【書・草木庵】


川島恵風(かわしま けいふう)佐賀県吉野ヶ里町在住の前衛書家。自ら和紙を漉き、和紙をキャンバスとして絵画的な書を追求する。手作業で和紙を漉くのは言うほど簡単ではなく、冬がシーズンなので冷たくつらい作業だ。和紙の活用は自在に広がり、文字や色彩を載せるだけでなく、食器や灯りへの利用など様々だ。

 

温心堂の揮毫は開業7年目頃から薬袋などのロゴに利用している。10点ほどの作品を頂戴し、その中から選ぶ。原本となる書は透明のアクリル板に挟み保管している。
左)煎じ薬の薬袋、右)内服薬の薬袋で4隅に温故知新の文字を配し、裏面は薬局の紹介や漢方薬の煎じ方、詳しい服用法を記載している。

 

「縦書き、横書き」、たくさんの作品のどれを選ぶか迷いに迷う。貴重な作品すべてを宝物として額に入れ保管。

 

温心堂の屋号は"温故知新"に由来し、"温厚知心"と言い替え戯れていたが、温厚でもなく心を知るほど立派でもないので、いまは何も言わない。恵風さんに書いていただき、店舗の入り口に飾っている。

ネットを始めた2000年頃、温心堂という屋号は少ないだろうと思い検索すると、やはり少なく温心堂薬局だけがヒットした。それから数年経つと、温心堂を名乗る治療家が雨後の竹の子のように続出している。温心堂薬局の屋号を真似たのでは?と思わないでもないが、思い過ごしだろう。少しは頭をひねって付けた屋号であるが、誰もが考えるものだった。^^;

 

頂戴した和紙の敷物に、和紙のハガキ(豊楽)を載せてみた。額装するとガラスに光が反射し和紙の質感を損なう。このままのほうがいい。

 

染めた和紙に書かれた小林一茶の句、餅になる草はヨモギが有名で薬草として用いる。正月明けに開催される書道展へ行くと、入り口に出品作家の色紙が展示されており、抽選で希望の書が貰える。毎年、川島さんの色紙を求め、いままで、3点当たった。

 

 

 BACK