【山閑堂農園・冬】


今年は暖冬で、もっとも寒い大寒頃に積雪がなく、しばし雪が舞うていど。雪景色は望めないだろうと思い、昼下り、影を落した樹木を撮った。寒い中、柔らかな光に温かさを覚える。雑草は大地に張り付いたまま足踏み状態だ。

枯れ枝や剪定クズを集め、ときどきたき火を愉しむ。薪ストーブを焚く回数は減り、まだ薪が残り来季分の足しとする。

 

立春の一週間後、寒波に襲われ、今季初の積雪を見る。「名残り雪」というのだろうか、調べるとふたつの意味がある。1)春が来ても残っている雪、2)春が来てから降る雪。

雪は湿り、朝陽を浴びるとすぐに溶け始めた。そして翌日も同じような積雪。高速道路は閉鎖されたが、鉄道は動いた。

 

昨年の積雪は大寒の頃で最高気温さえ氷点下だった。サラサラ舞いあがり、いつまでも溶けなかった。今年は最低気温が氷点下1度、日中5度以上になり、つかの間の雪景色だ。

 

2月下旬、暦の上では冬が去り、春が動き出す。梅の花を追ってサンシュユが咲く。秋には深紅の実を結ぶ。漢字で「山茱萸」と書き、漢方処方に配合される。滋養強壮に用い、血糖降下、脂質酸化抑制、抗アレルギー、肝保護などの薬効を持つ。

 

 

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