メガドライブ・ゲームレビュー(RPG)


TPMS|RPG|ACTSLGSTGADVPZLSPTetcSS

         タイトル評点
ファンタシースター2〜還らざる時の終わりに81点
時の継承者ファンタシースター377点
ファンタシースター〜千年紀の終わりに93点
シャイニング&ザ・ダクネス
82点
シャイニング・フォース〜神々の遺産92点
シャイニング・フォース2〜古えの封印80点
ランドストーカー〜皇帝の財宝
82点
LUNAR THE SILVER STAR96点
LUNAR ETERNAL BLUE98点
スーパーハイドライド63点
ソーサル・キングダム47点
3×3EYES68点
ロードス島戦記54点
惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド51点
ソーサリアン79点
ヴァーミリオン76点

ファンタシースター2〜還らざる時の終わりに
このゲームでスゴかったのは、やはり戦闘シーン! 今となっては物足りないかもしれないが、敵と味方が入り乱れて戦うシーンは圧巻だった!

このゲームは、ある謎が解けなくてゲームが詰まり、ルツに会えないまま主人公のレベルが三十路を軽く越えてメギドまで覚えてしまったのだ。まるで、1のルベノ号乗れないよ状態だ(笑)。

ボス敵は流石に強くて、各々に苦戦を強いられたが、やはりダークファルスが一番厄介だった。味方を悪に染めてこっちの言うことをきかなくしてしまうのだ。これには全く防御しようがなくて、ほとほと困り果てた。後は、敵がカタすぎること。これはシリーズ1を誇るだろう。

他には、一般的な不満としては二重スクロールを強調したかったのか、ダンジョンでは必ずと言っていいほどダンジョンとプレイヤーの間に配管やら霧などの障害物(そんなに邪魔ではないが、気になるらしい)があったことだ。これは僕はさほどにも感じなくて、むしろ「二重スクロールだ、すげー!」という感動すら憶えた。

このゲームで好きなBGMは主人公の自宅で流れる音楽、その名もズバリ「マイホーム」だ!

それにしてもとりあえずやり終わって一言… 「還らざる時の終わりってなんだったの…」エンディングもハッピーエンドかどうか、よくわかんなかったし…

時の継承者ファンタシースター3
2の発売より一年、大々的にキャンペーンも張って発売された3の評価はシリーズ最悪のものだった。そう、これも一般的には… 僕としてはなかなか気に入っていたのだ!

まずは敵キャラの芸術センス爆発のデザイン! 中にはこいつどうやって攻撃してるんだ?というものもいる(そう、お前のことだ〜ナーギ系!)。でも、今から考えるとこれはEVAの使徒にも通じるものがあり、結構すごかったりする。もしかして時代を先取りしていたのか!?

それに味方キャラも結構気に入っていたのに… 中でも笑ったのはやっぱりダンでしょう。こいつはどう見ても九工大OBのMr.マ◯ック(栗間太澄)だった… それからリンの節操のない強さも当時のマイブームだった。こいつは三代目でも十分に通じる実力の持ち主だったのだ。

そう、三代目というキーワードが出たところでこのゲームの最大のウリである、マルチストーリー・マルチエンディングについて説明しよう。実は初代主人公のケインで最後の敵を倒すと、二人の女性のうち、どちらかと結婚ができるのだ。そして次はその子供が活躍することとなる。二人の女性、マーリナとリナは実は2つの相反する勢力の姫で、そこから話は大きく二つに分かれてしまう。そして、こういうことがもう一回起こってしまうのだ。つまり三代目まで話が続き、話が4つに分かれてしまうことになる。当時は、4つのエンディングの早解きキャンペーンが行われ、忘れた頃に応募者賞のテレカ(1、2、3のボックスアートの三枚)が当たったことがあるのだ。

そして忘れてはならないのがシーレンの変身シーンだ。こいつは本当に驚いた。変形ロボットマニア必見だろう。♪デンドンデンドン…というBGMでキャシーン!と変形するのだ。

