【養生訓の話・飲酒〜飲茶】


酒は天の美禄なり、少のめば陽気を助け、血気をやはらげ、食気をめぐらし、愁いを去り、興を発して、甚人に益あり。多くのめば、又よく人を害する事、酒に過たる物なし。

人の病、酒によつて得るもの多し。酒を多くのんで、飯をすくなく食ふ人は、命短し。

酒は食欲増進剤として用いる。古典的処方であるが、赤酒リモナーデ剤は、ワインと希塩酸、単シロップを水に溶いて服用する。塩酸のわずかな酸味とシロップの甘味、酒のアルコールで味覚や胃を刺激し食欲を促す。酒のアルコールはエタノールと言い、食物と異なり有効量と中毒量の差が近い。医薬品ではこの差が近いものほど毒薬、劇薬として分類する。エタノールは少量で中枢を興奮させ運動性や精神活動性は亢進するが、多量になると抑制的に働く。血行を促進したり、胃を刺激し食欲を促すが、多く飲むと害作用が出てくる。胃腸や肝臓を傷め、家族や周囲に迷惑を及ぼしアルコール依存症になる人もある。天の美禄にとどめる程度の嗜みとしたい。

アルコールは空のカロリーと言われ、そのエネルギーを蓄積出来ず、すぐに燃焼させるそのため他の食物のカロリーが脂肪となって蓄積される。この為肥満や脂肪肝になりやすい。酒の肴は蛋白、脂質であることが多く、晩酌の後は、ご飯を食べないという人も居る。これでは栄養のバランスが取れない。ご飯と副食の健全な栄養のバランスを崩さない程度が酒の適量というものである。時には浴びるほど飲む日の愉しみまでも否定はしない。

 
凡酒はたゞ朝夕の飯後にのむべし。昼と夜と空腹に飲べからず。皆害あり。朝間空腹にのむは、殊更脾胃をやぶる。
酒飲みなら異論を提したいところ。空腹時、舌頭で味わい、胃に流し込む時こそ至福の時ではないか!食後少しだけ飲んで美味い筈もなく、食後飲むくらいならいっそう飲まないほうが良いと思う。しかし、ここは養生の話。原則を知り、酒の性質を知り、それを破る事も、知らずに破るより幾らかでも養生の足しにはなる。アルコールは胃で少量吸収され、さらに小腸に達すれば吸収が非常に早い。空腹時であれば胃での通過も早く、数分で体液に移行する。早く酔えば良いこともあるが、体には好ましくない。

酒は肺からも吸収される。熱燗にしたアルコールの蒸気を吸ったり、啜るような飲酒は、早酔い、悪酔いの元である。飲みすぎたとき深く息を吐き出すと、酒気がいくらかでも早く抜け易くなる。

特にアルコール濃度の高い蒸留酒の類は、食道、胃粘膜を傷め、膵臓などの消化液の蛋白を凝固させ傷める。せめて食物と共に、噛み締めるようにして飲みたい。朝夕飯後と言っても朝から飲む人は少ない。ほぼ夕刻からの飲酒が一般的である。昼間の飲酒は特に良くない。昼間肝気は脳や筋肉へと巡り、肝の血は幾らか希薄になっている。そこへアルコールの負荷がかかれば酔いは早く、重くなる。昼からの飲酒が応え、夕方までも調子が優れず頭痛まで起る人もある。肝気は夕方から肝に帰る。それからの飲酒は昼間ほどの被害はない。しかし、さらに深夜に及べばやがて肝も休息させなくてはならない。長時間に及ぶ飲酒は肝も脾胃も疲弊させる。

朝からの飲酒や昼間の飲酒は、酒の味わいも落ちる。酒を味わうためにも夕刻時の酒を愉しみとしたい。季節によって酒の嗜好や味が変わることもある。多数の経験例ではないが、夏季はビールや焼酎を少し冷やして美味いが、やがて涼秋が訪れると、ぬる燗の清酒の味が増す。意識せざるに関わらず体も四季を反映するのかも知れない。

