【山閑堂農園・夏】
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| 昨年の夏は記録的な暑さのため、日中は室内に籠った。今年は昨年を超え、「数十年に1度の暑さ」になる。2023・24年の値を大きく更新し、1898年の統計開始以降で最高だった。気象庁はフィリピン付近で海水温が高く、積乱雲の活動やチベット高気圧、偏西風が北へ、太平洋高気圧が..など混乱する説明を並べるが、念仏のようで理解に苦しむ。念仏を唱え先祖様に聞いてみると「天の怒りだろう」と返ってきた。熱をため込んだ樹々の濃緑を見るだけで重く暑い。 |
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| 例年より20日早く6月下旬に梅雨明けする。気温はぐんぐんあがり、7月は少雨、渇水でとにかく熱い。雨が降らないと、雑草も枯れる。長い日差しが落ちた冬の畑のような錯覚にかられる。剪定クズや引き抜いた草はすぐに乾燥し、火を点けると勢いよく燃え尽きる。8月は乾いた大地に雨、同じ場所を撮ってみた。↑7月、↓8月 |
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| 8月は梅雨の再来かと思うほど雨が多い。降雨後1週間もすると勢いよく雑草が繁茂する。7日後、上の写真と同じ場所を撮ってみた。朝の涼しいうちに草刈り機で払うが、庭石や樹木の根元は手でやらざるを得ず、やぶ蚊との格闘だ。 |
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| 梅雨明けが早かったせいか、蝉の声は遅れた。遅れたのは蝉ではなく、気象のほうが早かったからだ。例年夏休み頃、梅雨が明け蝉もなく。気のせいか暑さのせいか鳴き声はいつもより静かだった。 |