それから、難を言わせてもらえば戦闘シーンがマイナーチェンジしてしまったのは残念だった。2ではマイキャラたちも画面に出ていたのに3では斬りつけしかやらないのだ。しかも、武器が兵士の剣だろうが最強のネイソードだろうがグラフィックが同じなのも、ちょっと…な出来だった。これでは1以下ではないのか?と思った。全体的に敵の動きも大したことないし、テクニックも回復系と初代でのライルのザンぐらいしか役に立たないのや三代目のシナリオがあまり変わらないのも、ちょっと…ねぇ。最後の敵が同じだから仕方ないのかもしれないけど… 工夫次第ではもう少し一味違った面白さが出せたんじゃないのかなぁ。

ファンタシースター〜千年紀の終わりに
3から3年以上、1からは丁度6年後に発売されたのが完結編、「ファンタシースター〜千年紀の終わり」にだった。まず、言わせてもらいたい。このゲームで好きなBGMはマシンバトルの音楽「cybernetic carnival」だ。とにかくこの音楽は歯切れが良い。後は「take off! randeel」かなぁ。これはサウンドテスト(最初にメニューを選ぶ時にBボタンを押す)で聴かない限りは1ヶ所(リュクロス到達イベント)しかフルコーラスを聴けない珍しい曲だ。このソフトはシリーズの集大成だけあって、セリフや音楽の端々に色々なファンサービスが見えるがダンジョンBGMは元のFM音源の方がよかった気がする…

このゲームの戦闘シーンは基本的には2のシステムをメインに採用しているが、味方の攻撃の組合せで違った効果が得られるコンビネーション技があるのだ! 全部で15ぐらいあり、殆んどは自力で見つけなければいけなかった。その中では半分ほど見つけたが、その他のってちょっと想像がつかない組合せばかりだったので見つけられなくても無理ではないな、と自己満足をしていた。特にリーサルイメージ(デスサイズ+イリュージョン)は使用期間が非常に限定されてしまう。ヘタするとデスサイズ憶える前にライラが戦線離脱することもあるし…

ゲームの難易度は割と軽めでよほどのことがない限りRPG初心者でもクリアできるだろう。また、所どころに散りばめられるマンガのコマ割式のビジュアルシーンもなかなかのものだった。キャラの表情もイキイキしてたし…
ルディ    阪口大助
ライラ    折笠愛
ファル    丹下桜
スレイ    矢尾一樹
フォーレン  速水奨
ハーン    森川智之
パイク    高木渉
フレナ(パナ)井上喜久子
ラジャ    北村弘一
シェス    久川綾
と、得意のキャスティングをしてしまいそうだ(もうしてるって)。

エンディングもそんなに凝ったもの、というわけではないが妙に泣けてきてナイス!といったところだろう。ちなみにこれは、単体だけでも十分遊べるが全シリーズを通してやった方が17.42倍は感動するだろう(数字に深い意味はない、わかってるよね)。マシンバトルもいきなりこのゲームから始めた人は単なるメカ戦にすぎないが、1をやった人にとっては感涙モノだしアトマイザー買い放題(3にもあったが、こっちが自由度が高い)というのも同じだろう。

最後に、ちょっとハイテクを教えよう。最後の戦いで5人目を加えずに出来るだけレベルを上げておこう。5人目候補の5人(誤解招く言い方だなぁ、一応ハーン、パイク、フレナ、ラジャ、シェスの5人だけど)のレベルが上がった状態で仲間に加えられる。これは、5人目を加えてからレベルを上げるより遥かに効率がいいのだ。

最後の最後にワイヤーダインとアースロポッドの合体も変形ロボットマニア必見だ!

シャイニング&ザ・ダクネス
記念すべきシャイニングシリーズの第一作。当時一番宣伝が派手だったので買ってみたが、なかなかの出来だった。

かなり体感度が高く、世界観が狭い反面演出が凝っていた。社長であり、プログラマーでもある内藤寛がドラ○エのスタッフであったせいか、戦闘中の展開が妙にドラ○エっぽかった。また、当時はスーファ○が出回って間もない時期だったために対抗したかったのだろう、城や町に入るシーンではドット拡大されるのだ。酒場もなかなか賑やかで良い。町の中では酒場から遠ざかると音楽が小さくなり、近付くと大きくなる。酒場に入ると音楽は最大になるのだ。こうゆう細かな演出も見逃してはいけない。買物でアイテムウィンドウが出て来ると店の人が色々な反応をしたり…とかもね。

主人公のレベルが70以上になると、対クリスタルウーズ(メタルスラ○ムのようなモンスターで、倒しにくいが経験値が高い)用の掘出し物がぞくぞくと出てくるが、もうその頃にはとっくにメフィストは倒してるっつーの!