 
凡酒は夏冬ともに、冷飲熱飲に宜しからず。温酒をのむべし。熱飲は気昇る。冷飲は痰をあつめ、胃をそこなふ。

凡そ酒をのむは、其温気をかりて、陽気を助け、食滞をめぐらさんがため也。冷飲すれば二の益なし。

酒の効用を説いても、酒が絶対ダメな人も居るので、そのような人は、他の気剤で気を巡らすようにすれば良い。必ずしも酒を飲まねばならないものでもなく、むしろ飲まないほうが良いのである。では、その酒もただ飲みさえすれば良いのかと言うとそうではない。ここでは温度の事が述べられている。

他の飲食物にも共通することで、体温を基準に温かい物を食べることは再三戒められる。酒の場合すでに幾ばくかの陽気を備えている。あまり熱過ぎるとさらに陽気が増し、気が昇りすぎる。外気温が体温程度であれば、そのまま飲んでも良い。芳醇な酒は冷酒で愉しむが、これも著しく冷やしすぎると陽気は低下し、脾胃にもたれ、痰を生じる。蒸留酒(焼酎、ウイスキー、ブランデー.. )は火酒と呼び、陽性が相当強い。これらの酒を熱い湯割り、熱燗で飲むとたちまち陽は上昇し酔いも早く、のぼせる。焼酎を飲む人の赤い酒焼けなど恰好の症例である。蒸留酒は反って、冷やし飲むほうが良い。夏季に少し冷やしたり、レモン汁の酸味で辛温を制し飲めばいくらか害は少ない。

 
酒を人にすゝむるに、すぐれて多く飲む人も、よき程の節をすぐせばくるしむ。

客に美饌を饗しても、みだりに酒をしゐて苦ましむるは情けなし。大に酔しむべからず。客は、主人しゐずとも、つねよりは少多くのんで酔べし。主人は酒を妄にしゐず。客は、酒を辞せず。よき程にのみ酔て、よろこびを合せて楽しめるこそ、是宜かるべけれ。

酒席の心掛けは、健康のためでもあるし、自らとその親しい知人との関わりを円滑にし実りあるものにするためでもある。酒が「百厄の長」とならぬよう節度を持ち楽しみたい。客として酒席に向かうときは、誰しも心が和み、日頃の食事より長時間に及ぶので飲酒量は増える。客人をもてなす主人は、妄りに酒を勧めなくてよいし、勧めないほうがよい。献杯と言う悪しき(麗しき?)風習がある。次々に盃を差し出し交換し、取りとめもなく飲み続けるものである。会社や近隣の集まりで目上から頂戴すると美味くもない酒を、両手で受け取って晴れがましく頂かねばならない。その盃に注がれた酒に食物の脂が浮いていても、盃の縁に食物のカスが付着していても、である。中には煙草のヤニ臭い酒だってある。これを断ると「オレの盃が飲めないのか!」と来る。このような狼藉は止めよう。

衛生上も極めて良くないし、個々人の酒のペースを乱してしまう。私はいくらか酒を嗜む。酒は好きだが、宴会は断じて嫌いである。拒否したい。それも、この酒の無理強いがあるからに他ならない。手酌でマイペースで飲んで楽しめる知人となら何時でも付き合いたい。相手に酌をするのも心掛けに違いないが、最初から手酌を決め込めばその方が良い。

「手酌の会」という面白い会の存在を知り、尋ねてみた。上司や同僚との宴席でぺースを乱されず、無粋と言われぬためにも「手酌の会」の趣旨を広めたいとの返事であった大いに賛同するところである。これほど思慮深い会なら、と思い「煙草は禁じていますか?」と尋ねると。「煙草までは禁じていません。自分はヘビースモカーです」との返事。これには幻滅であった。

