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【休日の愉しみ】


終日、薬局に籠もっての仕事も愉しいことに違いない。しかし年中働き続ける訳ではなく、休日もあらねばならない。休日には仕事を忘れ、体を動かす畑仕事や...時には仕事とは関係のない異業種の知人との交流も愉しい。同業者との付き合いでは得られない発見がある。素人写真集ですが、しばし、ご休憩下さい。>>知人たちの仕事場

 

能面工房

知人たちの仕事場のページで「ミヤザキ趣味工房」として紹介済みだが、ここでは能面の仕事に特化している。師匠の手ほどきを受け、製作を始められた頃から見ていた。その研鑽と技術の向上には脱帽せざるを得ない。年賀状用の木版画1枚彫るのさえ上手くいかない。よくぞ、木塊から立体的で表情豊かな面を彫り出すものだ。面は見る位置によって表情が異なると言う。角度を変えて撮ってみた。

 

陶座・玄

唐津・織部・志野・信楽・焼締め・磁器・染付け・黒陶・土器....何でも作る。土を探し、薪にこだわり、蹴ロクロを器用に使う。徹頭徹尾、職人足りうるご夫婦。作品に対する賛辞は惜しまない。ギャラリーの作品群に対峙すると、静かな迫力が伝わってくる。窯の移転後、月日が経つほどに看板も
里山に馴染む。

 

淡水魚種苗研究所

緋色のどじょうを養殖し、出荷しているのは、ここ以外にはないと思う。趣味は旅で、養殖で半年を暮らしあとの半年は旅に出る。数年前聞いたときは、旅先も84カ国くらいになったという。山奥の湧き水での養殖。その清流にはクレソンやセリが自生し、近辺の山を歩けば竹の子やわらびなど山菜が豊富だ。

 

植物細密画工房

精密な薬草や植物の絵で、ボタニカルアート(Botanical Art)と言われる。ヨーロッパで15〜16世紀前半位に始まったとされている。リンネの植物分類学が確立されるに伴い発達した博物図譜でもある。中国の本草綱目の絵は大雑把で植物の判別には向かない。日本では木版画として植物を描いているが、いづれも写真の代わりになるほどの写実性や精密さはない。この芸術に取り組む野村陽子氏は、私の知人を通じて知る事になった。山梨在住である。上の画像は大棗(ナツメ)の細密画。

【解説】大棗:ナツメとも言い、中国では処方された漢方薬を煎じるとき、各自ナツメと生姜を加える。ナツメは胃に、生姜は腸に働き消化や吸収を助ける。繁用される薬草にも関わらず日本では粗末に扱われることが多い。家庭に植えられた金柑やナツメなど収穫もされないまま、落ちて腐らせてしまう。ナツメには緩和、強壮、利尿、鎮痙、鎮静などの作用があり、利用次第では貴重な薬用資源になる。蒸した後、乾燥させて保存するか、100〜150gくらいの実をホワイトリカー1Lに漬けて薬酒として飲用する。好みで蜂蜜などの甘味料を加える。疲労回復や神経衰弱、滋養強壮に、妙なサプリメントなど飲むよりよほど優れているし経済的である。もちろん、生の実を食べても良い。

 

土師一也画集

佐賀にこんな画家が居たこと、そして10年余りお付き合いが出来たことを誇りに思う。2002年の正月に亡くなられてから3年・・・立春を迎えて間もなく回顧展が開催された。佐賀を拠点に病いと戦いながら活動を続けられた。病や死の観念がつきまとう日々であったため、絵も深淵を見つめるような重みと奥行きを感じさせる。回顧展にあわせて画集が出版された。

【解説】1日1枚、自画像を描くこと1000日。まさに修験道でいうところの千日行だ。
1000枚の絵は似たように見えても、表情や心は日々変わりゆく。
He is not what he was.−太宰 治-

 

 

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