【淡水魚種苗研究所】


緋どじょう養殖の草分けだ。最初、わずかな数の緋どじょうを入手し、種苗育成の技術を確立する。人工ふ化させ、稚魚から育てあげる。この情熱や愛情は並々ならぬものだ。
主にアクアショップの卸業者に一括して出荷する。アクアショップで見かける緋どじょうは
ここで生まれたのかも知れない。

緋ドジョウ飼育のワンポイント・アドバイス−金魚に準じた、飼育法で良い−
  • 餌の与えすぎに注意!多く与えたり、水温の低いときに与えると消化不良を起こし失敗する。
  • 水温が30℃以上、下は5℃以下になると動きが鈍くなる。夏場は水温が上がりすぎないように日陰を作る。
  • 水温10℃以下になると冬眠モードに入るので、餌は与えない。
  • ドジョウが隠れるように、切ったホースなどを置くか、小粒の砂利を敷く。

緋どじょう

出荷はこのサイズで、厚手のポリ袋に入れ酸素を封入し発送する

 

盆明けの休日:この夏は雨ばかりで、8月で夏らしい晴天は3日ほどだった。この日は雨あが
りの貴重な1日。雨で塵埃が洗い流され、有明海の対岸である大牟田市や漁船の航跡まで
見えた。平野は蒸し暑いが、ここは清涼な秋風が吹き抜ける。

 

ふ化させた後、この水槽で稚魚を育て、一定の大きさになったところで広い池に移す。
ふ化直後はボウフラのように小さく、目だけが大きい。

 

ここで出荷まで成長を見守り、寒くなると冬眠のため土に潜る。山奥の湧水は絶え間なく
流れ、静寂をいっそう確かなものにする。(写真は晩秋)
 

 

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