益軒先生は「煙草は性毒あり。損多し。病をなす事あり」として戒めているが、いまや戒めどころではない。煙草ははっきり病因の一つという証拠があがっている。体に悪い、他の人の健康まで犯す。この事は常識である。多くを語る必要はない。喫煙者の遠慮会釈ない無粋を問いたい。彼らが愛してやまない煙草でも、非喫煙にとっては吐き気を催すほど嫌悪する。目にしみる、頭痛がする、咽喉がおかしくなる、衣服に臭いが染み付く、食物の味わいを妨げる、これらの事に喫煙者はどれほどの配慮や気遣いをしていると言うのだ。

私は喫煙者と飲酒する位なら献杯の方を選ぶ。煙草を取りあげたり、禁じたりするつもりは毛頭ない。他人の迷惑にならぬよう、ひっそりと吸って頂く事を切望する。

 
濁酒のこきは脾胃に滞り、気をふさぐ。のむべからず。醇酒の美なるを、朝夕飯後に少しのんで、微酔すべし。
 
酒をのむに、甘き物をいむ。又、酒後辛き物をいむ。
糖分の多い濁酒や甘酒、これらの酒は糖分多きゆえ脾胃にもたれ脾胃を塞ぐ。湿熱を生じ、肝や心などを犯す。心経の舌や口腔が熱を帯び呂律が回らないなどの症状が出てくる。心熱や胃熱によりやがて口内炎などが生じてくる。糖類添加の甘い酒は女性に好まれる。民間療法で、風邪の時飲む「卵酒」など甘い酒の代表。少量飲めばまだ被害は少ないが、多くを飲めば悪酔いの原因となる。頭痛がしたり吐いたり、甘い酒の時が被害も大きい。

では、淡く芳醇な酒が良いかと言えばそうではない。香りの高い酒はその香気で陽気をひきあげ酔いを早くする。また陽気の強い火酒(蒸留酒)も良くない。蒸留酒は醸造酒よりはるかに中毒になりやすい。淡く甘味もほどほどの純米酒が好ましいが酒と共にする食物が甘く辛いものであれば、胃で一緒になり甘い酒と変わらないし辛い食物の陽気で酔いも早くなり被害も大きい。

しかし、甘い酒よりまだ良い。少なくとも甘口の酒、濁酒の類は避け、飲むならば少量に止めておきたい。

 
焼酎は大毒あり、多く飲べからず。火を付てもえやすきを見て大熱なる事を知るべし。夏月は、伏陰内にあり、又表ひらきて酒毒肌に早くもれやすき故、少しのんでは害なし。

焼酎にて造れる薬酒多く呑むべからず、毒にあてらる。

異国より来る酒、のむべからず、性しれず、いぶかし。

アルコール度数の高い蒸留酒は焼酎に限らず毒性は高い。ただ夏は裏に陽気が幾らか少なく、肌から陽気が発散しやすいので少し飲んでは良い。しかし、陽気が増すため温めて飲んだり温かいものや辛い食物と一緒に飲んではならない。一般的には焼酎の湯割りが多い、焼酎の本場、鹿児島でも、お湯で好みの濃度に薄めて飲んでいるようだ。伝統の知恵か?と思ったが、益軒先生の提言どうり、湯割りでは飲まない。夏季、少しの氷を浮かべて飲んでいる。慣れたせいかこの方が旨い。

薬酒や梅酒も静かな人気があるが、いくら薬酒とて主成分はアルコールであることを忘れてはならない。多く飲めば、アルコールの害と薬草成分の取り過ぎによる害もある。芳香性のある薬草や辛味の薬草は、さらに陽気を引き上げ良くない。さらに薬酒や果実酒に入れる砂糖などの甘味料にも注意がいる。

