ある里子からの手紙(2023年)



≪ ある里子の手紙(一部抜粋)≫
 今、中学2年生です。前回、私を奨学金受給生として選んでくださりありがとうございました。奨学金をいただけてとても嬉しかったです。いただいた奨学金は勉強を続けるために使わせていただきました。奨学金は、私と兄を養うために働いてくれている祖父母の経済的負担を軽くしてくれました。里親様にはとても感謝しています。
 私は現在、祖父母と兄と住んでいます。兄は今、高校1年生です。祖父は今年62才になりました。もう仕事が出来る年齢ではないのですが私と兄を学校に通わせるために今も働いています。祖父には早くゆっくりしてもらいたいと思っています。祖母も相変わらずきつい仕事を続けています。それは私達兄妹を他の家庭の子ども達と同じようにちゃんとしたところに住んでちゃんとしたものを食べられる暮らしをさせたいからなのです。
 祖父母の2人は私にとってヒーローです。きつい仕事なのに祖父母はこれまで泣き言を言ったことはありません。2人共、とても強い人です。私を学校に通わせるためにきつい仕事をすることも厭いません。もし2人が亡くなってしまったら私はそれからどう生きていけばいいのかわかりません。
 進学して勉強を続ける機会を与えてくださった里親様に心から感謝しています。一生懸命に勉強することといただいた奨学金を大切にそして最も適切な方法で使うことを約束します。可能であれば里親様に一度お会いしたいです。
 チェンマイの高僧シーウィチャイ師僧とドイステープ寺のご加護が里親様と里親様のご家族様にありますように念じています。いつまでもお幸せにお過ごしください。里親様がこの手紙を読んでくださることを願って。

本当にありがとうございました。


≪ ある里子の手紙(一部抜粋)≫
里親様へ
 私の家から学校までかなり遠くて、通うのが大変なので学校の寮に住んでいます。私の家はレンガで、屋根は薄瓦で、ドアは木で冷蔵庫はありません。電気は通っていますが、水道はないでので、離れた場所まで水を汲みに行きます。学校の生活費は一日20バーツでした。
 私の両親は離婚しています。私は母側を選んで一緒に暮らしています。なぜなら、私は女性だからです。父は私達の生活費を支援してくれないため、収入は母の働きだけなので生活費が足りないです。私はもっと勉強したいです。
 この奨学金に感謝します。私はこれを最大限に活用し、学費と学用品、生活必需品、および食費に使い、賢く節約していくつもりです。
里親様からの奨学金をいただいて、本当にありがとうございました。

心から敬意を込めて




ある里子からの手紙2022

 ホーム