ある里子からの手紙(2020年)




        ≪ある里子からの手紙≫
 私は、中学1年(2015年)から今年まで奨学金を支給して頂いて、とても嬉しくて、ありがとうございます。
 慧燈財団の奨学金をもらうために選ばれた日のことをまだ覚えています。
 その日、奨学金担当の先生が放送で、慧燈財団の奨学金を受けたい人の申込の連絡があり、私は早速先生の所へ行って、最初に申し込みをしました。その後、沢山の学生が申込に行きました。
 翌日、先生は慧燈財団の奨学生の名前の発表をして、私が1人だけ選ばれました。とても嬉しかったです。
 今まで頂いている奨学金を学費や勉強道具などに大事に使っていました。母がお金に困ったときに母にもあげました。お陰様で沢山の学生が欲しがっている奨学金を頂いているので、奨学生として、相応しい態度で、一生懸命勉強を頑張り、勤勉にするように気を付けています。気が緩んだ時にいつも里親様のことを考えます。私の勉強のために奨学金を支給してくださっている人がいるから、しっかりしなければなりません。
 私は2人兄弟で、兄がいます。父と母が離婚して、父は農業をしています。母は洗濯の仕事をしています。私は母と暮らしています。休みの時に私は学生制服のお店で働きます。もらった給料を勉強のためと母にあげています。
 今、私は高校3年を勉強しています。もうすぐ高校の生活が終わります。もう一歩大人に近づきます。私は学校の活動や行事の接客に参加していて、学校の学生生活がとても好きです。学校で沢山勉強ができて、沢山経験ができています。
 最後に、私の勉強のために奨学金を支給してくださり、本当にありがとうございます。心から感謝しています。これからも一生懸命勉強を頑張り、奨学金を大事に使います。
 里親様のお幸せとご健康を祈ります。里親様の所のコロナウィルスの状態はいかがですか。
尊敬を込めて



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