【昭和通り工房】


ひとがた人形は2000年代に入ってアメリカで始まったという。すぐに日本に持ち込まれ、最初5〜6人くらいの人が製作していた頃、ネットや印刷物を頼りに始めた。「7人目ですか?」と笑いながら尋ねると、モモヨさんは「うん、そうかもしれない。少なくとも佐賀では私が最初です」という。師もなく、手ほどきも受けず独学ですぐに熟練の域に達した。

成型後オーブンで焼いて硬化する樹脂製粘土を用い、肌色、こげ茶、白など混合することで個性ある肌色を生みだす。作業は複雑で細やかなため、歯科用の小道具を用いる。一体を完成させるまで不眠不休で丸3日くらいかかるが、その多くの時間は服の製作で占める。独学で所属もなく、懐かしい昭和を描くスタイルはモモヨ流という他ない。

のんびりと製作を続けているらしく、「実物を見せてくれ」といってから、半年〜1年が過ぎた。製作依頼があれば赤ちゃんからお年寄りまで、故人なら写真を頼りに製作を引き受けてくれる。名刺には「記憶の中の懐かしい人を形にします」と書かれている。

 

     
しばし充電後の新作、薬局で展示することになった。

-- 写真を元に懐かしい人の人形を作ります -- (取次店になりました。^^)

     

 

     

 

     
  いまは見ることも少なくなった行商のおばあさん。製作の元になった写真も一緒に見せて
もらうが、特徴を抽出し表現する才能がなければ、ここまでの臨場感は生まれない。
   

 

       
        泣きぬれる赤ん坊、涙の輝きや雫まで、さりげなく再現されている。

 

     
赤ん坊の前後:いまは絣の服を着た子供を見かけることがない。      

 

     
      やや長じた女の子、叱られて泣きそうな顔に見えた。

 

     
おばあちゃんは、いつも子供の味方、慰められて機嫌をなおす。      

 

 

BACK