【健康茶資料】


エゾウコギ(Siberian ginseng)

概要)

この根を中国では約2000年も前から薬用として利用してきた。高麗人参と同じ科に属してはいるが、有効成分は異なる。免疫賦活作用や抗ストレス作用があり、肉体的、精神的ストレスを癒す効果がある。旧ソ連のこのハーブの効用について発見した第一人者のI.I.Breakmanは、これの持つスタミナ作用について報告している。また、ロシアの運動選手は実際、これを体力作りに活用している。日本でもこれに関する研究がすすんでいる。抗ストレス作用が報告されており、現在ではストレスや精神安定に利用されている。また、人参(朝鮮人参)と比較すると、その効果効能は類似しているが、エゾウコギの方が作用が強いといわれている。

(学名) Eleutherococcus senticosus

(科名) ウコギ科

(別名) シベリアンジンセング、シベリア人参、ハリウコギ、エレウテロコックス、シゴカ

(原産国) ロシア、中国北部、韓国、日本

(主成分)

ポリサッカライド eleutheraneA-G
トリテルペノイドサポニンeleutherosideI, eleutherosideK(β-hederin)eleutherosideL ,
eleutherosideM(hederasaponinB)ステロイド配糖体 eleutherosideA(daucosterol)
フェニールアクリル酸誘導体 eleutherosideB(syringin)ヒドロキシクマリン isofraxidin
リグナン eleutherosideD(epimeric diglicosides of syringaresinols)

(効能・効果) 風邪予防,  強壮作用,  免疫賦活作用, 

(生理活性機能または作用機序)

含有される成分で注目されている成分は、eleutherosideという物質である。7種類の主要,eleutherosideが確認されている。特に注目されているのは、このeleutherosideBとeleutherosideEである。これら以外にもポリサッカライド等を含んでいる。これらの物質がこのハーブの免疫賦活作用に重要な役割を果たしている。強壮剤として、体をストレスから開放するように作用する。これは副腎機能を促進するためである。また、カフェイン入り製品に頼らなくても、肉体的、精神的ともに活発にさせる効果があると報告され
ており、これは筋肉に酸素をよく送り込む作用があるためと考えられる。つまり、より長く運動することや、疲労回復に効果が期待できる。さらに、体内ストレスを減少させるということは、有害な物を除去することであり、動物実験からこのハーブは、エタノールや破傷風トキソイド、化学療法剤のような化学物質から体を保護する効果があることが、明らかになっている。さらに被爆の副作用を和らげる作用もある。免疫賦活作用に関しては、風邪やインフルエンザの流行中に予防策として、活用価値が高いとされている。最近ではHIVウイルスや慢性疲労のような病気への効果が期待されている。

(推奨摂取量)

根または地下茎の乾燥粉末を1日2〜3g服用する。アルコールで抽出したものを、eleutherosidesBとEを300〜400mg含有するように標準化し濃縮した物を、2〜3回に分けて8〜10ml服用してもいい。昔からこのハーブは、6〜8週間程続けて服用する。また服用を再開するときは、1〜2週間の間隔をとること。

(使用上の注意)

上記推奨量を服用していれば、副作用の心配はほとんどない。しかし、稀に下痢を起こす人や、寝際に服用すると、不眠症になる人がいる。また、高血圧の人の服用は避けるべき。妊娠・授乳中の人が服用しても安全性が高いが、これを利用している時は、禁忌を示す類似の品種のものといっしょに、服用はしないこと。

 

オオバコ(Plantain)

(概要)

オオバコは日常よくみかけるハーブであり、野原、路地等様々な場所に自生している。
生長点が地下にあるので、たとえ踏みつけられても大丈夫である。世界中に広く分布し
ており、その種類は約300である。身近なハーブ(雑草?)として、昔から人々に利用
されてきた。利尿、抗炎症、去痰などの目的で利用されてきた民間薬である。現在医薬品として使用されているものは、その大半が中国から輸入されている。第13改正日本薬局方にも収載されている。また、最近の研究では抗酸化作用が報告されている。

(学名)Plantago asiatica

(科名)オオバコ科

(別名)ripple grass,buckhorn,chimney-sweeps,車前草

(原産)東アジア、ヨーロッパ、アメリカ

(主成分)

イリドイド配糖体、aucubin(rhinantin)and catalpol、粘液glucomannans,
arabinogalactose, rhamnogalacturonanne
フラボノイド apigenine-6,8-diglucoside, luteolin-7-glucuronide
コーヒー酸chlorogenic acid, neochlorogenic acid, acteoside
サポニン、タンニン、ケイ酸、ハイドロキシクマリン等