それからワーウルフの騎士のハッシュをもう少しストーリーに絡めて欲しかった… カッコよかったのにぃ。

最後に…幻惑の剣って知ってる? どうもよく分からないが、アークデーモンを倒した時に一度だけ手に入れた記憶があるんだけど… 確か攻撃力は光の剣よりも高かったような気もする。まぁ、そんな武器は呪われてるってオチが必ずついてるんだろうけど…

シャイニング・フォース〜神々の遺産
このゲームを最初に買った時は、シャイ・ダクのようなRPGを期待していたが、これはいい意味で期待を裏切られたと思う。

少し難を言わせてもらえばキャラがどんどん仲間に加わるのはいいんだが、ほとんどそれっきりドラマに関わってこないのでそこが残念だった。もう少しドロドロと絡めてほしかったなぁ。攻略本には色々と裏設定もあったりするし。その中の一つとして、ディアーネとタオが実は姉妹で、末妹のウェンディというキャラはGG版の外伝に出て来る…というものがある。後は、レベルアップすると強制的にEXPがゼロに戻されるのはちょっとねぇ…

そういうこともあったが、ゲームとしては本当によく楽しめ、後で掘り出し物アイテム(力のワインや元気のパン等)が増殖可能だと知ってからは、それらを増やしまくって「ヨーグルト最強化計画」と称してヨーグルトにビシバシドーピングをさせていた。ヨーグルトって、HP1のままだと気付かないんだけど、魔法攻撃を食らっても半分しかダメージを与えられないというオトクなキャラだったりするんだなぁ。

また、キャラの名前を三国志のキャラ名に変えたりして楽しんだりもした。ふう…

シャイニング・フォース2〜古えの封印
シャイニング・フォースの第2作、と言いたいところだがその間にGG版で2作出ている。ゲームをやっていくと1とはあまり関係がないようだが、その繋がりはGG版のFINALで明かされることになる(特にカインのファンは大ショックだろう、ふふふ…)。

まぁ、それはさておいてゲームシステムもGG版で加わった一覧表が採用されてそれなりに使いやすくなっている。だが、ゲームバランスが少々悪く、終盤近くになってくると敵の攻撃力がバンバン上がっていき、攻撃力??(100以上)という敵がゴロゴロ出て来る。こっちもステータスを最高にする裏技は知っているが、少々のリスクを覚悟しないといけない。

なお、このゲームではキャラごとの勝敗もチェックできる。ちなみにクリードの館で4人から1人を選ぶ時は僧侶のツィッギーを選ぼう。多分僧侶がサラ1人だから選ぶ人は多いだろうが、彼女のサポートの魔法はメチャメチャ重宝するぞ。オーラだって割と早く使えるようになるし…

最後にこのゲームで好きなBGMはゼオンが攻撃する時のテーマ「悪魔王の咆哮」だ!

ランドストーカー〜皇帝の財宝
クライマックスの内藤寛が作ったシステムDDS520による立体空間でのアクションRPG! 斜め主体の移動方法に最初は戸惑うかもしれないが、動かすだけで楽しくなる操作感により、すぐに慣れてしまうと思う。

このゲームは他のRPGと違ってレベルといった要素が無く「いのちのもと」いうアイテムで最大HPを上げていき、最大HPに応じて攻撃力が上がっていくようになっている。言っておくが「いのちのもと」と言っても「ゼンダマン」じゃないぞ。この「いのちのもと」はダンジョンに隠されているのが殆どで、ストーリーにそぐわない力を手に入れさせないようになっている。その辺の配慮はいい。

アクションもあるが、立体パズル的な謎解きもあったりしてなかなか楽しい。BGMも良い。エンディングの後のスタッフロールは洋画調となっていて個人的に気に入っている。

LUNAR THE SILVER STAR
この名前はゲームを手に取る前にも何度か見かけたことがあり、いつも中古ゲームの片隅にちょこんとあったのだが、ソフトカタログの「井上喜久子を起用」の8文字はこのゲームを買う理由の95%を占め、気付いたらいつの間にか(?)それは手元にあった(万引きしたわけではない、念のため)。

