やったぞ!! 9万筆
県知事あて「義教法堅持」緊急署名のとりくみ
   〜 達成率は全国一 〜

  「義務教育費の国庫負担制度」堅持の署名活動は、目標の10万筆にせまる8万8984筆でした。未加入の教職員や保護者の活動も目を見張るものがあり、私達と共に署名活動をしていただきありがとうございました。これが本来の組合活動であり、教職員が全員で組み合えば世の中の流れを変える、十分なエネルギーを持っているということを改めて認識する事ができました。
 この取り組みは、3月4日の「全員学習会」に始まりました。130名の参加者は、県教組の書記長による説明を聞き、初めてことの重大性に気づきました。県教組は組合員一人あたり、60筆という、これまでにない高い目標を立てて取り組みました。

 5月21日、平野みどり県議が所属する県民クラブを介して、潮谷県知事に手渡されました。潮谷県知事より次のような回答がありました。
 「今回の署名で県民の皆様の関心の高さを実感した。三位一体というけれど、実情は違っており、大きな課題と認識している。16年度は予算を確保したが(基金の取り崩し)、17年度以降はどうなるか見通しがついていない。この問題は憲法論議(教育を受ける権利と義務)とかかわる。国と地方の役割をしっかりと決め、単に責任転嫁にならないように伝える。今後、知事会は月に一度ずつでも地方の声をあげるべきだ。5月も6月も東京や新潟で知事会がある。三位一体の方向性は認めるが方法論が間違っている。議会にも伝える。」

独りごと
 政府に反対する人は助けません。校則に反対する人は入れません。何か似てない??

 反対する自由を保障してこそ民主主義。情けない「反日的分子」発言。でも、学校の民主主義だってピンチ?

 去年、私の学校で、ほとんど校内を見て回る校長の姿を見なかった。職員室での話し合いの中にも子どもの姿はなかった。今年は、管理職の職務を全うしてほしいものだ。
「義務教育費国庫負担法」って知ってる?
(この法律の目的)
第1条 この法律は、義務教育について、義務教育無償の原則に則り、国民のすべてに対しその妥当な規模と内容とを補償するため、国が必要な経費を負担することにより、教育の機会均等とその水準の維持向上とを図ることを目的とする。

 

熊本市教組ニュース  2004年5月号

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