外国から来た酒は、酒の性質も不明で怪しいから飲んではならない。ロシアのウォッカ、アルコール濃度70%もある中国の酒など、得体知れずの酒を飲んだ事があるが、日本人の味覚や体質に合う酒とは到底考えられない。

酒は量を過ごせばどんな物であれ好ましくない。酒は血行が良くなり、ストレスを発散出来るからと、大量に飲んでは反って体や心を傷める。適量を愉しむなら酒の種類に縛られる必要もないが、やはり好ましい酒と、そうでそうでない酒はある。

ビールの本場ドイツでは麦芽、ホップ以外の原料で醸造したものにビールと表示すれば、法律に触れるという。当たり前の事であるが、日本ではこれが当たり前ではないのだビールと表示されたものの原材料をみれば、麦芽、ホップ、コーン、スターチと書かれている。コーンスターチではなく、コーン、スターチである。このスターチは諸々の雑穀のデンプンを総称しての表示であるという。この雑穀はクズ米であったり、芋デンプンであったりするわけである。麦芽混入の割合でさらに発泡酒と区別されるが、ドイツの常識からすると、全て発泡酒という事になる。これだけではなく多くの添加物を使用するのも、他の酒類を圧倒して日本製ビールが断然多い。例えば、、、酸化防止剤、消泡剤、呈味剤、老化(酵母の..)防止剤、分散剤(泡立ちを良くする)、安定剤、酸化防止剤など数種類ではなく、数十種類の添加物が加えられる。これはアルコール以上に肝臓を傷めるもとである。

テレビの爽快なリズムと文言に誘導され、真冬でさえ0℃近い温度のビールを大きなコップで呷る。宣伝は健康的なイメージを演出するが、大量の冷アルコール飲料を胃に流し込んだらどうなるかは、既に述べた。

他にも缶酎ハイ、カクテルなどタール色素で着色したもの、工業的に作ったアルコールと水、砂糖、香料などで作り上げた酒もある。表示を見て選びたい。このような酒を徹底的に軽蔑し、有機だ純米だモルトだ、と蘊蓄を傾ける人々が居る。しかし「酒は酔うためのもの、そこそこよければそこまで拘らなくても」と言いたくなるのが人情。優れて安全でも、冷酒を浴びるように飲んだり、オーガニックのビールとは言え、冷たいものを飲み続ければ体に良くない。添加物沢山の発泡酒を一口ていどに嗜むほうが、まだいくらか体に良いのかも知れない。

 
日々茶を多くのむ人多し。のみ習へばやぶれなきにや。冷物なれば一時に多くのむべからず。

飯後に熱茶少しのんで食を消し、渇をやむべし。

空腹に茶を飲べからず。脾胃を損ず。濃茶は多く呑べからず。発生の気を損ず。

唐茶は性つよし。製する時煮ざればなり。虚人病人は、当年の新茶、のむべからず。眼病、上気、下血、泄瀉などの患あり。正月よりのむべし。

「喫茶養生記」で茶祖栄西は「茶は養生の仙薬なり。延命の妙術なり」と言っている。これを頼りに生産者や茶業界の人々は茶の消費拡大に奔走する。1日10杯以上のお茶を飲めば生活習慣病にかからない、癌にかからない、長命が得られる、、、ただ一つのありふれた嗜好飲料でそこまで可能なのか?まず、疑問を持つべきであろう。業界の宣伝と現実は違うのである。茶は冷性があり熱くして飲んでも体を冷やし体の機能の低下を招く。新茶や緑茶を避け焙じて温性を与えてから飲むほうが幾らか良い。

お茶はVitCやカテキンなどの有効成分があると言うが、タンニンやカフェインもある。お茶の渋味はタンニンで、長く浸出したり煮出すとさらに濃くなる。これは上部消化管の内壁を刺激し、口腔、食道、胃癌を誘発する。このように、業界また業界関連の研究者の研究と正反対の証拠も得られている。カフェインは中枢を興奮させ、それが疲労回復によいとされるが、逆に興奮しやがて弛緩を繰り返すことが副作用ともなる。イライラ、不眠、不安、心悸亢進などの症状はカフェインの副作用として薬理学では常識である。お茶が優れているとはいえ、その負の面を記載しないのは単に宣伝広告と言わざるを得ない。