(効能・効果)抗炎症作用

(生理活性機能または作用機序)

コーヒー酸のacteosideには、抗菌作用及び鎮痛作用が報告されている。また、収斂剤のような性質があり、出血止めや傷の治癒作用に効果があり、特に皮膚に関する疾病、火傷や切り傷に対して優れた効果があるといわれている。腸の炎症をもった細胞
から毒を取り去り、腸の機能を正常化する作用、慢性の皮膚病に対する優れた作用もあるとされている。ニューイングランドの医学雑誌にこのハーブの粉砕した葉には、様々な効果があり、アイビーの毒によるかゆみを止めるのに価値があると記載されている。さらにこの根を噛めば歯痛に、体内の余分な水分や毒を排除するときに有効であるといわれている。

(推奨摂取量)

1日あたり10g以上服用してはならない。咳止めとしてはこれを水約600mlで煎じて、食前または食間に3回服用する。

 

ギムネマシルベスタ(Gymnema sylvestre)

(概要)

このハーブは2000年にもわたりインドでは。糖尿病の治療に利用されてきた。その主たる利用方法は、非インスリン依存型糖尿病患者の治療を目的としたもので、この葉は、肝臓疾病や胃の病気にも使用された。日本では最近このハーブの持つ、甘味抑制作用に注目が集まっている。このように、主な生理活性機能として、甘味抑制作用、糖吸収抑制作用、脂肪蓄積抑制作用が挙げられる。

(学名)Gymnema sylvestre

(科名)ガガイモ科

(別名)グルマール、武靴藤

(原産国)インド中南部

(主成分)gymnemic酸、conduritolA, gurmarin

(効能または効果)糖尿病治療、肥満予防

(生理活性機能または作用機序)

ギムネマの分子はブドウ糖のそれと類似しているため、本来ブドウ糖を吸収するレセプターに吸着し、ブドウ糖の吸収を阻害する。このため、小腸ではブドウ糖が吸収されない。ギムネマは分子が大きく全ては吸収されず、また余分な糖類は排出される。結果として、糖の吸収を50%まで抑える効果があると考えられている。このように、ブドウ糖抑制効果は血糖値の上昇を抑えて、膵臓からのインスリン分泌を抑える。この作用は糖尿病や肥満等の患者にとって、予防的治療があるといえる。さらに、インスリン分泌を抑制した結果、脂肪細胞の活性を抑えその蓄積も抑えられたと考えられる。また、味覚テストから、ギムネマは口腔の甘味を感じる部分に付着するので、甘味を感じなくなると考えられている。しかしこれは甘味成分そのものに影響をあたえているのではなく、甘いものに対し感覚が鈍くなることで、これもまた糖尿病患者には効果があると考えられる。

(推奨摂取量)

インドの最近の研究で、このハーブの葉に含まれる水溶性の酸を1日あたり400mg使用して調査をした。大人の糖尿病患者に18〜24ヶ月間服用してもらったところ効果があることが証明されたと報告されている。またインスリン依存型糖尿病患者にインスリンの添加物として利用されている。伝統的に1日当り粉末にした葉2〜4gが利用されている。(使用上の注意)

推奨されている量の服用に関しては、安全性に心配はない。しかし、妊娠・授乳中の人に対しての安全性を確認した報告はされてはいない。インスリン非依存型糖尿病患者は医師に相談をしたほうがいい。また、インスリン依存型糖尿病患者及びインスリン非依存型糖尿病患者は、血糖値をコントロールするために、インスリンの代わりに利用すべきではない。

 

イチョウ(Ginkgo

(概要)

イチョウの木には2億年以上にもわたる歴史があり、中国の漢方では5000年以上も喘息やアレルギーの薬として、利用されてきた。イチョウの研究は、フランスやドイツなどヨーロッパを中心に展開しており、一般的に処方され活用されている。この薬用ハーブは、循環器系に有効で、脳や下半身への血液の供給を促進し、記憶力を高めたり、老化を防止したりする。また、血液凝固を阻害するので、血行不良が原因で生じる耳鳴りやめまい頭痛にも効果がある。さらに、抗酸化作用が報告されており、ガンや老化の原因といわれているフリーラジカルの形成を防止する効果が期待されている。

