユーケマ
はミリン科キリンサイの全藻を乾燥,粉砕
して得られる。またその全藻を加熱した
水酸化カリウムで処理し中和し,乾燥,粉
砕して得られたもの。紅藻抽出物は,イバ
ラノリ科イバラノリ属,ミリン科キリンサイ属
,スギノリ科ツノマタ属,スギノリ科ツノマタ
属,スギノリ属,ギンナンソウ属の全藻を
加熱した水,またはアルカリ性水溶液で
抽出し精製して得られたもの。簡略名は,
ユーケマ,紅藻抽出物
トラガントガム ゼリー菓子,ソース,菓子類,
パン,低カロリードレッシング
マメ科トラガントの分泌液を乾燥して得ら
れたもの。主成分は多糖類。発癌性を
疑わせる実験データがある。

 

すべて書き尽くしてはいませんが、大きな被害をもたらすと思われるものは書き留めてみました。この他製造工程で使われる添加物や原材料に残留する添加物などの考慮も必要かと思われます。

とりあえず、これだけの添加物の表示を見たら買わない事、食べない事を実行できれば食品添加物の危険性の80%くらいは回避できるのではないか、、、と思います。しかし被害の少ない添加物であっても複数添加された結果の相互作用など考えると、被害は計り知れません。加工食品や外食は出来うる限り避け、原材料を自ら調理すれば、添加物の摂取を減らすことができます。加工食品、特に食肉魚肉の加工食品や練り製品には神経質になるべきであろうと思います。

それと色の付いたもの、お菓子に限らず疑ってみるべきでしょう。清浄な食材を求めるとキリがありませんが、少し注意するだけで、昨日より安全な食材が手に入ります。

食品添加物には腐敗や変敗を防ぐ効果もある訳で、状況によっては必要な場合も考えられます。食品添加物に神経質になって実行したとしても、、、健康の為にと、、着色剤や防腐剤の入った錠剤やカプセルを、必要以上服んでいるならば間の抜けた事です。あるいは煙草を吸ったり過度の飲酒を嗜むかたであれば、まだ添加物のほうが安全かも知れません。

 

BACK