お茶のカフェインの被害は相当酷い。神経症や不眠症を始め体調不良のとき飲めば不眠や不安が増幅される。若い頃や元気なときは、お茶を飲まねば逆に眠れなかった人も病気になると、たかがお茶程度が不眠の第一原因となる。かって飲んでいてなんともなかっただけに、お茶が原因とはなかなか気付かない。睡眠薬を服んでいる人にお茶を止めるようアドバイスし、薬なしで眠れるようになった症例をかなりの数、経験している。「お茶が不眠の原因だったのですね」と喜ばれる。お茶が好きで絶対に飲みたいのであれば、食後、薄く熱くして、少しにしておくべきである。これは健康な人も変わらない。病人や虚弱者であれば、午後からお茶は飲まない方がよい。それが夜の就眠時まで応えることもある。また業界の宣伝を守って食後に何杯も飲めば、胃液は薄まり胃壁は収斂し消化に著しく悪い。収斂すれば気の巡りも妨げられる。空腹時はなおさら消化管の粘膜を傷める。飲むなら食後少量を守りたい。

以上はオーガニックのお茶の話である。お茶の問題はこれに止まらない。お茶は栽培時、かなりの農薬を使用し、農薬が雨などで流れないように糊状の展着剤を混ぜる。農薬は残留し、茶葉は洗わずそのまま加工する。そのとき見栄えや味覚を増すための添加物も混入する。例えは悪いが、このようなお茶を、深山の湧水とか、30万円もする浄水器から出てくる超イオン水などで飲んでも、体は喜ばない。

お茶だけではない。嗜好飲料は特に摂取に注意を払わねばならない。コーヒーの事にも触れておきたい。コーヒーはお茶と同じくカフェインを含有する。しかしその被害はお茶をはるかに凌駕する。カフェイン以外に興奮性の物質が含まれている。これも神経・消化器・心臓血管系を刺激する。そしてお茶以上に習慣性が強く1日10杯くらいわけなく飲むようになる。コーヒーは強力な薬物と考え禁ずる治療家もある。参考までに、以下のような症状、疾患にコーヒーは良くないという。片頭痛、不眠、不安、不整脈、冠動脈疾患、血清コレステロールの高い人、高血圧胃腸疾患、泌尿器疾患、前立腺疾患、乳腺症、月経前症候群、緊張性頭痛、、、コーヒーを1日10杯以上、或いは30〜60分毎に飲んで居る人は意外に多い。コーヒー豆も安く、手軽に飲める嗜好飲料として定着した感がある。自動販売器の缶コーヒーを飲むと大量の砂糖の害も受ける。よくよく注意がいる。

この他にも烏龍茶、紅茶、栄養ドリンク、風邪薬、チョコレート、清涼飲料水などカフェインを含む飲食物には注意を払いたい。

 
茶は冷也。酒は温也。酒は気をのぼせ、茶は気をくだす。酒に酔へばねむり、茶をのめばねむりさむ。その性うらおもて也。
いずれも嗜好飲料である。ほんらい体を造ったり、生きるため必要なエネルギーとなるものではない。しかしその性質と働きを知って使うなら有用な働きが期待できる。食物よりやや性が強く薬物に近いものかも知れない。

茶は冷やし、酒は温める。酒の陽気を下げるのにお茶を飲むのは良いが、元々飲まないで済むものを飲んで、その対策をするより、飲まないでおくほうが賢明である。飲んだだけ体は消耗する。しかし、また飲酒や飲茶も楽しいことで、ときに楽しむのまで養生の対象とするのは野暮である。

 

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