(学名)Ginkgo biloba

(科名)イチョウ科

(別名)公孫樹、ギンコウ、ビャッカ、maidenhair tree

(原産国)中国、日本

(主成分)

トリラクトンジテルペン ginkgolideA,B,C
トリラクトンセスキテルペン bilabolide
フラボノイド monosides, biosides and triosides of quercetin,
isorhamnetins, 3’-0-methylmyristicins, kaempferol
ビフラボノイド amentoflavone, bilobetin, 5-methoxybilobetin,
ginkgetin, isoginkgetin

(効能または効果)記憶力向上、血行促進

(生理活性機能または作用機序)

この薬用ハーブの効果は2種類の有効成分、テルペンラクトンとフラボン配糖体に依存する。Ginkgolidesやbilobalidesが抽出液の中に特有に見られるテルペンラクトンであり、これらは、神経細胞に保護的作用を及ぼすだけでなく、脳や体の隅々までに血液や空気を循環させる。Ginkgolidesは体内の循環機能の改善や、PAF(血小板活性化分子:血栓形成、アレルギー反応、炎症、脳循環系の機能障害等の因子)の阻害物質として働く。Bilobalidesは神経系に携わる細胞を保護する効果があり、傷ついた神経細胞を再生する。イチョウ抽出液と循環機能:動物実験からこの抽出液は、プロスタグランジンI 2の遊離を刺激する。この物質は血管拡張作用、血小板抑制作用がある。これが血流増加になり循環機能を改善する。さらにカテコールアミンにより血管の弾力性を維持する働きもする。

イチョウ抽出液と抗酸化作用:脳、眼の網膜、心臓血管に対して抗酸化作用がある。中枢神経系や脳は、活性酸素のフリーラジカルの影響を受けやすく、この影響は老化やアルツハイマーなどの原因となる。このイチョウ抽出液には、アルツハイマーだけでなく同じく痴呆症の一つである脳血管にも効果があるという報告がある。イチョウ抽出液と神経保護とPAF抑制:ginkgolidesの主要効果の一つにPAF阻害作用が挙げられる。この物質が血小板凝集の原因であり、高濃度のPAFは神経細胞にダメージを与えたり、炎症作用の原因、中枢神経系への血流循環阻害となる。またフリーラジカル同様高濃度のPAFは、老化の原因にもなりうる。Ginkgolidesやbilobalidesは中枢神経系における神経細胞を虚血状態から回避させる。この効果は脳卒中を患っている人には効果があると考えられる。活性酸素の発生を抑制する作用が報告されているので、活性酸素が関与している糖尿病への治療が期待されてもいる。

(推奨摂取量)

一般的にこのハーブの抽出液を120〜160mg服用する、この場合テルペンラクトンを6%、フラボン配糖体を24%含有するよう標準化されているものとする。これを1日2〜3回服用する。脳循環不全、うつ病、記憶力低下なら240mgまで服用可能。また、効果が現れるまで6〜8週間ほどかかる。漢方薬としては浸剤として、1日の摂取量は葉の部分を3〜6gである。

(使用上の注意)

特に副作用は見られないが、稀に、1、2日間頭痛を伴うことや胃のもたれが生じることがある。妊娠者や授乳者に対しての副作用の報告は特にない。ただし、年長者が症状の重い呼吸器系の疾患を患っている時には、これを自分で服用する前に、正確な医者の診断を受けることが重要である。

 

スギナ(Horsetail)

(概要)

ヨーロッパやアジアでは「シリカ」という名前で知られている。栄養価が高く、特に骨を丈夫にするハーブとして位置づけられている。カルシウム吸収を促進する作用があるので、骨粗鬆症に効果が高いとされている。また、皮膚や爪及び髪に栄養を与えるので、ヘアケア製品に配合されてる。

(学名)Equisetum arvense

(科名)トクサ科

(別名)

スギナ,shavegrass, bottlebrush, dutch rushes, horse willoe, field horsetail,
horsetail grass, horsetail rush, toadpipe

(原産国)ヨーロッパ、アジア

(主成分)

フラボノイドquercetin-, kaempherol-,luteolin-.genkwanin-3-ο-glucosides,
5-o-,7-o-glucosides and diglucosides
カフェ酸エステル chlorogenic acid, dicoffeoyl-meso-tartaric acid
ケイ酸塩、ケイ素酸、カリウム、アルミニウム等

(効能または効果)関節炎、骨粗鬆症

(生理活性機能または作用機序)