金曜日に手に入れ、夜も昼も殆どぶっ続けでやって日曜日の昼にエンディングを迎えることができた。ちなみに次の日からは期末試験だった。

ゲームを通して思ったことは、まず音楽がいい!ということだ。全体的には静かなんだけど、とてもキレイなのだ。僕の個人的な好みではメリビアの街のBGMがよかったかな? シナリオもすごくいい。

難を言えば声優陣とビジュアルシーンの不足だろう。全体的にグラフィックも少し暗めだったかなぁ。

それから、LUNARシリーズの特徴は台詞がものすごく多いことだ。イベントが起こる度に町の人々の台詞が次々と変わる。この量は本当に特筆に値する。これが、この作品の奥深さとなっているのだろう。

LUNAR ETERNAL BLUE
LUNARの続編はLUNARを完全に越えていた。まず、オープニングからビジュアルがバシバシと動いていた。要所要所にも容赦なくビジュアルの雨が襲いかかる。もちろん質もバッチリだ。声優陣も超豪華キャスト揃い(もちろん喜久子さんも出てる)でおまけCDまで付くサービスの良さだ。

全体的に前作で少し暗めだったグラフィックは明るめになり、音楽も増えた。容量の関係でPCM音源だが、これは仕方ない。その代わり、音楽の種類も多彩になり、何よりも魅力的な音楽だった。ゲームとは思えない程に(倒置法)。LUNARの持ち味でもある台詞の豊富さもそのまま、いや、前作以上と言ってもよい。全体のシナリオも非常に良く、このゲーム以上に感動したものはないだろう。最後にクリアした後もまた、ゲームの続きがあったのも意表を突かれた。その時本当に思ったね… あれだけ感動させときながら、まだ感動させるつもりかと。

一番好きなシーンはガレオンとヒイロが最初に戦うシーンで、ガレオンの「ほほう、なかなか」という言葉で一気に納谷さんのファンになってしまった(実際にはその台詞は画面に表示されただけで喋らなかったが)。このイベントはポケコンRPG「三國志趙雲子龍伝」でそのままパクっている。

他にはキャラ的にはジーンも気に入っている。システムにも細かい陣形や戦闘パターンを設定できたりしてパワーアップが図られている。敵の攻撃前の前ポーズというのも戦略性を持っていていい。前作の弱点は全てフォローして、いいところはさらに伸ばすといった理想的な続編となっている。一つ残念なことは、アクセスに少し時間がかかることだ。これさえ無ければ本当にパーフェクトだった。

ちなみに、ここで少し話題が外れるが、ライナスをなかなか倒せない…という人は多いはずだ。特に暗躍闘殺法は分かっていても、運が良くないと攻撃が当たらない。実は確実にそれを破る方法がある。それは、ジーンに乱舞系の技を憶えさせることだ。闘将乱舞でも十分だ。ライナスが暗躍闘殺法の前ポーズをとったら、すかさず乱舞を使ってみよう。そのターンの終わりに、ジーンの気で作ったジーンが見えないライナスに攻撃をヒットさせているはずだ。これで勝つ確率はグンと上がる。

さて、話を元に戻そう。もう一つ、個人的に欲を言うとバルガンでも戦えるようにして欲しかった。ゲームバランスが崩れるのは自分でも分かるが、白竜砲をぶっ放してみたかったし… 最後にヒイロを演じてる緑川光さんはガンダムWでもヒイロという役(しかも、どっちも主役)を演じているが、性格は全然違う。

スーパーハイドライド
このゲームは時間的概念や重量などを取り入れて現実的なゲームシステムに見えるが、これがかなり煩雑で、キャラの動きもカクカクしていたのでちょっと見づらかった。

個人的にはバランス的に言えば最初に僧侶を選ぶのがいい、と思う。ただ一つ、BGMがなかなかよく、確かサントラも出てたハズだ。

それから最後の敵ガイザックが倒せない… 足止めはできるのだが、それ以上のことができない。誰か知ってたら教えて… と書いていたが、後輩の下川くんが情報を教えてくれたおかげで倒すことができた。ありがとう! ちなみにエンディングを見た後に音楽堂に行くと、エンディングビジュアルをまた見られるようになるぞ!

