【能面工房】


  窯業機械の設計や製作で特許を持つほどの技術者だ。手先の器用さと、奔放な好奇心から趣味は多彩を極めている。窯業に関しては技術的な知識や窯元情報まで、多くのことを教えてもらった。あと数年で90を迎えようという年齢ながら、益々意気軒昂だ。70頃から、まず浮立面を彫り始め、次第に能面へと移行していく。年間2〜3個のペースで彫り続け、いままで、知事賞などいくつもの賞を獲得しておられる。

 

使い込んだ道具の数々:鑿や彫刻刃、手前は着色、調色のための顔料。

 

説明を聞かないと何の道具か皆目検討がつかない。これは能面の
寸法をとり、製図をする装置である。ホームセンターで材料をそろえ
自作した発明品だ。

 

浮立面:彫り上げて、これから着色を施すが、飾りとしてはこのほうが木の
味わいがあり良さそうに思う。佐賀を代表する民俗芸能の「面浮立」に
用いる。とくに鹿島市は20ヶ所以上もの地区で伝承され、佐賀県の重要
無形文化財に指定されている。鬼面ではあるが、鬼を払うという行事が
起源で、鉦と笛と太鼓を打ち鳴らし勇壮に舞う。

 

能面にはそれぞれ名前と能舞台での役割がある。教わったもののメモしなかった
ため面の名前は忘れてしまった。以下はWikipediaから「能面」の記事である。

鬼神・老人・男・女・霊の5種類に大別される。小面は若い女性を象る。その他多くの
能面がある。特に鬼面の一つである般若(はんにゃ)、真蛇(しんじゃ)は有名である。
役者の芸と能面作家の腕によって、一つの面から深く様々な表情を見せることが
でき、仮面劇としての能を今日までも支えている。

 

 

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