この薬用ハーブはケイ酸塩、ケイ素酸に富んでいる。また15種類にも及ぶ様々なバイオフラボノイドも含まれている。このバイオフラボノイドが利尿作用と関係があると考えられている。一方シリコンには抗関節炎作用や、細胞を健康にする効果があるといわれている。またこのシリコンは、骨にとって重要な成分であるといわれており、そのため骨粗鬆症予防に有効であると考えられている。さらに、爪、髪、皮膚、骨、体組織に必要なカルシウムの吸収を高める作用、皮膚の余分な皮脂を取り除く作用も報告されている。

(推奨摂取量)

お茶として利用するなら2〜3gにお湯を注ぎ、5分間沸騰させ、10〜15分後に濾す。煎じ液を作るなら、1カップの水に対して1.5gを用意する。抽出液は25%アルコールとの割合が1:1になるようにする。内服薬としてはこのハーブの1日摂取量は6g、煎じ液は2〜4g、抽出液は1日3回2〜4ml、お茶は食間に数回飲む。

(使用上の注意)

一般的に推奨量を摂取しているなら、妊娠者でなければ安全性は高い。ただし、同属のものに注意しなければならない。同属のquisetum palustreは毒性のアルカロイドを含有しており家畜類の毒として知られている。

 

タンポポ(Dandelion)

(概要)

タンポポは一般的に食物としてサラダやお茶として利用されている身近なハーブであり、そのジュースには優れた抗菌作用がある。また、その葉や根は昔から肝臓や胆嚢、関節の疾病に利用されている。血液浄化作用、水腫、ガンに対しても有効ではないかと考えられている。今日でもこのハーブは消化不良や肝炎など肝臓に関する疾病の治療に利用されている。

(学名)Taraxacum officinale

(科名)キク科

(別名)Lion’s Tooth, Priest’s Cown, Puffball

(原産国)ヨーロッパ

(主成分)

セスキテルペンラクトンtaraxinacetyl-1’-o-glucosides,
11,13-dihydro- taraxinacetyl-1’-o-glucosides,
taraxacolide-1’-o-glucosides,
トリテルペン及びステロイド β-sitosterol, β-sitosterol-glucosides,
taraxasterol,psi-taraxasterol, taraxerol, taraxol
フラボノイド apigenin-7-o-glucosides,luteolin-7-o-glucosides
イヌリン、ムチラージ等

(効能または効果)強壮作用、健胃作用

(生理活性機能または作用機序)

消化作用や肝機能に関係している主要有効成分は、その苦味と関係がある。これらの成分はeudesmannolideやgermacranolideのセスキテルペンラクトンであり、このハーブ特有のものある。このハーブはミネラルとビタミンにも富み、葉には鉄やマグネシウム、ビタミンA.B,CとDを豊富に含んでいる。このうちビタミンAは特に多量に含まれていて、これはガン患者に不足しているビタミンである。また、ナトリウムはカリウムと結びついて、血中の電解質のバランスを整えます。この多量に含まれるカリウムは、消化活動に関係している。ヨーロッパではこの根をジュースにした物を、糖尿病や肝臓疾患に利用し、鉄分が多く含有されているので増血効果の高いハーブとして貧血防止にも使用されている。このような様々な効用以外にも、中国では種を肺の感染症の治療の際に、抗菌剤として使用したり、最近の研究では、含まれる主要化学物質のひとつイヌリンは、免疫効果を高めたり、腎臓の働きを活発する効果があると報告されている。

(推奨摂取量)

肝臓や胆嚢の強壮薬や消化促進作用としては、乾燥した根を1日3回3.5g服用する。利尿薬や食欲増進としては、沸騰水250mlに4〜10gの乾燥葉を入れ煎じて飲む。又は、新鮮な葉から作ったジュース5〜10mlを服用する。煎じ液を作るには、一般的に細かく切ったこれをスプーンに1〜2杯分用意し、これに沸騰水150mlをすばやく注ぐ。15分程浸しておき温かいうちに服用する。朝と晩に服用するとよい。浸剤を作る時の目安の分量は、コップ一杯につき小匙一杯分で作る。

(使用上の注意)

胆石の人は服用してはならない。胆管に石がある場合にも服用してはならない。胃酸の生成を促進することがあるので、胃炎や胃潰瘍の場合にも注意を要する。また服用している人は時として医者にカリウムの量を測定してもらう方がいい。葉や茎の乳液にはアレルギー性の湿疹をおこすことがある。

