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≪ ある里子の手紙(一部抜粋)≫ |
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今、中学2年生です。前回、私を奨学金受給生として選んでくださりありがとうございました。奨学金をいただけてとても嬉しかったです。いただいた奨学金は勉強を続けるために使わせていただきました。奨学金は、私と兄を養うために働いてくれている祖父母の経済的負担を軽くしてくれました。里親様にはとても感謝しています。
私は現在、祖父母と兄と住んでいます。兄は今、高校1年生です。祖父は今年62才になりました。もう仕事が出来る年齢ではないのですが私と兄を学校に通わせるために今も働いています。祖父には早くゆっくりしてもらいたいと思っています。祖母も相変わらずきつい仕事を続けています。それは私達兄妹を他の家庭の子ども達と同じようにちゃんとしたところに住んでちゃんとしたものを食べられる暮らしをさせたいからなのです。
祖父母の2人は私にとってヒーローです。きつい仕事なのに祖父母はこれまで泣き言を言ったことはありません。2人共、とても強い人です。私を学校に通わせるためにきつい仕事をすることも厭いません。もし2人が亡くなってしまったら私はそれからどう生きていけばいいのかわかりません。
進学して勉強を続ける機会を与えてくださった里親様に心から感謝しています。一生懸命に勉強することといただいた奨学金を大切にそして最も適切な方法で使うことを約束します。可能であれば里親様に一度お会いしたいです。
チェンマイの高僧シーウィチャイ師僧とドイステープ寺のご加護が里親様と里親様のご家族様にありますように念じています。いつまでもお幸せにお過ごしください。里親様がこの手紙を読んでくださることを願って。
本当にありがとうございました。 |
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