ある里子からの手紙(2016年)




≪ある男子寮生の手紙≫

今日は、伝達式があります。奨学金を頂きました。とても嬉しいです。奨学金を支給してくださり、本当にありがとうございます。頂いている奨学金を学校の寮費(年間600バーツ)、寮で食べるお米を500バーツで買いました。また、勉強の為に大事に使っています。僕は勉強しながら、生活の為に学校の後や休みの日に働いています。小さい時に、父は母と僕たちを捨てたから、母1人で、苦労して、僕たち3人兄弟を育てました。今、2人の姉が結婚して、自分たちの家族を持っています。母は再婚しています。母の負担を減らすために僕は学校の寮で生活しています。
寮での生活は色々勉強することが出来ています。僕は学校内の寮に住んでいます。寮生は全部で118人もいます。ここで生活すると沢山の友達が出来ます。1人暮らしの知識が得られます。全て、自分でしなければなりません。他の寮生と力を合せること、助け合うこと、思いやり、集団生活の仕方などの勉強ができます。とてもいいことだと思います。
 最後に、奨学金を支給してくださり、本当にありがとうございます。これからも一生懸命勉強を頑張ります。いつか、日本へ行きたいと思っています。




≪ある女子学生の手紙≫
私たちの家族は経済状態が苦しいので、チェンマイに引っ越ししてきました。両親は日雇い労働をしています。仕事があれば、収入があります。収入があれば、食べることが出来ます。だから、両親は休みなく、毎日仕事をしなければなりません。いくら疲れても休むことが出来ません。休んだら、生活と私の勉強の為のお金が無くなります。それでも、両親の収入は生活に足りていません。プラジュアーブ県にいた時に私は両親の負担を減らすために勉強をしながら、仕事をしました。お店で物を売る手伝いをしたり、食堂で働いたりしました。
現在の家は自分たちの家ではありません。借りている家です。私の祖父母の家はメーホンソン県にあります。でもそこにも私たち家族の家はありません。家を建てるお金がないからです。私はたくさん勉強したいです。たくさん勉強して、卒業したらいい仕事をして、両親の面倒をみたいです。両親は勉強が出来なかったから、肉体労働をしなければなりませんでした。だから、両親は自分達のように苦労して欲しくないから、私は勉強をさせてもらっています。だから、私は一生懸命勉強を頑張ります。そして、両親を楽にさせたいです。親孝行をしたいです。私の将来の夢は理科学者です。誰も見たこともない作ったこともない物を作りたいです。私は理科の勉強をするのが大好きです。今はあまりお金を使わないで、自分でも作れる物を作って、売って、ノートパソコンを買いたいと思っています。ノートパソコンが使えたら、色々なことを調べることが出来るからです。この夢を実現したいと思っています。
慧燈財団の奨学生に選ばれて、奨学金を頂くことが出来て、とても嬉しいです。この奨学金は、夢を実現する希望になります。私の勉強を応援するために奨学金を支給してくださり、本当にありがとうございます。頂いている奨学金を勉強の為に大事に使います。もし、機会があったら、里親様にも伝達式に来ていただきたいと思っています。私は里親様と会いたいです。
 最後に、里親様のお幸せとご健康を祈ります。心から感謝しています。ありがとうございます。




≪ある女子学生の手紙≫
最近の気候はよく変わります。雨が降ったり、日光が強くなったりしています。また、今は雨期ですから、色々な所に水たまりがあります。それで、蚊が沢山発生しています。蚊はデング熱の原因になります。日本の気候はどうですか。どうかお体に気をつけて下さい。
 今日は学校で奨学金伝達式があります。沢山の里親様と会いました。皆様の笑顔が素敵で、幸せそうな顔です。私はとても緊張しました。これからも一生懸命勉強を頑張ります。
 最後に、奨学金を支給してくださり、本当にありがとうございます。いつか、私も日本へ行きたいと思っています。日本に行ったら里親様に会いに行きたいです。頂いている奨学金を勉強の為に大事に使います。私はまだ学費を払っていないので、奨学金で学費を払いたいと思っています。
 里親様のお幸せ、ご健康を祈ります。どうか、適度な運動をして、お体を大事してください。ありがとうございます。

ある里子からの手紙2015  ある里子からの手紙2017

 ホーム