【土師一也画集】


晩年は三瀬に向かう途中にアトリエとギャラリー「杏風露舎」を構えておられた。アンブロシアと読みギリシア語で不老不死を意味するという。土師さんの描画は普通に色を付けるのではなく、和紙を染めるように、描いては水に晒しまた描く、ときにはサンドペーパーで擦り和紙の線維を浮き立たせる。和紙の染色とも言うべき作品である。

また、目を閉じて絵を描き書を為す。心が観たものを手に伝え、紙に表現する。ある年に頂いた寒中見舞いには「大河悠々」と「盲書一心」の落款が押されていた。

 

     
知覧の廃屋(1982)      

 

       
        江袋教会(1989)

深く暗い海,その海の向こうにかすかに見える光、柔らかい丸い木、
ゆっくりと暮れていく山や川、人や自然に比類なきやさしさを注いだ
異能の画家(画集より..)

 

     
生月島館浦漁港の朝(1998)      

 

     

      月明りの古径(1993)

 

     
猫ファミリー(1991)      

 

 

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