ソーサル・キングダム
このゲームは戦闘面ではタクティクスを使用しているが、これはイマイチだと思う。実際には1対1の消耗戦をやってるので戦略性があまり無いのだ。

シナリオは悪くないんだが、キャラクターの魅力もあまり高くなく、少し消化不良気味になっている。行動範囲もあまり広くないので自由度も低い。文字も少し読みづらいものがある。頑張ってはいると思うんだけど…

3×3EYES
言わずと知れた3×3EYESのゲーム版である。このゲームはオープニングから最初の戦闘までが異様に長く、そのオープニングとエンディング以外のイベントではビジュアルが入らないのだ。

僕は原作を読んだ事はないからよく分からないが、原作を知らなくてもプレイしていく度に話は大体分かってくる。が、余計な要素までも入ってくる。これはどう見てもオリジナルだろうというイベントがメジロ押しなのだ! だって、諸葛亮孔明が作ったロボットと戦ったりするんだよ。そのせいか、原作9巻までを元にしたこのゲームは実際にプレイすると20巻分はあろうかというボリュームで迫ってくる。

どうでもいいのだが、携帯電話は消耗品じゃないだろう! それにフィールドグラフィックもどうにかしてくれ。イベントシーンではグラフィックと音声がアンバランス(タイミングが合ってないわけではない)になっているじゃないか! あれではどう見てもグラフィックが音声につり合っていない。

最後にエンディングの音声を生音にしなかったのはネタばらしにならずにすんでよかったと思うが、少し爽やかすぎた…

ロードス島戦記
RPGの正統派小説ロードス島戦記もゲームになった。要所要所にはOVAから取り込んだアニメーションが流れるが、もう少し取り込みの粗さを抑えて欲しかった。

戦闘はシャイニング・フォースの様にタクティクス風なのだが、イマイチ迫力に欠ける。装備品も原作に忠実なラインナップだが、そのためにインパクトのあるものが無かった。行動範囲も狭く、謎解きもあまり楽しめず、回復魔法で経験値が稼げないというのは僧侶のエトにとっては致命的だ。

最後も何か訳の分からない終わり方でどうも不満が残った。ちょっと、「とんだ一杯くわせ者」って感じかなぁ。

惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド
MEGA−CDと同時発売のRPGだったが、出来はハッキリ言って悪い。当然評価も悪い…のだが、少しフォローをしておこう。

まず、ゲームシステムは本当に悪いのだが、歌は好きだ。2章と4章は歌がバックに流れるアニメーションだけなのだが、この構成は悪くはないと思った。それから、声優陣も割と豪華で世界観もなかなかいいとは思う。EDで全キャストくらいは公表すべきだと思う。大体は分かるが… ただ、フィールドグラフィックと町のBGMはどーにかして欲しかった。

ソーサリアン
職業数60、魔法数120のRPGである。

まずキャラクターを作り、パーティーを編成して冒険(10シナリオ)に出発するわけだが、メガドラ版はシナリオがそれっきりしかないために、シナリオの1つ1つが少し意地悪なものになっている。BGMは、幾つかの候補の中から厳選されているために良い作りになっている。これも、どうでもいいのだが寺院はあまり必要ないと思う…

キャラクターは10人まで作れるのだが、実際は4人で事が足りてしまう。それから、装備の魔法のかけ方の法則が未だによく分からない…

ヴァーミリオン
このゲームはいきなり(育ての)父親の死からゲームが始まる。いきなしヘヴィーな展開だ。

フィールドやダンジョンは3Dになっているが、ハッキリ言って少し見づらい。ファンタシースターを少し見習って欲しい。後は街のなかでの主人公の動きが少しトロいのも気になったかなぁ。

戦闘はアクションになるが、その時の主人公が海援隊の時の(つまり長髪の)武田鉄矢に似ている(笑)、と某攻略本に書いてあった。このゲームは店の冷やかしの時の店主の文句のつけ方が、業界一悪い(というより、他のゲームが善良過ぎるのだが…)。

とにかく、独特のエッセンスを持った作品でBGMの良さはメガドラ屈指だった。何せタイトルの時に稲妻がスパーク!だもんねぇ。