 

甜茶

(概要)

甜茶には様々な種類がある。昔から解熱作用、咳止め効果、糖尿病治療、高血圧治療等に利用されている。広大な中国大陸では、各地で色々な甜茶が飲まれているが、代表的なものの中でバラ科キイチゴ属の甜茶懸鈎子に臨床試験から、アレルギー性鼻炎に効果が確認されている。

(学名)

(科名)バラ科

(別名)甘葉懸鈎子

(原産国)中国

(主成分)

ルブソシド、タンニン、カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、リン、
ナトリウム等

(効能または効果)抗アレルギー作用、口臭予防

生理活性機能または作用機序)

甜茶がアレルギー性鼻炎に効果があることは、臨床試験から報告されている。その作用機序は肥満細胞からの化学物質の遊離を抑制する作用と類似していると推測されている。これには副作用がなく、効果的に作用すると考えられている。この効果以外にも含有されるカテキンは、口中の食べ物の臭いを吸収する作用がある。この消臭効果は緑茶よりその効果は高い。また豊富なカルシウムを含んでいるので、骨粗鬆症予防にもなると考えられている。カルシウム以外にもカリウムを多く含んでいるので、ナトリウムとカリウムのバランスを整え、血圧低下作用があり、高血圧症治療への応用、さらに、甜茶の甘味料はノンカロリーなので、糖尿病治療への応用も期待されている。

 

霊芝

(概要)

霊芝は担子菌類の一つであり、その効果は血液を浄化することで免疫力を高め、体内の自然治癒力を高めてくれることである。副作用の心配がなく、高血圧や糖尿病等これまで成人病とよばれていた「生活習慣病」の予防に効果があるとされている。これは高分子多糖体のβ-グルカンを含有しているからである。このβ-グルカンは結合力の強いタンパク質を含むため、胃酸により分解されることなくそのまま体内に吸収される。また、新薬といっしょに飲むと、新薬の副作用を軽減する効果があり、特に放射線療法や化学療法を受けている場合は、副作用軽減にたいへん有効であると考えられている。

(学名)Ganodermalucidum(Fr)Karst

(科名)サルノコシカケ科

(別名)マンネンタケ

(原産国)中国

(主成分)多糖類(β-グルカン)、ゲルマニウム、テルペノイド等

(効能または効果)化学療法治療補助、糖尿病治療、免疫賦活作用

(生理活性機能または作用機序)

これに含有される多糖類のβ-グルカンは、ガンに対してガン直接攻撃するのではなく、免疫力を高めることでガン細胞の繁殖を抑え、生体をガンから守る。また、抗ガン剤といっしょに服用すると再発防止になると考えられている。さらに、朝鮮人参をはじめ多くの漢方薬の原料に含まれているゲルマニウムが、この霊芝には特に多く含有されている。これのガンに対する効果は、その痛みを和らげるところにある。これはゲルマニウムが体内のエンドルフィン(痛みをなくす物質)に作用するからである。糖尿病に関しては、愛媛大学が動物実験を実施している。その結果によると、霊芝がインシュリンの分泌を促進させるのではなく、インシュリン類似作用の物質を含有していると報告されている。しかしこの物質は多量に摂取しても血糖を下げすぎることはなく血糖を正常に調整する機能がある。また血糖値低下物質のガノデランA、及びBを含有し、腸管での糖の吸収速度を送らせるなどの特徴もある。またステロールも含有しているので、高脂血症への作用への期待、テルペノイドによる肝臓機能の活性化、新薬でも効果のない慢性肝炎治療への期待、さらには、アレルギー体質の改善等様々な効果が期待されている。

(推奨摂取量)

煎じ方としては、水400mlに霊芝約30gを入れ沸騰させる。一分ほど沸煮詰めてから火を止める。これを蓋のある容器に入れる。次に煮詰めた霊芝をとりだし、2〜3cmの大きさにする。これを水400mlの中に入れ、加熱する。弱火で煮詰め、沸騰してきたら3分程煮詰め火を止める。これもさきほどの蓋のついた容器に移す。3回目も同様にして水400mlの中に霊芝を入れ、少し長い時間煮つめ、容器に移す。飲み方は一般的に消化吸収がいいため、食前に1日3回30〜40mlずつ飲む。体に疾患(高血圧、糖尿病等)がある時は飲む量を1日4回60〜90mlにするといい。

(使用上の注意)副作用の報告はない。

  

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